アフガンで拉致された伊藤さんは誰に殺されたのか|菅原出
しかし、今回の警察部隊の行動は人質の存在を無視したものとしか思えない。海上保安庁特殊部隊SST元隊長の坂本新一氏は、「これは法執行機関が行う人質救出作戦ではなくて、軍隊のゲリラ掃討作戦ですね。しかも軍隊の訓練もまともに受けていないような民兵がやるような稚拙な対ゲリラ作戦のような荒っぽい手法です。あんなふうに攻めてきたら犯行グループは足手まといになってしまうので人質を殺害してしまうでしょうね」と述べている。
やはり疑っていた通りか! 伊藤さんを救うことはできたハズなのに・・・|シバレイのblog
それなのに、なぜ定石を無視して、現地治安当局は銃撃戦など始めたのか。やはり人命よりも対テロ戦争=反抗分子の根絶を優先した、米軍のやり方が現地治安当局の行動にも表れているように感じる。或いは、あえて「人命優先」を現場指揮官に厳命しなかったのだろうか?疑問は深まるばかりだ。日本政府ももっと強く「犯人逮捕よりも、まずは人命優先こそ重要」とアフガニスタン当局に働きかけるべきだったのではないか?
この人達は、アフガン警察が銃撃戦を行ったから伊藤さんは死んでしまった、アフガン警察の稚拙なやり方が問題だったと言いたいのでしょうが、一つ重大な事を忘れてしまっています。現地住民が自分達のライフルを手に取り、勝手に犯人を追って山狩りを始めてしまった事を。その数は数百名以上に達し、アフガン警察の投入した数を大きく上回っていました。
この話だけを見れば美談です。伊藤さんとペシャワール会がどれだけ現地の人に慕われていたかを示しています。ですが彼らは武装し、碌な統制が取れぬまま犯人を追い立てていきました。人質救出作戦を遂行する上で、現地住民の取った勝手な行動はマイナス要因でしかありません。100%善意の行動である事は分かります、ですがこれでは警察はまともな作戦が立てられなくなります。単純に追い駆けて撃ち合う羽目になったのは、当然の成り行きでした。警察が発砲しなくても民衆が発砲するのは時間の問題でしかありません。
実はこれと同じ様な状況が、ロシアの北オセチア・ベスラン学校占拠事件で起こっています。
ベスラン学校占拠事件 - Wikipedia
この大量人質立て篭もり事件は、人質となった子供を心配する親がライフルを手に持って大勢集まり、ロシア治安当局の制止を振りきって勝手に銃撃戦を行う事例が何度となく起こりました。そしてこれはロシア治安当局の強行突入の引き金となったという説があります。また群衆に紛れて脱出しようとした誘拐テロリストの何人かを、群集はこれを捕まえて惨殺しました。感情は理解できますが、人質となった我が子を心配して集まった"武装した一般人"達の行動は、ロシア治安当局の人質救出作戦を妨害するものでしかありませんでした。
わが子が中に…父親突入 決死の覚悟で「参戦」|2004/09/06 共同通信
【ベスラン(ロシア北オセチア共和国)6日共同】ロシア南部ベスランで起きた学校人質事件で、拘束されたわが子を救い出そうと、多くの父親が決死の覚悟で学校に突入、治安部隊の人質解放作戦を側面支援していたことが6日、分かった。“義勇軍”を組織して突入を強行し、命を落とした父親もいた。 地元の治安関係者によると、学校が占拠された1日、自分の子供が人質になったのを知り、居ても立ってもいられなくなった父親3人がカラシニコフ銃を片手に校舎に突進。しかし3人とも犯人に銃殺され、遺体は校庭に3日まで放置されていた。その後もわが子の安否を気にかけ、学校の周辺に集まる父親は増える一方。すきあらば警備網をかいくぐり、突入の機会を狙っていた。
話だけ見れば美談です。ですが「治安部隊の人質解放作戦を側面支援」していたとは、到底思えません。一般人の、統制の取れていない勝手な作戦行動が行われてしまえば、まともな救出作戦は出来なくなってしまいます。
だからこの話は美談にしてしまってはいけないのです。ベスラン学校占拠事件も、そして今回のアフガニスタン伊藤さん殺害事件も含めて、あらゆる人質誘拐事件で共通する事です。
ですが今現在、地元の大勢の民衆が伊藤さんを救おうとライフルを持ち立ち上がった事は、只の美談で済まされています。その一方でアフガン警察の不手際を責める声は上がっています。しかし勝手に山狩りを始めて犯人を追い立てた、武装した民衆を非難する声は聞こえてきません。再度言いましょう。
伊藤さんを慕っていた民衆が武器を持って犯人を追い立てた話を、単なる美談にしてしまってはいけません。そして警察の不手際を責める人は、警察を責める前にこの事を理解してください。警察の取れる作戦行動の選択幅を大幅に狭めたのは、善意の民衆であったという事を。
【追記】
アフガン邦人殺害:地元民1000人追跡 拉致から1時間、犯人らと銃撃戦
http://mainichi.jp/select/world/news/20080829dde041040049000c.html
>中村代表は「伊藤さんが地元の人々に慕われてきた証しだ。ただこの追跡で犯人たちがパニックに陥り、悪い結果になったのかもしれない」と唇をかんだ。
中村御大ですらこう言ってるのに。。。
この事件に関しては当初から数々の無茶な推論を展開してた御大ですが、この件に関しては現地を知ってるだけに、警察が・・・とは言い出さないみたいですね。
Posted by 名無しT72神信者 at 2008年09月16日 18:03:06
この毎日新聞の記事によると、犯人側との銃撃戦を最初に始めたのは武装住民と受け取れます。
中立的な人はコメントを書く事に関しては無関心が多いですし。
こういう反米になる現地批判をしてペシャワル会に有利な武装市民は美談にする変な人達が
目立ってしまう格好になっちゃうんでしょうね。
市民が武装して山狩り始めた時点でもう「方向性は決まってしまってる」んですよね。
ロシア当局の場合はまだ限定された区域で当局が包囲網をしいてますが、
アフガンの場合は現地人の方が時間的にも地理的にも人数的にも圧倒的ですから、
統制なんかききません。
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月15日 23:01:53
どんだけ血が濃いんだw
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月15日 23:21:40
Posted by T-72神信者 at 2008年09月15日 23:43:23
って言うだけでしょう。
なにせあーいう輩は、医者だろうが警察官だろうが軍人だろうが(延々中略)自分以外は
聖人君子たれと押しつけるからね。
出来ないこと・出来るわけがないことを要求するなと。
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月15日 23:51:19
でも菅原出氏と言えば「外注される戦争―民間軍事会社の正体」って本がなかなか取材力もあるしバランスも取れた内容で面白かっただけに、ちょっとがっかりですね。
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月15日 23:54:38
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月16日 00:17:18
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月16日 00:22:27
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月16日 00:23:09
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月16日 00:29:54
中央アジアやアフリカ、中東、南米なんかは刀狩以前の戦国時代みたいなもんです。
住民が武装して自衛してますので、兵か民か傍目からは分かりません。
持ち出してくるのも猟銃とかじゃなくてAKだったり。
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月16日 00:40:08
どうもうまくいっていない様子ですが。
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月16日 00:41:05
部族間、一族間で争いあい殺しあう世界なので、日本人の感覚では理解しきれない面も。
敵を殺す為にもっとるんですよ彼らは。
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月16日 00:44:03
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月16日 01:05:11
だいたい現地はまともな警察の統治が効いてない場所なわけでしょ。そもそも武装農民が跋扈してる時点で警察との力関係がわかろうというもの。そういう紛争地域でその辺の若者捕まえて最低限の訓練して外見だけでも警官らしく仕立てるって業務がPMCの業務のひとつで、それがいかに困難な業務かって事は、PMCを取材した菅原氏ならよく知ってる事だろうに。法執行機関とか警察部隊とか言ったって実態はその辺の武装農民の若者でしょう。署長の言うことより部族長の命令が第一。それこそ部族長の号令で武装農民と一緒になって撃ってたかもしれないけど。そう言う警察力の脆弱さも含めて治安の悪さが指摘されてたわけでしょう。それを今さら彼らが先進国のHRTみたいな人質奪還作戦をしてくれなかったって言ったって現地の人にしてみたら何を贅沢なってのが本音では。
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月16日 01:06:24
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月16日 01:27:41
いや気持ちとしては、日本の親にもそれぐらいの心意気を見せて欲しいものです。普段ソファでうたた寝してる中年太鼓腹親父達がベネリーM3 スーパー90やらを抱えて学校まで飛んできたら、子供も親を敬うようになるかと。銃が無ければ鍬や猿股、消火器でもいいんですがね。
凶器準備集合罪に抵触する可能性があり、警察は犯人のみならず親達も取り締まらないといけないから大変でしょうが。
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月16日 01:39:19
アフガン警察に、デリケートな人質救出作戦を行う人員や機材があるとは思えないのですが。
愛知県警みたいに、ひたすら投降を呼びかけることなんでしょうか?
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月16日 03:26:28
それどころか、デリケートな人質救出作戦って出来る国は先進国でも限られてる。ロシアのような大国ですら、人道主義が十分な認識が為されていない国だと人質の命は半ば無視される(モスクワ劇場占拠事件でもベスラン学校占拠事件でも大量の犠牲者を出した)というのに、アフガンのような第三世界で高度な警察力の行使を要求する方が無茶だ。
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月16日 03:39:33
一両具足ならぬ、一丁カラシニコフ。自分の生命と財産を守るためには、自衛するしかない。
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月16日 05:26:03
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月16日 05:54:12
しかし、確保出来る犯人をリンチで惨殺してたら背後関係とか捜査出来ないぞ。
どうせ言うなら「警察が準備してる状況」ではなくて、警察すらも手を出せない状況を指摘すべきでしょう。まあ、どっちも私的報復に当たるので推奨はしませんけども。
>>19
日本の戦国時代よりも酷いと捉えた方が良いかも。
人は石垣、人は堀なんて言ってられません。
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月16日 05:54:26
>銃が無ければ鍬や猿股、消火器でもいいんですがね。
刺股(サスマタ)、な。
猿股は、デカパンのことだから。
まあ、サルマタケの幻覚作用を応用した鎮圧材、ということなのかもしれないけれど。
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月16日 05:55:30
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月16日 05:57:47
皆が忘れてるんじゃなくて、反米につなげたい連中が変な事言って話題を引っ掻き回してるって感じ。
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月16日 07:39:38
消火器も有効なんでしょう?悪いのはタリバンを迫害する欧米であり、その迫害に加担する日本政府であり、何にもしてくれない国連なんですからね。
伊藤さんをタリバンが殺害するのに加担しました。とは口が裂けても言えませんよ
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月16日 08:02:15
それって普段はモンスターペアレントになるんじゃね?
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月16日 10:00:47
ウチの子が虐められている!相手の子を射殺だー!
とか、なったら……リアル北斗?
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月16日 12:26:22
民間人が武装して自力救済する怖さがわからない?
相手が「あなたが悪人と思い込んだだけ」で殺され
る可能性があるんだよ?
警察やら軍隊やらはそのために専用の法律と監視役
を用意して暴走を止めてるわけで。
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月16日 12:45:51
映画か何かじゃないんだから。
親御さんが子を助けようと行動する事自体は当たり前だけど、
当然ながら「出来る事」と「出来ない事」ってもんがあってさ。
例えばだ、その「普段ソファでうたた寝してる中年太鼓腹親父達」がさ、
プロ級の狙撃や突入作戦立てられるか?無理でしょ?
せいぜい鉄筒抱えて後先考えずに突っ込んで自滅して終わりだよ。
その瞬間、その親父さんは「無能な味方」になるわけだ。
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月16日 13:03:38
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月16日 13:30:28
>「民衆を統率できなかった現地警察が悪い」
>って言うだけでしょう。
何も分かってない平和ボケした脳内お花畑な人は、そう言うだろうね。
だが現実に警察の人数を上回る「武装住民」の勝手な山狩りを統率することなど不可能。ロシアの場合、物凄い数の兵士を投入して現場を何重に取り囲んだのに、武装した親たちが勝手に潜り込んで銃撃を始めていたぐらい。
その意味で「海上保安庁特殊部隊SST元隊長の坂本新一」とやらは、現地アフガン警察が大勢の足手纏いを引き連れていたハンデの事に思い至ってないわけで、SSTという船内限定空間で戦うことしか頭に無い視野狭窄を露呈している。
なんというかね、専門分野に秀でた人はちょっと専門を外れると、もうまるで役立たずに陥るんだよね。
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月16日 17:40:38
http://mainichi.jp/select/world/news/20080829dde041040049000c.html
>中村代表は「伊藤さんが地元の人々に慕われてきた証しだ。ただこの追跡で犯人たちがパニックに陥り、悪い結果になったのかもしれない」と唇をかんだ。
中村御大ですらこう言ってるのに。。。
この事件に関しては当初から数々の無茶な推論を展開してた御大ですが、この件に関しては現地を知ってるだけに、警察が・・・とは言い出さないみたいですね。
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月16日 18:03:06
でも、気持ちだけならば日本の親だってとっくに持っている。
親がテレビのインタビューで「出来るものなら犯人を殺してやりたい」とか叫ぶのを聞いたことがあるだろ。
どこの親だって考えるんだよ。でも普通は自制する。猿股(笑)もないしね。
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月16日 19:25:42
アフガニスタンはともかく、ソ連/ロシアの警察や軍隊に、民間人を守る意識が薄いとは思わん。ただ、方法が洗練されてないだけで。というか、究極的にいうと、ソ連の支援を受けたテロリスト度もが西側でハイジャックやら立てこもりやらをおこしたために、西側の警察は人質救出の手法を洗練させたんですよね。因果応報?
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月16日 19:34:22
そりゃ大事な客人や一族の者・財産などを取られたら、山狩りも当然するだろう。
そうでないと内外にシメシが付かない。
伊藤氏を受け入れていた部族としては当然のベストを尽くした結果じゃないか?
Posted by ト at 2008年09月16日 20:41:37
報復について厳しく定めて勝手ご法度にしてたのが大きいんだなと感じる。
アメリカですら、もはや手遅れで武器を今更撤去出来ない状態になってしまってるもんね。
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月16日 21:20:43
まず、舐められたくない。ロシアや中国みたいなのは助けるよりメンツを重んじる。かまわずやっちまう作戦がGOされ易い。
そもそも、政府にとって市民の命が安い。
治安が行き届いていないタイプ。地方によって部族勢力の方が影響力強いのでコントロール利かない。
アフガニスタンみたいなタイプ。要請もあるし客人だから救出はしたいが、そうもいかない。
勿論、政府の治安レベルも高くないので処理もうまくいかない。
完全に別区域化してるタイプ。南米諸地域やバルカン付近。
治安とかちょっと望み辛いタイプ。アフリカ諸地域。
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月16日 21:26:59
いや普通に素人は邪魔なだけだから。
素人じゃなくても統制から外れた集団は邪魔なだけで事態をややこしくするから。
>>36
まったく同意。
ただ問題はそこを理解しない連中がその責任を現地警察やらに押し付けようとしてるとこ。
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月16日 22:10:21
http://jp.youtube.com/watch?v=HUcyQ1_zisg
http://jp.youtube.com/watch?v=BhlkpjFX4d8
http://jp.youtube.com/watch?v=m3TLm0ubeZM
Rio de Janeiroとかしゃれになってないらしいな。
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月16日 23:17:09
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月17日 01:26:40
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月17日 03:57:03
って、こんな展開ガン種の中だけだと思ってたのに。
Posted by ハインフェッツ at 2008年09月17日 06:15:39
軍民が明確に分けられるのは日本くらいなものですからね。
そしてマスコミがそれをあまり伝えようともしませんから・・・
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月17日 08:16:11
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月17日 09:56:44
シバレイのコメント欄が低レベルなのはシバレイの普段の言動のせいなのだから自業自得。せめて本人が注意すりゃいいのに。
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月17日 16:44:28
シバレイとベンジャミンの所は真性とおふざけの拠り所だしなぁ。
しかし、CIAが伊藤さん殺して何の得があるんだろうか?真面目に気になる。
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月17日 18:52:19
反米したいだけの妄想を通り越した願望みたいなもんでしょう。その方が叩けるから嬉しいとかそんな感じの。
CIAが出てくるならむしろペシャワル会のマドラサ建設について中村氏を尋問でもした方が意味があるし、
アフマド確保の方が重要なので伊藤氏を生かして受け渡しさせた方が背後関係を知る上では遥かに得。
現地住民が武装山狩りしたお陰で肝心な手がかりがパー。
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月17日 20:19:31
美談化して感傷にひたる。そして原因を追究しようとしない。戦前戦後通じて全くかわってません。おかげでいつも無反省状態…と。
今回の記事を読んで、山本七平の「私の中の日本軍」の次の記述↓を思い出したので、引用しておきます。
>「情緒的自己満足のための行為」はそれを聞いた安全地帯の人びとを情緒的に満足させるから、この行為はすぐ「美談」になる。戦場の美談の裏側は愚行であると言ってよい。どこの国のどこの戦場であれ、日本国内で美談化されている行為がもしあれば、それはすべて愚行に違いない。<
これを理解しておかないと、いつまでたっても反省できないでしょうね。
日本人がリアリストになり切れないのは、こんなところにも原因があると思う。
Posted by 一知半解 at 2008年09月18日 20:04:41
http://www.news.janjan.jp/world/0809/0809096751/1.php
進藤さんは、現地では1000人以上の村人が「イトウ!イトウ!」と必死になって伊藤さんを探したこと、伊藤さんはアフガンが本当に好きだったことなどを何度も声を詰まらせながら報告しました。
* * *
伊藤さんの死が確認された時、町村官房長官は「これでテロとの闘いの重要性がわかったと思う」と言い放ちました。この傲慢な発言をメデイアが問題にするかと思ったのは私の大きな誤算でした。中日新聞の翌日の報道には何も載りませんでした。
私たちは今こそはっきり言うべきでしょう。
■政府は「テロとの闘い」という前に、アフガンの現実をもっと直視すべきです。総裁選にうつつを抜かしているときではありません。自公政権のアフガンへの戦争加担こそが彼の死の直接の原因ではないですか。誠に悔しい限りで怒りがこみ上げます。
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月18日 21:01:34
間接の原因、と言うならまだ許そう。
「直接の原因」かよ。
・・・駄目だこいつ、早く何とかしないと。
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月18日 21:04:30
アフガンの戦争に直接加担しようとしてるのは民主党ですよw
政府与党はむしろ民主党の案には反対ですのであしからず。
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月18日 21:14:11
日本人だけ反省してない論になってるのがちょっと。
戦争中の美談なんかどこにでもあるし、美談には違いない。そもそも、美談ってのは戦争中かどうかすら関係ない。
例えば坂井三郎が離脱中のオランダ軍の大型輸送機をわざと見逃した話が美談でなくてなんだと。
問題なのは、こういう本当の美談ではなく、ペシャワルの組織的利益になる話を
美談に仕立て上げつつ、他は利益の為に叩く行為が横行している事なのです。
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月18日 21:18:52
真実なんかどうでも良いジャーナリストの風上にも置けない謀略至上主義者が多すぎる。
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月18日 21:21:17
伊藤さんの死の直接の原因は、どう考えても犯人だよなあ。
アフガンの現実を知らなきゃいけないのはこいつらだろ。
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月18日 23:33:39
Posted by 名無しОбъект at 2008年09月19日 01:06:10