2007年09月05日
発売おめでとうございます二年前、田村尚也(著)&野上武志(イラスト)による「萌えよ戦車学校」が異例のヒットを記録してから、これに続けとばかりに萌え系軍事本が溢れ出しました。最近ではとうとう、システムソフト・アルファが「大戦略」シリーズをベースに「萌え萌え2次大戦(略)」なるゲームを出す始末。ブームといえばブームなんでしょうが、2匹目の泥鰌を狙った粗製濫造も多くて、何かが違う気がする・・・と思っていた矢先に、遂に真打ちが登場します。

イカロス出版、狂気の計画。内田弘樹 (著)&EXCEL (イラスト) がお送りする、独ソ戦解説本「どくそせん」が9月7日に発売されます。EXCEL氏曰く、「多分イカロス出版の萌え本シリーズの中で一番萌えない本になるんじゃないかと思います」だそうです。それなら私的に期待大だ、と盛り上がっていたところ、しかしその実態は私の想像を絶する恐るべきものでした・・・。



どくそせん
注:この帯はコラではありません。



一等自営業先生ッー!!!

なんてこった・・・イカレス出版、どうやって小林源文先生のお墨付きを・・・ということは、「黒騎士物語」の登場人物をパロディにして登場させる許可を得ていると・・・つまり、


どくそせん バウアー


この二人は同一人物(バウアー)なのです。(無理が通れば道理は引っ込む)


真面目な人に刺されそう


いやいや、そのぐらいの覚悟はしないと。(でもセンセが自ら許可したのだから大丈夫?)

さてはて、その中味は・・・


どくそせん


ちゃんと戦争してますよ。EXCEL氏に言わせるとギャグネタも多いそうですが、独ソ戦についての流れを初心者向けに分かりやすく紹介する、真面目な本だと内田弘樹氏から聞いています。「萌えよ戦車学校」もそうでしたが、外見からするといい加減なように見えて、実は中味の造りはしっかりしているからこそヒット作品になったのだと思います。「どくそせん」はそれ以来のヒット作品になる可能性を秘めている・・・と良いですねぇ。それにしても一等自営業先生描き下ろしのバウアー帯は強烈なインパクトです。こんなのアリなのか。



表紙書籍の紹介
どくそせん

どくそせん

著者: 内田弘樹, EXCEL
価格: \1,700
言語: 日本語
サイズ: A5版
出版社: イカロス出版
ISBN-10: 4871499634
ISBN-13: 978-4871499637

Amazon.co.jp


なおAmazonでは8/31に発売された事になっていますが、実際の発売日は9/7となっています。


21時24分 | 固定リンク | Comment (136) | 雑談 |

2007年09月09日
8/10、kamayanさんから喧嘩を売られる。


■「日本人でよかった」@丸川珠代+安倍晋三を擁護している売国的恥知らずたちを晒し者にする:カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの虚業日記
日本人でよかった」というバカキャッチコピーhttp://d.hatena.ne.jp/kamayan/20070809#1186585362を支持擁護している、日本を第三世界並のレベルに引き摺り下ろそうとしている売国的恥知らずどもを晒し者にする。

ここ↓

http://obiekt.seesaa.net/article/50642392.html 週刊オブイェクト

我がブログへの「炎上」は歓迎する。さあ来い国賊ども。


8/12、kamayanさんの作戦が始まる。


■西村幸祐が「ジャーナリスト」ならば、トンボ蝶々も鳥のうち:カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの虚業日記
西村幸祐が「ジャーナリスト」を名乗れるなら、俺だって「ジャーナリスト」だ。この「週刊オブイェクト」でのコメントに関して、JSFさんに質問があり、取材をしたいので、よろしくお願いします。掲載雑誌は『進歩と改革』を予定しています。お時間をいただけないでしょうか? 取材拒否して逃げたりせずに、今回の煽り記事の件も含めて、取材時に説明責任を果たして下さいますよね? もちろん快諾してくれますね?

それと「名無しT72神信者」さん、「(・∀・)ニヤニヤ」さん、「うわわ」さん、「ambivarenz」さんにも同じく取材依頼しますのでよろしくお願いします。もちろん快諾してくれますね?


9月9日、kamayanさんから泣きが入る。


■JSF氏とその周辺へ:カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの虚業日記
JSF氏へ

ウチのブログに駄文を書かないでください。私の「質問」への回答を下さるのならともかく、そうでないのなら、君は私の基準での取材を拒絶したんですから、これ以上ウチのブログに粘着されるのは迷惑です。君の脳内勝利宣言は、君のブログでやってください。


8/10の記事の炎上歓迎発言は一体何だったのでしょうか。
ちなみに「質問」には既にコメント欄で回答済みの筈です。


とりあえず以上が大まかな紹介。これから魚釣りに出掛けて来るので、経緯の詳細な説明は帰ってから行いますね。

〜〜帰ってきました。それでは経過説明です。


●8/10、kamayanさんが喧嘩を仕掛けてきたワケ

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://obiekt.seesaa.net/article/50642392.html
>2007年08月10日 kamayan ここからのアクセスが多い。「日本会議」系?

kamayan氏は当ブログからのアクセス流入の多さから、記事で紹介されたものと思い込んだようです。しかし実際にはコメント欄で紹介されていたに過ぎず、私からkamayan氏のブログにリンクを張った事実はありません。ところで「日本会議系?」って何の事ですか?


●8/12、kamayanさんが作戦を開始してきたワケ

8/10、kamayan氏は「さあ来い」と言いながら、当ブログにトラックバックを送らずコメント欄にも現れませんでした。それは上記の様な勘違いがあった為です。意思疎通が出来ていない事を伝えると、kamayan氏は御自分のブログで8/12の記事を書き、同日中に当ブログにも降臨して「取材返し作戦」を行ってきました。


●8/12以降、kamayan氏の作戦に対する対応

8/12
JSF:同日中に取材依頼を快諾。取材方法はネット上を指定。
kamayan:面談取材に応じて欲しい、と要求。
JSF:そのような事は前以て指定されていない、と返答。
サスケット:名無しT72神信者の一人として面談取材を快諾。

8月中旬〜下旬
kamayan氏の居住アパート取り壊しの為、引っ越し作業。
私(JSF)は秋葉デモ運営陣の襲撃計画への対応と後始末。

9/2
サスケット:取材の件はどうなったのかと問い掛け。

「単に取材目的ならJSF氏の快諾を蹴って面談にこだわる必要など何もないし、逆に面談こだわる理由があったとするなら私(サスケット)を放置する理由がなくなる」

JSF:同上。
kamayan:私(JSF)に対し、面談の件について問い掛け。

9/3
JSF:サスケット氏の説明を分かり易く再度説明。
kamayan:『「サスケット」とは誰ですか?』と発言。
サスケット:すっとぼけるなと激しく追及。

9/4
kamayan:「話が見えません」と更にトボケる。
JSF:状況を詳しく説明。

9/8
kamayan:私(JSF)の要求したネット上取材に応じ、質問を行う。
JSF:質問内容の矛盾点を指摘。


●9/9、kamayanさんの泣きが入ったエントリがUP。

前日の9/8の私(JSF)の書き込みで8/12記事のコメント欄が満杯になり、新規投降が不可能になった為、kamayan氏は新エントリ「JSF氏とその周辺へ」をUP。やり取りは9/8の続き。そして最終的に以下のようになりました。



JSF 『>JSF氏は「インターネット上の取材が成立する」と
>の立場のようだから、JSF氏の考え方に今回は原則
>的に合わせることにする。つまり面談は不要だという
>考え方に。ならばJSF氏以外との面談も不要である。

カマヤン氏はサスケット氏からの面談取材から逃げた、そういう解釈で宜しいですね。

カマヤン氏、貴方は他者に対し面談取材を要求していました。一方、私は誰にも面談取材など要求していません。つまり結果的に、

>他人へ要求したことを自分自身が要求されたとき、
>他人に要求したのと同じ水準で実行できるか否か、
>がその全てですよ。

今回の件で、「他人に要求した事を同じ水準で自分が実行できなかった」のは、カマヤン氏唯一人です。』


結局、kamayan氏の取材返し作戦はkamayan氏自身にブーメランとなって返って行きました。そして以下の様にkamayan氏の主張の勢いは急速に衰えて行ったのです。

8/10 『我がブログへの「炎上」は歓迎する。さあ来い国賊ども』

9/9 『これ以上ウチのブログに粘着されるのは迷惑です』

結局、8/10の宣言は虚勢に過ぎませんでした。
05時23分 | 固定リンク | Comment (196) | 議論 |
2007年09月12日
前回紹介したkamayan氏ですが、実は6.30アキハバラ解放デモについて以下のような不思議な言動を行っています。


カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの虚業日記 - 2007-06-30
ところで、上記を本日まとめたのは、昨日〔ではなく30日だった。訂正〕、オタクによるデモが挙行され、でもってweb上に警察筋と思われる、少なくとも警察筋による分断工作の教科書的記述そのまんまなデモ誹謗文を散見したことを苦々しく思ったからである。万が一、警察筋から金をもらっているわけでもないのに素で書いているのなら、お前はどれだけ警察並びに警察情報広報媒体であるマスゴミに洗脳されているのかと。デモ参加された皆様、お疲れ様。次の機会があったら私も参加する。


この記事の投降日時は記事個別タイトル後尾にある通り、6月30日の午前05:50です。早朝の5時50分に書かれています。(はてなDは24時制で表示、午後5時の場合は17時で表記)そしてこの記事で後から追加された部分は〔ではなく30日だった。訂正〕の部分だけです。つまり、



ところで、上記を本日まとめたのは、昨日、オタクによるデモが挙行され、でもってweb上に警察筋と思われる、少なくとも警察筋による分断工作の教科書的記述そのまんまなデモ誹謗文を散見したことを苦々しく思ったからである。万が一、警察筋から金をもらっているわけでもないのに素で書いているのなら、お前はどれだけ警察並びに警察情報広報媒体であるマスゴミに洗脳されているのかと。デモ参加された皆様、お疲れ様。次の機会があったら私も参加する。


これが6月30日午前5時50分に記事として上げられた文章になります。しかしデモ行進は6月30日午後2時半に開始予定であり、kamayan氏の記事が上げられた時点では挙行されていません。「デモが挙行され、でもってweb上に警察筋と思われる…」という書き方だと、“でもって”という言葉の用法から、デモが挙行された事に対して警察筋からの批判が行われたように読めますが、しかしまだこの時点でデモは行われていないわけです。

単に文章の書き方が悪かっただけで、6/30以前からデモ誹謗文を目にしていたのだ・・・というのであれば、どうしてその時点でこの記事を書かなかったのか、という点が気に掛かります。デモが行われるのを待って、その後に「以前の批判」について言及しようとしたのだとしたら、デモ運営陣への援護としてはあまり意味が有りません。

実際問題として、デモ挙行以前にはplummet氏が精力的にこのデモについて追っているくらいで、その他に目立った批判的な記事はありませんでした。(追い始めたのは「早稲田の論客」氏が最も早かったが、何故かあまり注目されず)plummet氏の次にやまざき氏が動き始め、神聖マルチ王国はデモ挙行後にこのデモについて記事にしています。

つまりネット上で「デモ誹謗文を散見」するくらいに批判が高まっていったのは、デモ挙行後に2chなどの掲示板でこの事が報じられ、多数の人の目に触れて以降の話です。そうなるとkamayan氏の言う「警察筋による分断工作」とは、一体何処のサイトでのどんな発言を指していたのでしょうか?
23時48分 | 固定リンク | Comment (27) | 議論 |
2007年09月13日
kamayanさんを擁護しているkinghuradanceさんの面白い言動を紹介したいのですが、今回は直接リンクせず他のサイトを中継してお伝えします。


■[kamayan]怪電波発信源援護射撃の弾幕の中にこそ活路を見出す!:孤高
存分に背中に援護射撃を浴びたので、こんどは怪電波発信源に向き直って前面被弾という戦略に転換している模様です。無論隊長は追撃の手を緩めませんが。

しかし悪魔の証明屏風返しww


kinghuradance 『ここは私が怪電波を飛ばすために開いているサイトです。』

・・・もうソレしか手段は残されていないわけですか?

kinghuradanceさんは他に「ブログのアクセス数が久しぶりに500を超えました。自分自身にガソリンをかけて火をつけてみた甲斐があったものです。ありがとうございました。」とも発言しており、カマヤンさんとは違った意味での炎上歓迎はある意味マゾプレイであり、喜ばすのもアレなので、中継ポイントとして孤高さんの所の記事を使って紹介しました。孤高さん、すいません。

・・・そもそも相手先のブログタイトルが「キングフラダンスの恍惚と快楽。」で何なのか気付くべきだったか。


今回の件の被害者↓

「この人たちは相手にしないほうがいいリストだそうだ」

kinghuradanceさんの「怪電波」発言前↓

「この人たちは相手にしないほうがいいリスト」

kinghuradanceさんの記事の「リスト」↓



・JSF

・サスケット

・鮫島

・黒崎

・きっこ

・二階堂



このあたりの人物は、ある団体の意思を受けてネット上の世論操作を行ったり、特定のブロガーを攻撃することを行っています。彼らの語っていることをまともに受け取る必要はないと思っています。



私とサスケットさんを、こんな人たちと同列に扱うのは幾らなんでもおかしいでしょう? 「ある団体の意思を受けて」って何処ですかそりゃ。怪電波マジ勘弁。kanoseさん、ブクマのコメントはもうちょっとよく考えてください、頼みますから。(言い切らずに伝聞形式なら良いって問題でもないと思う)
00時38分 | 固定リンク | Comment (29) | 議論 |
2007年09月14日
ロシア軍が新兵器を開発しました。愛称は「Папа всех бомб」(パーパ・フシェフ・ボーンプ)、“全ての爆弾の父”です。(公式名称はまだ無い)


最大の破壊力「真空爆弾」投下実験に成功…ロシアが発表 [9/12 読売新聞]
ロシア空軍参謀本部のアレクサンドル・ルクシン次長は11日、露テレビ局「第1チャンネル」の番組で、通常兵器では世界最大の破壊力をもつ「真空爆弾」の投下実験に成功したことを明らかにした。


以上は読売新聞の記事です。そして以下はロシアの経済紙「ヴズグリャート」の記事です。(ロシア国営放送第1チャンネル提供の動画もあります)


Папа всех бомб (ВИДЕО):全ての爆弾の父(動画) [9/12 ВЗГЛЯД(ヴズグリャート)]
Самую мощную вакуумную бомбу в мире, соизмеримую по эффективности с ядерным боеприпасом, испытали в России. Взрывчатое вещество, использованное в новой бомбе, имеет большую разрушительную силу, чем тротил. У этой авиабомбы пока нет официального названия, лишь секретный шифр. Российская авиабомба существенно превосходит американский аналог по всем параметрам.
(ロシアは世界で最も強力な真空爆弾をテストしました。それは核兵器に相応する威力があります。新型爆弾の爆薬は、通常のTNT火薬よりも大きな破壊力を持っています。この航空機搭載型爆弾には、まだ公式名称がありません(秘密の通称だけある)。このロシアの航空機搭載型爆弾は、全てのパラメータに置いて大幅にアメリカの類似物を上回ります。)


ロシアではこの爆弾の種類を「вакуумная бомба(ヴァークウゥムナヤ ボーンバ)」としています。英訳すると「vacuum bombs」、和訳だと「真空爆弾」になりますが、これは元々、燃料気化爆弾(Fuel-Air Explosive, FAE)の別名です。だから真空爆弾という全くの新兵器が開発されたわけではなく、原理的には従来からある燃料気化爆弾の発展系となります。「真空」とすると、まるで窒息効果があるように思われますが、野外で燃料気化爆弾を使用した場合、燃料の燃焼に伴う窒息効果があるような範囲なら、どっちみち先に爆風効果で殺傷されてしまいます。そしてこの兵器の特性上、爆風範囲は広いのですが対装甲貫徹力は低いので、戦車や装甲車などで構成される敵装甲部隊には殆ど効果が有りません。

また、ロシア人設計者はこの新型爆弾を「Папа всех бомб(パーパ・フシェフ・ボーンプ,全ての爆弾の父)」という名称(正式名ではない)で呼んでいるのは、アメリカ軍のMOAB(Massive Ordnance Air Blast bomb)こと俗称「Mother Of All Bomb(全ての爆弾の母)」と対比させているのでしょう。「Папа всех бомб」はMOABより若干軽く(9t)、MOABの4倍の爆発力(TNT火薬相当で44t)、倍の殺傷半径(300m)を喧伝していますが、実はそもそも対比されるMOABは燃料気化爆弾ではない(スラリー爆薬、トリトナル、H6など諸説有るが燃料散布は行われない通常爆発方式)ので、直接比較する事に特に意味は有りません。また、「Папа всех бомб」はTNT換算で44トン級の爆発力、つまり0.044キロトンですので、核兵器と比較できるような破壊力でもありません。(広島型原爆は13キロトン級)


こちらはコムソモリスカヤ・プラウダ経由ですが、同じく第1チャンネルの動画です。





20時05分 | 固定リンク | Comment (63) | 軍事 |
2007年09月16日
前回紹介したサーモバリック兵器「Папа всех бомб」についてですが、ロシア空軍参謀本部のアレクサンドル・ルクシン参謀次長は以下のような事を発言したと報じられています。(そーにゃさんに確認した所、ルクシン次長は実際にインタビュー動画でそのように喋っているとの事)

「国家の安全を守り、いかなる状況、場所でも国際テロに対処できる」

これに対してmixi支隊での会話。



2007年09月13日02:20 415: seld
気化爆弾をどうテロ対策に使うつもりなんだろう・・・・


2007年09月13日02:31 416: JSF
>415

既にベスラン学校占拠事件で、RPO-A Schmelを使用した実績があります。

チェチェンニュース Vol.05 No.22 2005.08.10
3月に、ロシアのモスコフスキー・コムソモーレッツ紙は、ベスラン事件の証拠品についての連載を載せた。強行突入に使われた戦車のキャノン砲もあった。そこにはウラジカフカスの軍関係者のコメントとして、「シュメル型火炎放射器やRPG−25グレネード弾、T−72型戦車が突入に使われ、人質たちにも重軽傷を負わせた」とある。7月21日のモスクワタイムスによると、ロシアのニコライ・シャペル副検事総長は、ベスランの学校で火炎放射器が使われた事実を認めつつ、それらは天井を焼いただけで、決して室内の火災の原因にはなっていないと言い放った。ジェーン情報グループの指摘では、<シュメル>は秘密保護上、火炎放射器と呼ばれているが、実際にはロケット推進の砲弾を発射するRPO−Aというタイプの燃料気化爆弾であり、シャペルの言う<治安部隊の使った火炎放射器>が命中すると火球が生まれ、周囲を激しく破壊する。


2007年09月13日08:31 417: seld
容赦ねーですな・・・さすがロシア。
遮蔽物とかすっ飛ばすには有効なんだろうか。


2007年09月14日18:12 428: CRS@空挺軍

RPO-A Schmel RPO-A Schmel

>416
>既にベスラン学校占拠事件で、RPO-A Schmelを使用した実績があります。

亀レスですが、その証拠画像


2007年09月14日18:13 429: 井上@Kojii.net
豪快にやるなあ…


2007年09月14日21:45 430: JSF
こんなあからさまな証拠画像があるとは・・・


2007年09月14日22:19 431: 鳥取の赤い雨
殺る気がすごい国だな・・・。


2007年09月14日22:37 432: 寄星蟲
本気というのは、こういうのをいうのですね



以下、RPO-A Schmelの解説(中国軍でも使用されている)

97式93mmサーモバリック弾ランチャー(PF-97/RPO-A) :日本周辺国の軍事兵器
97式93mm燃料気化弾ロケットランチャー(PF-97)はロシアのRPO-A Schmel(マルハナバチ) 93mm歩兵用火炎放射ロケットランチャーを中国で国産化したものである。

燃料気化(Fuel Air Explosive:FAE、燃料爆薬、気化爆薬)弾は、サーモバリック爆弾(High-Impulse Thermobaric:HIT、熱圧弾頭)とも表記する。従来の火薬による爆発ではなく、霧状に放出された可燃物と空気を適度な比率で混合させて爆発的に燃焼させるものである。酸化剤として空気を利用しているため、通常弾頭と比べて同じ重量なら爆風による破壊力(爆圧は通常の爆薬より低い)が格段に大きくなる。特に強化陣地や地下坑道、建造物等の閉塞された場所への攻撃に高い効果を有する。ロシア軍では1980年代末から燃料気化弾の幅広い運用を開始し、爆弾や砲弾に搭載するだけではなく、対戦車ミサイルや歩兵携帯ロケットランチャー用の燃料気化弾頭も開発して歩兵部隊の支援用火器としての運用を行うようになった。

これら歩兵携行用燃料気化弾兵器の1つが、RPO-A Schmel 93mm歩兵用火炎放射ロケットランチャーである。RPO-Aの開発は1984年に開始され、1988年から部隊での運用が開始された。RPO-Aは個人携行ロケットながらその弾頭威力は122mm榴弾に匹敵するとされる。RPO-Aは携行時にはランチャーを2つ束ねて輸送し、発射の際に分離して使用する。RPO-Aには、最初の生産型である燃料気化弾頭型と、成形炸薬弾頭と燃料気化弾頭を組み合わせた複合弾頭、煙幕弾の三種類の弾頭が存在する。後者は装甲車や強化陣地への攻撃に使用される。最初の成形炸薬弾頭で強化構造物を貫通後、燃料気化弾頭を爆発させることで内部へ爆発を浸透させる構造になっている。RPO-Aはアフガニスタン戦闘やチェチェン戦争に投入され、山岳戦や市街戦において、洞穴陣地や建築物内部の歩兵に対する攻撃に使用され高い制圧効果を挙げた。そのほか、氷結した河川の氷の破砕や予防的に雪崩を発生させる、爆風による消火などの民生利用も可能であるとされる。


ロシア軍はこの種の兵器についてはこれ以外にも実戦投入済みで、T-72の車体を流用したTOS-1「Buratino(ブラチーノ)」というサーモバリック弾頭多連装ロケットランチャーなどが使用されていることが確認されています。

A 'Crushing' Victory: Fuel-Air Explosives and Grozny 2000:FMSO(米陸軍対外軍事研究室)

ブラチーノ
ТОС-1“Буратино”

しかし、単にゲリラが潜んでいる箇所を攻撃するならまだしも、数百人(正確には1181人)の人質がいるところで平然と広範囲面制圧兵器を使用するとは・・・凄まじい殺る気です。

結果的にベスラン学校占拠事件では数百人の人質が死亡(正確な数は未だに不明)し、その前にあったモスクワ劇場占拠事件では突入時にKOLOKOL-1という無力化ガスを使い、人質922人のうち129人が死亡しています。


23時59分 | 固定リンク | Comment (53) | 軍事 |
2007年09月17日
週刊Объект
Designed by 寄星座



世界に拡がるT-72の威光マガジン USo800号
「週刊オブジェクト」最新号

ネットウヨク?
軍事オタク?
釣り人?
話題の人物に迫る
独占レポートッ!





というわけで、軍事板常見問題の消印所沢氏に色々と尋問されました。その報告です。なお、このシリーズは連載化されるそうです。(既に第二回目は人選済み)
02時07分 | 固定リンク | Comment (65) | 雑談 |
2007年09月18日
サウジアラビアがブリティッシュ・エアロスペース(BAe)社とEF2000ユーロファイター/タイフーン戦闘機の購入について合意に至りました。機体そのものは結構良心的な値段となっています。


サウジ、英戦闘機72機を購入・1兆円規模、イラン警戒で軍拡 [9/18 日経新聞]
17日のサウジアラビア国営通信によると、同国政府は戦闘機「ユーロファイター・タイフーン」72機を英BAEシステムズから購入することで英政府と合意文書を交わした。戦闘機の購入額は44億3000万ポンド(約1兆200億円)にのぼる。核兵器開発が疑われるイランを警戒、軍事力を整備するものとみられ、ペルシャ湾岸の軍事的緊張が高まる可能性がある。

関係者によると、今回の英サウジの軍需契約は戦闘機の維持・補修、各種兵器を含めた200億ポンドのパッケージに膨らむ見通しだ。これは英側の獲得した輸出商談で過去最大の規模になるとみられる。

ユーロファイター・タイフーンは英国、イタリア、スペイン、ドイツの4カ国が共同開発した多目的機で、爆撃機や偵察機の機能も持つ。サウジ空軍は約280機の軍用機を保有しており、今回調達する機体数はこの4分の1にあたる。


機体だけで72機購入、44億3000万ポンド。1機あたり約141億円で、このクラスの世代の戦闘機としては妥当な数字です。その後の補修維持、兵装を含めたパッケージ全体で200億ポンド規模になるそうですが、サウジアラビアでの商談では何時ものやり取りです。(サウジは自分達で補修維持をせず、購入先に任せてしまう)

しかし、2年前の英マスコミの報道からすると、結果的に結構違ってますね。


サウジアラビアがユーロファイターを導入? [2005年09月27日]

サウジアラビアがユーロファイター導入決定 [2005年12月22日]


ガーディアン・・・400億ポンド説
ザ・タイムズ・・・100億ポンド説
BBC・・・60億ポンド説
実際・・・44億3千万ポンド(パッケージ全体で200億ポンド)

流石にガーディアンは吹かし過ぎていたような気が・・・あと、日本の日経新聞が「対イランで軍拡競争化か!」とか煽っていますが、全然違います。サウジは単に、古くなったトーネード戦闘爆撃機の更新でタイフーン戦闘機を選んだだけです。(選んだついでに汚職絡みの疑惑も持ち上がっていますが、それが無くてもトーネードの代替にタイフーンを数十機購入する事は順当です)仮に何百機と大量購入するなら軍事的緊張が高まるでしょうが、この程度では周辺国は「サウジはお金持ちだからまた高価なオモチャを買ったよ」程度の認識でしかないでしょう。当の相手のイランですら、そう思っているはずです。
21時41分 | 固定リンク | Comment (48) | 軍事 |
2007年09月20日
入手してから一週間以上経ってようやく「どくそせん」を読み終えました。例によって先にEXCEL氏の漫画パートを読んだ後に、内田弘樹氏の文章パートを読んだ訳ですが、なかなか読み応えがありました。とはいっても私自身は欧州戦線にあまり詳しくないので(だからこそ独ソ戦を知る上での入門書として楽しく読めました)、内容の正確性については判断が出来ませんが、他の人からツッコミが入っていないようなので大きな問題は無いでしょう。独ソ戦についてなんとなく知っている程度・・・の知識だったら、戦いの全体の流れを掴む上でお勧めの一冊です。

いや文章パートは至って真面目ですよ。漫画パートは少しハッチャけてますけど。(お 

EXCEL氏の漫画には「してやられた!」って感じですね。縞騎士バウアーがあまりにもネタキャラ化しているせいか、反動で敵役のシュガポフが本家「黒騎士物語」とは逆に常識人と化しています。ロシア人はもっとイカれたキャラにすべき・・・いや、そんな事したら話の収集が付きませんね。御免なさい。(とはいえ縞騎士版シュガポフのキャラは可愛くて好きです)もうここまで来たら漫画パート単独で本を出しましょう。(輪●ネタは無しの方向で)そして最終的にはアニメ化を!・・・・ぇ、無理?今度こそ真面目な人に刺される? 大丈夫大丈夫、誰かが言っていましたが「EXCELさんの描く絵にはなんというか、"愛"があるよね」との事ですから、きっと皆、分かってくれますよ。



表紙書籍の紹介
どくそせん

どくそせん

著者: 内田弘樹, EXCEL
価格: \1,700
言語: 日本語
サイズ: A5版
出版社: イカロス出版
ISBN-10: 4871499634
ISBN-13: 978-4871499637

Amazon.co.jp



なお、本書内での「どくそせんコラム」なるキャラアイコン対話形式の解説に目を付けた私は、EXCEL氏と交渉(無茶なお願い)をしています。上手くいったらこちらで独自の企画を行っていく予定です。
00時51分 | 固定リンク | Comment (57) | 雑談 |
2007年09月22日
フランスは親米派サルコジ政権誕生後、アメリカへの急接近を行っているわけですが、その象徴的な出来事です。




今、イランとの戦争の危機は差し迫っているわけではありません。クシュネル外相の発言はブラフです。本音は対イラン経済制裁の強化と、アメリカとの関係強化。AFP記事では「高まるイランとフランスの緊張」と煽っていますが、今の所は心配する案件ではありません。

そしてクシュネル外相はこんな人です。

ベルナール・クシュネル - Wikipedia

社会党系の人道活動家で、フランス国民どころか世界的に人気のある左派です。人道主義の観点から中国やロシアなどに批判的で、イラク戦争の際には独裁者フセインの追放に賛同しました。つまり左派でありながらサルコジ大統領の外交政策とも折り合いが付く人物です。それでいて左派としての人気も高い。大統領選で敗れた陣営からの閣僚起用は異例ですが、サルコジ大統領はこれ以外にも社会党から重鎮を引き抜いて起用しています。


そして以下は関係正常化です。

仏、NATO完全復帰へ・軍事面、独自路線42年ぶり転換 [9/20 日経新聞]

ド・ゴール主義(ゴーリズム)から一線を画すサルコジ政権は、NATOへの完全復帰を果たし、ド・ゴールの路線から脱却すべく、行動を始めました。

仏外相、ワシントンで米仏関係「復活」を宣言 [9/22 読売新聞]
23時49分 | 固定リンク | Comment (31) | 政治 |
2007年09月23日
福田康夫氏が自由民主党の総裁選で選出され、第22代総裁に。これで次期首相に指名される事となり、福田康夫総理大臣が誕生する運びとなりました。

何年も前から応援し続けた政治家が、遂に首相になるというのは感慨深いものがあります。ですが一方で、首相にはなって欲しくないという思いも同時にありました。今の党情勢で引き受けるという事は、茨の道を意味しています。ですが福田氏はこれまで、誰もやりたがらない仕事を率先して引き受けてきた火消し役でした。今回も何時も通りに、最後の大仕事を引き受けたと考えれば、彼らしいのかもしれません。

今、福田康夫がやらなければならないのは、味方主力の撤退を援護し、戦力を再編し、立て直す事。英雄的な勝利などはありはしません。誰からも認められるような仕事ではないでしょう。だがそれを任せられる人材は、実務能力には定評のあるこの男だけでした。

粘り強い遅滞防御戦闘が出来る優秀な戦術指揮。味方の損害を最低限に押さえ、敵の進撃速度を緩め、自身を盾とする殿(しんがり)の役割。

きっと、立派に務め上げるでしょう。福田康夫は、自民党がこの状況で繰り出せる最良の手札です。続きを読む
17時25分 | 固定リンク | Comment (169) | 政治 |
2007年09月24日
最初に断わっておきますが、これはまだ確定した情報とは言えません。



Israelis seized nuclear material in Syrian raid
[9/23 The Sunday Times]
Israeli commandos seized nuclear material of North Korean origin during a daring raid on a secret military site in Syria before Israel bombed it this month, according to informed sources in Washington and Jerusalem.


今のところ、サンデータイムズしか報じていませんし、「ワシントンとエルサレムの情報消息筋」といったあやふやな情報源です。とても確定情報とは言えませんが、事実ならば大変な事態です。とはいえ、今回のイスラエル軍の作戦については奇妙な事ばかりで・・・


シリア核:「イスラエルが攻撃」の欧米報道巡り謎の緊張 [9/19 毎日新聞]
シリアを巡り「不可解」な緊張が高まっている。同国が今月初め、イスラエル軍機による領空侵犯を公表したことが発端だが、その後、両国が沈黙する中で欧米メディアが「イスラエルがシリアの『核関連施設』を攻撃した」と報じ始めた。核開発で北朝鮮がシリアに協力したとの憶測も流れ、混迷する中東情勢を反映した「情報戦」の様相も呈している。

シリアが領空侵犯を公表したのは6日。同軍機が「爆発物を投下した」としたが具体的な被害も場所も特定しなかった。

真相が不明な中、北朝鮮が11日、イスラエルを非難する異例の声明を発表。これを機に欧米メディアのシリア・北朝鮮関係の報道が過熱した。


真相についてイスラエルもシリアも殆ど口を開きません。アメリカもです。そして何故か突然、北朝鮮がイスラエルを非難するといった行動に出ます。イスラエルがシリアに対し、何らかの軍事作戦を行った事は確かでしょう。そして北朝鮮が非難してきたのは、その事に関係していたのではないか・・・核兵器や化学兵器、ミサイルなどの北朝鮮関連物品ではないか・・・

今のところ、全て憶測です。既に情報戦の様相を呈し、怪情報も飛び交っている筈です。そんな中でイスラエル軍特殊部隊による核奪取作戦の報は、俄かには信じられません。

イスラエルはシリア空爆を実行した=ネタニヤフ元首相 (AFP=時事)

US confirms Israeli air strike on Syria [9/12 Telegraph]
The closest it came to acknowledging the affair happened was when it made an undertaking to Turkey to investigate how an Israeli long-range fuel tank was dropped on Turkish territory near the Syrian border.


しかし、空爆は事実のようです。侵攻ルートにトルコ上空を選んでいたらしく(爆撃目標自体がトルコ国境近く)、トルコ領内でイスラエル空軍のF-15I戦闘機の増槽(落下タンク)が発見されています。イスラエル空軍がシリアを空爆する事自体は、ヒズボラ叩きの名目でよくある事です。珍しい事ではありません。しかし、今回のように徹底した緘口令が敷かれる、しかも被害側のシリアまで詳細を語ろうとしない、アメリカも沈黙、北朝鮮が何故かイスラエルに怒っている・・・謎は深まるばかりです。
00時08分 | 固定リンク | Comment (61) | 軍事 |
2007年09月25日
ゲル長官が再び!! な、なんだってー!!!・・・あ。省に昇格して長官じゃなくなったのか。でも呼びやすいので今後もゲル長官と呼びます。(ダメ?

さて、今回の福田内閣の組閣に置ける一つのサプライズ人事が、石破茂氏の防衛大臣就任です。組閣全体は無難な中(平然と山タク本人を干してしまったし)で、これはまるで読めなかった。石破氏は福田氏との仲が良好ではないと思っていたし、高村氏の防衛大臣留任か或いは、谷垣派から閣僚を出すなら中谷氏か逢沢氏になるので、中谷氏が防衛大臣に就任するのではないかと思っていたからです。(逢沢氏はまだ若いし、思想的にも安倍氏に近い)ところが蓋を開けてみたらゲル長官。これにはビックリしました。

確かに論戦面では強い人で、陸上自衛隊のサマワ派遣問題の時は、国会でもTV対談でも十分に理論武装して臨み、粘り強い説得で相手を呑み込んでいきました。今回の海上自衛隊インド洋派遣問題でも、同様に活躍してくれる事でしょう。民主党は大変な強敵を迎える事になります。民主党の防衛族議員では、太刀打ちできる人材が居ません。長島昭久議員では手も足も出ないでしょう。かといって前原誠司議員では、石破氏と意気投合してしまいます。(前原議員はテロ特措法延長に賛成を表明している)

そこまではいいです。適材適所の配置と言って良いです。もしかしたら小泉元首相のアドバイスかな、と思うような人事で、現在置かれた政治状況下の中では非常に上手いと言えます。

ですが・・・ゲル長官が・・・個人の趣味で自衛隊の装備にアレコレ口を出してくるかと思うと・・・とはいえ、次期哨戒機P-Xはあそこまで計画が進行していれば今更、口を出せない筈。次期輸送機C-Xもエンジン調達のゴタゴタがあっても何とかなるでしょう。次期戦闘機FXは・・・次期戦車TKXは・・・ううむ。予算案が怖いな、これは。

今後の動向に注視します。とはいえ、総合的に見れば上手い配置だと思いますよ。(ちょっと不安な面はあるにせよ・・・い、いや、かなり?)
22時22分 | 固定リンク | Comment (95) | 政治 |
2007年09月26日
前回の記事で「長島昭久議員では手も足も出ない」と書いたところ、民主党支持者の方から「そんな事は無い」と反論を頂いたので、私が長島議員を評価しない理由を説明しておきたいと思います。

まずその前に「民主党による防衛費5000億円削減案」の問題から説明しなければなりません。少し長くなります。

2004年民主党政府対抗予算案防衛費合言葉は「クー」
2005年民主党政府対抗予算案防衛費「5000億円削減」
2006年民主党政府対抗予算案「・・・なんだこれ?」
2007年民主党政府対抗予算案「そもそも作成せず」

別に軍拡をしろと言っているわけではありません。民主党の大胆な軍縮計画に対する根拠を求めています。現在、日本国は自民党政権下でも5年連続で軍縮を行っていますが、民主党案はそれを更に10倍も上回る軍縮案です。周辺国が全て軍拡している中で、既に中国は控えめに発表されている公表数値でさえ日本の防衛費を追い抜いた中で、一体、民主党は何を考えて防衛費を単年で5000億円も削減を行う案を出してきたのか。その理由を知る必要がありました。


明日は、日曜討論:長島昭久 WeBLOG 『翔ぶが如く』 [2006/03/25]
以上、予告から少し日が経ってしまいましたが私の安全保障観の一端です。(ほかに、民主党予算案で5000億円も防衛費を削っておいてセルフ・ヘルプもないもんだ!・・・とのご批判も多数頂戴していましたが、これはまた稿を改めてやりたいと思います。)


民主党は既に説明したとおり、政府対抗予算案で防衛費5000億円削減を掲げるという大胆な案を提示していたのですが、この数値を弾き出した算出根拠や、周辺国が軍拡を続ける中で日本だけが大規模な軍縮を行う危険性についてなど誰も説明していませんでした。

その中で民主党の防衛族議員であり当時「ネクスト防衛庁長官」であった長島議員が、5000億円削減案について稿を改めて解説すると約束してくれたのです。私は期待しながら待ちました。一ヶ月・・・二ヶ月・・・三ヶ月・・・待ちぼうけです。そして長島議員は四ヶ月以上経った7月の終わりに、こんな事を書きました。


秋の出版に向けて:長島昭久 WeBLOG 『翔ぶが如く』 [2006/07/31]
そこで、最後に皆さんにお願いです。
日本外交に関する皆さんの素朴な疑問を、どしどしお寄せください。
本書の中でなるべく取り入れさせていただきたいと存じます。


先にしておいた「5000億円削減案についての疑問に答える」という約束を放置して置きながら、自著の出版に協力してください、素朴な疑問をどしどしお寄せください・・・?

私は目を疑いました。疑問に答えると約束してくれたのでずっと待っていたのに、一向に答えようとしないばかりか、新たな約束の受付(自分にとって都合の良いもの)を始めている。それは順番が違う筈です。私達の質問に答えるのが先の筈です。答えると約束したのに、放ったらかし・・・そんな不誠実な事を、よりにもよって国会議員が平然と行っている事に、驚くよりも呆れて物が言えなくなりました。

長島昭久という議員は自分からした約束すら守れない。そんな議員は、公約だって平気で破るでしょう。政治家が行う約束は、一般人が行う約束よりも重いものの筈。信用を失った政治家は、それでお終いです。

私は、民主党の国防政策を全く評価できません。説明すら放棄した以上、評価そのものが不可能だからです。
19時39分 | 固定リンク | Comment (197) | 政治 |
2007年09月28日
遂に無事に飛びました。これでゲル長官も今更「アメリカの737MMA計画に相乗りしよう」なんて馬鹿な事は言わない筈。なにしろ計画が遅延しているMMA計画P-8「ポセイドン」は開発費が高騰し、日本のP-X計画よりも高く付きそうな有様だからです。


純国産の新型哨戒機 初飛行 [9月28日 14時12分 NHK]
初飛行を行ったのは、防衛省が平成13年度から開発を進めている海上自衛隊の哨戒機「PX」の試作機です。PXの試作機は、ことし7月に機体が完成し、岐阜県各務原市にある川崎重工業の工場で試験を行っていましたが、28日午前9時半すぎ、工場に隣接する自衛隊基地の滑走路を離陸して初めての飛行を1時間にわたって行いました。


とりあえず今の所はNHKが報じているだけです(NHK記事リンク切れの為TRDIの記事を参照して下さい)。もうちょっと注目されてもいいのに・・・P-X哨戒機は多年度調達を使えば1機あたり170億円で調達できる事が分かっています。対潜システムやフライ・バイ・ライトなどの新機軸に加え、国産エンジン4発を搭載する関係上、同時開発のC-X輸送機よりも単価が高くなる事が確定している状況で170億円ですから、開発費が比較的安い事と併せC-X/P-X計画はこのまま順調に進めば大きな成功を収める事になるでしょう。(なにやらC-Xがゴタゴタしてきましたが)

P-Xはあのサイズで4発エンジンという、近年では珍しい形態なのですが、長時間哨戒する為にエンジンを1〜2基停止させて燃料を節約する飛行ができる利点があります。(双発機だと片肺飛行は不安定になるのに対し、4発機ならエンジンを1〜2基止めても両翼側に推力を残せるので安定的)これを理由に国産を強行決定、批判も沢山ありましたが、P-8があの有様である以上、結果的に好判断だったと言えます。


16時06分 | 固定リンク | Comment (129) | 軍事 |
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。