2009年05月09日
4月の北朝鮮テポドン発射を受けて、日本独自の早期警戒衛星(弾道ミサイルの熱源を探知)を導入しようと動きが活発になっています。しかしそれに異を唱える意見もあります。


宇宙基本計画案:巨額支出に慎重論も 早期警戒衛星研究|毎日新聞
早期警戒衛星は1基あたり5000億円以上かかると言われる。地球全体をカバーするには3基程度は必要で、データベース構築も加えれば兆円単位の予算が必要となる。【仙石恭】


開発費用と単品の製造費用をゴッチャにしてますね、この人。米軍の早期警戒衛星であるDSP衛星でも1基500億円もしなかった筈ですが。しかも対北朝鮮で使うなら別に地球全体をカバーする必要は無いですし、静止軌道衛星なら1基でよいですよ。予備機があるにこしたことはないですけど、米軍の早期警戒衛星もありますし。

実際の早期警戒衛星の開発費用は数千億円、衛星1基の製造費用は数百億円というところです。熱源データ解析ソフトと弾道解析ソフトの開発に幾ら掛かるかはよく分かりませんが、実は衛星本体よりもこちらの方が肝心で、数千億円は掛かることを覚悟した方がよいでしょう。早期警戒衛星を取得するには、全体として見れば安く仕上がった場合でも数千億円、開発が難航すれば兆単位に膨れ上がります。大変高い費用が掛かるもので、これだけの資金と人員を投入すれば国産戦闘機が開発できるくらいであり、ミサイル防衛に予算を集中することは通常戦力が削られてしまう事を意味します。それらの点をよく考慮して、本当に導入すべきか議論すべきであるのは確かです。


社説:早期警戒衛星 拙速の導入論は避けよ|毎日新聞
まず費用対効果の問題である。DSP衛星は大陸間弾道ミサイルなど長射程のミサイルには有効だが、日本にとって脅威である北朝鮮の「ノドン」など中距離弾道ミサイルに対しては監視能力が落ちると言われる。これを改善するため米国が開発中の新衛星は低高度軌道であるため、日本周辺だけを監視対象としても数基の衛星が必要となる。日本が開発・保有し、しかも独自の解析能力を持つには数兆円がかかるとされる。

政府・与党内に費用面で懸念の声が上がっているのは当然だ。北朝鮮などの脅威には、日米同盟の役割分担と両国の連携の中で対応する姿勢を放棄してはならないだろう。

また、オバマ米政権のMD政策も見極める必要がある。ゲーツ国防長官は10会計年度でMD予算の削減を表明した。日本が配備する既存システムについては増額され、当面日本のMD政策には影響ないとみられるが、国防政策全体の中でMDの比重は低下する。ブッシュ前政権と違ってMDの共同開発を日米安保の柱と位置付けているわけでもない。今後のオバマ政権の方向しだいで、日本の安全保障政策に影響する可能性があることも念頭に置かなければならない。

さらに、外交面では、早期警戒衛星導入によるMDシステム強化が引き起こす隣国の中国、ロシアの反応についての分析も必要だ。


数兆円? 全ての開発計画が頓挫しかかるほど難航すればそうなるかもしれませんが、最悪の場合でも想定しているのでしょうか? 

アメリカ軍は現行の早期警戒衛星(静止軌道型のDSP衛星)の後継となる次期早期警戒衛星に、SIBRS(静止軌道型GEOと長楕円軌道型HEO)とSTSS(低高度軌道型。以前はSIBRS-Lowと呼ばれていた計画を改名)の2種類(正確には3種類)を計画していますが、低高度軌道型は精度が格段に高くなる代わりに、当然の事ですが静止軌道には無い為、沢山の数の衛星が必要になります。ちなみに長楕円軌道型HEOは静止軌道型が赤道上に配置される事になるので、極地方近辺の監視が疎かになるため、それをカバーするものです。

毎日新聞はこの社説で「日本が早期警戒衛星を導入するなら低高度軌道型にすべきだ」と唱えているのでしたら、参考にすべき提案ではあります。ただし静止軌道型なら1基でも機能しますが、低高度軌道型なら高度にもよりますが4〜6基くらいは必要なので、衛星の製造費用だけで数百億円×6となり数千億円は掛かります。開発費用と併せれば兆単位に届くでしょう。

なおアメリカですら低高度軌道型早期警戒衛星STSSの開発計画は難航しており、一度は計画中止寸前にまで陥りましたが何とか持ち直し、つい先日の5月5日にようやく実験衛星「STSS-ATRR」をデルタ2ロケットで打ち上げたばかりです。STSSは赤外線センサーと可視光センサーを装備しており、ミサイル発射時の噴射炎だけでなく、再突入弾頭と囮弾頭を見分ける能力すらあります。つまり弾道ミサイルのブーストフェイズ以外でも追跡探知が可能です。現行型のDSP衛星に比べると、STSSは探知領域そのものが大幅に拡大されています。早期警戒というよりはむしろ弾道ミサイルの飛行全領域、特にミッドコースでの監視が重要視されています。

一方で毎日新聞はこの社説で、弾道ミサイル防衛におけるアメリカとの役割分担も放棄してはならないと説きます。これも一つの意見として参考にすべきです。例えばアメリカはSTSS衛星を数十基打ち上げる計画ですが、日本がこれに数千億円ほど出資して配備計画を後押しするというのも一つの選択です。高機能のSTSS衛星と同等のものを日本が独自に配備する事は開発自体が困難に直面するでしょうし、開発期間も相当長くなります。他国の軍事衛星に出資する事例は、オーストラリアが20億ドル(2000億円)を払ってアメリカのWGS衛星システム(ブロードバンド通信衛星)を利用するというものがあります。

また毎日新聞は社説で「オバマ米政権のMD政策も見極める必要がある」と説きますが、これは別に心配する必要は無いでしょう。オバマ政権は米本土防衛用の国家ミサイル防衛(NMD)よりも、同盟国を守る戦域ミサイル防衛(TMD)を重視するという方針を明確に打ち出しており、これによってSM-3やTHAADといった戦域ミサイル防衛システムは予算を増額されています。日本のミサイル防衛は戦域防衛に該当するので、支障が無いどころかむしろ追い風となっているくらいです。

毎日新聞が社説で懸念する「中国やロシアの反応」も大して気に止める必要も無いでしょう。ロシアはABM条約に関連して1997年にアメリカと戦域ミサイル防衛について話し合い、お互いに配備してよいと合意しており、現在ロシア軍にはS300Vという弾道ミサイル防衛システムがあります。日本のミサイル防衛は戦域ミサイル防衛に該当する以上、ロシアが文句を付けてきてもこの件を持ち出せば引き下がらせる事が容易にできます。ロシアが東欧MDに反対しているのは、配備予定のGBIが戦域ミサイル防衛の枠を超えているからです。中国に関しては、そもそも中国自身が文句を言ってこないでしょう。今までも日本の弾道ミサイル防衛に対して強い非難は行っていません。早期警戒衛星については、日本の独自配備を非難したところでアメリカの早期警戒衛星が消えて無くなるわけではなく、ロシアも中国も日本の独自配備に反対するメリットを特に見い出せません。だからもし反対するとしても軽い懸念の表明に止める程度で、ロシアが東欧MDにやっているような強烈な反対はしてこないでしょうし、そもそも反対する根拠も存在しません。


政府、早期警戒衛星の導入検討 米国依存のMD脱却:産経新聞
日本は赤外線センサーを搭載する気象衛星「ひまわり」(静止衛星)を保有し早期警戒衛星運用の基礎的なノウハウはある。開発期間が4年、予算総額1000億円との試算もあり、政治・外交上も導入の意義は少なくない。次世代の気象衛星を高性能化し、早期警戒衛星の役割を担わせたり通信衛星を多機能化する案も浮上している。(田中靖人)


一方で、この試算は甘過ぎる気もしますが・・・というか気象衛星「ひまわり」を軍事用の早期警戒衛星としての機能を持たせる案、実際に検討されていたのか・・・以前冗談半分で言ってみたりしたものですが。


さて早期警戒衛星について私の見解なのですが、遠い将来的に配備するのは良いとは思うのですが、実用化までにかなりの年月と費用が掛かる為、暫くはセンサー等の要素研究に止めて、そして早期警戒衛星を配備する以前に別のものにも早期警戒任務を行わせるべきだと思っています。具体的に言えば大型無人機や無人飛行船に赤外線センサーを搭載して監視飛行を行わせる計画です。有人のイージス艦を常時、北朝鮮に近い前進配備を行わせ続けるのは無理ですし、AWACSなどの航空機でも有人のものでは難しくなります。そこで滞空時間の飛躍的に長い無人機の出番となります。防衛省技術研究本部は「AIRBOSS」という弾道ミサイル探知用の赤外線センサーをUP-3C試験機に搭載して開発を続けており、将来的にはこれを大型無人機に搭載する計画があります。ただし大型無人機の計画がはっきりと推進されていない為、現状ではAIRBOSSのみの研究に留まっています。

将来センサシステム(搭載型)の性能確認試験:防衛省技術研究本部
AIRBOSS ミサイル標的の探知・追尾に2度目の成功:防衛省技術研究本部

早期警戒衛星に大金を注ぎ込む以前に、大型無人機とAIRBOSSに予算を与えてはどうでしょうか。無人機の独自開発が無理なら、アメリカからRQ-4グローバルホークを購入してAIRBOSSを装着してもよいでしょう。ただ、AIRBOSSがどこまでの性能を発揮できるのか、未知数ではありますが・・・


23時20分 | 固定リンク | Comment (78) | ミサイル防衛 |

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  1. 更新お疲れ様です。
    毎日新聞は安全保障の問題に関して意外と現実的ですね。朝日よりもむしろ思想的に柔軟な印象を受けます。

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月09日 23:32:03
  2. 俺的には毎日の記事は不満だな。
    >さらに、外交面では、早期警戒衛星導入によるMDシステム強化が引き起こす隣国の中国、ロシアの反応についての分析も必要だ。

    てめぇが弾道ミサイル配備するからこっちもMDを配備するのであって、それについてガタガタ文句言われる筋合いはない。日本が弾道ミサイルや巡航ミサイル持ってないんだから尚更。

    何で自分の家の鍵を強化するのに強盗の意見なんぞ気にしなきゃならんのか理解できんな。どうせ
    中国の回しものだろう?>これ書いたバカ


    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月09日 23:38:23
  3. >2

    とはいえ金子記者の妄想記事よりはよっぽど出来は良いよ。アメリカの次期早期警戒衛星についても調べて来ているし、努力の跡は伺える。

    ただその前の仙石恭記者の記事もそうだが、ウィキペディアの記述をそのまま転載している箇所があるな。しかもその部分をよく理解していないようだし。

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月09日 23:41:31
  4. >>具体的に言えば大型無人機や無人飛行船に赤外線センサーを搭載して監視飛行を行わせる計画です。

    いいこと思いついた、お前アークバーd(ゴシャッ

    Posted by 名無し杭打ち機道見習い at 2009年05月10日 00:32:40
  5. 時々でいいからヒューミントの事も思い出してあげてください
    韓国まで何本も隠しトンネル掘るような連中なら北朝鮮全土にトンネル掘る事だってできそうだし
    そんな事されたら衛星も役に立たないわけで・・・

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 00:40:00
  6. >5

    偵察衛星と勘違いしてない?

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 00:42:28
  7. そういやひまわりは結局予算がついたんだったか
    さすがにリプレースなしはしゃれにならないので
    それはそれでよかったねなんですが

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 00:46:56
  8. 衛星計画はまだ始まったばかりです。いきなり大規模なシステムを構築するのは問題がありますし、
    まったくすべて米国に任せるというのも独自情報がないという面で進展が見られません。
    ひとまずは気象衛星等と合同でも良いので北朝鮮を監視する程度の統合試験衛星みたいなものを
    数百億円規模で打ち上げて運用の実績と軍事兼用衛星の導入という道筋を明確化してから
    ステップアップしていくべきかと。

    ここから米国の予算を後押しするなり、次世代衛星計画を準備していくというのが良いのでは?と思います。

    政治家の方々が口々に衛星云々言ってますが、流石に数兆規模となると二の足を踏むので、
    こういう導入反対派を押し切る既成事実および予算にそれほど影響を与えず、
    気象衛星との兼用で宇宙開発にも寄与するというかなりお気楽な発想も散見される様な。
    投入しても数千億、下手したら気象衛星+数百億の予算プラスというラインが強いんじゃないかなあ。

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 02:01:19
  9. 自前の導入しても米商用衛星にも劣る結果になった偵察衛星の繰り返しになるだけだと思います
    依存になるとはいえJSF氏の言うようにアメリカの計画に出資するのが最善策でしょう

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 03:10:11
  10. 以降の気象衛星、早期警戒機能付与で予算を防衛省に頼るとかないだろうな気象庁……と、思ってしまった。
    現ひまわり後継もいろんなところに共同出資の提案をやっていたらしいですし、そもそも今の6号7号だって航空管制機能相乗りで予算確保したようですし。

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 03:20:57
  11. >>9
    研究開発するとなってもしばらく期間かかりますし、本格的にやるには難儀な所・・・

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 04:19:48
  12. 基本的に日本の衛星は独自情報入手によって米国側に打診するって目的もあったりするので
    仮に性能が不満であっても相手に働きかけるきっかけになればそれなりに意味があったりはする。
    米国側だけの場合は米国が情報を完全にコントロールしてしまうのが不安という奴。

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 04:21:39
  13. 素人考えですが、準天頂衛星システムと連動させて予算を引き出すという手は使えませんかね。
    ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BA%96%E5%A4%A9%E9%A0%82%E8%A1%9B%E6%98%9F%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0


    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 04:28:45
  14. 兆単位の金がかかるなら
    ステルス機を国産して
    敵地攻撃能力を持たせるべきだ

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 04:37:39
  15. >>1>>3
    そんなことないでしょう、
    基本的には「日本は軍拡なんてしねーで大人しく隣国の言うこと聞いてろ」
    ってのが基本スタンスじゃないですかね、この記事からもそう見えるんですが?

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 04:44:25
  16. こちらも素人考えですが、民生・公開が基本の気象衛星と、軍事・非公開が基本の早期警戒衛星って親和性あるの?

    静止軌道の光学衛星、ってだけじゃ・・・って、全く異なるミッションが別個に載っている現行ひまわりに比べれば大した問題じゃないのか。



    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 04:48:03
  17. >>15
    たとえ「透けて見える意図」がそうであっても、事柄(のディテール)に対する理解度が昨日の参詣とはダンチ、って事でしょ。

    まぁ、どんなご立派な知識(or意見)でも、使い方(or元になる知識)が間違えてれば意味が無いってのが、昨日-今日にかけての話かと。


    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 04:54:29
  18. 毎日の場合はよくある最悪の事例を主張してこんな暴論ねぇよ!って感じに引っ張ってるかと。
    政策潰しの記事ではこういう手法はよくある事です。

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 04:56:20
  19. >>18
    あと、他国の政策を引き合いに出して
    「どこそこではこうだから、日本もそうするべき」
    みたいな書き方とか。

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 05:51:49
  20. >>9
    商用衛星は公開が前提。
    情報収集衛星は非公開が前提。

    テポドン事案では
    マスコミ露出に商用衛星写真が利用されたにすぎない。

    これだけで結果を云々することは判断を誤る。

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 05:55:15
  21. 空母とおんなじで、持つこと、維持することに莫大な金はかかりますな、早期警戒衛星。

    でも持つ大義名分はきっちりありますからねー。現にミサイルの脅威は存在するのですから。
    アメリカだって無限のリソースを持つわけで無し、幾ら親密で殆ど属国とはいえ、日本が切り捨てられる可能性は常に考えないと。

    あとは、日本的にどう安く上げるか、ですな。顔認識とかあまつさえ、笑顔シャッターとか無茶苦茶なレベルの実装が民生向けに普通に搭載されているこの国だし、うまいこと、広く開発を募れないかなー…。

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 08:21:21
  22. まあサテライトヒマワリって書くと結構強そうではあるがw<ひまわり軍事転用

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 08:48:12
  23. 計画に出費してもMD関連だから
    三原則には抵触しないだろうしなあ
    無人飛行船はエヴェたんも言ってたね
    北相手ならばワザワザ大金かけて迄
    自前で何でもそろえる必要は無いでしょ

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 09:10:10
  24. >>22
    旧ソ連のサリュートみたいですね。>軍用サリュート=アルマズ

    >>23
    飛行船で弾道弾の観測ってできるんですかね?
    ・・・監視高度は上がりそうですけど、静止衛星軌道には到底及ばない気がします。

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 09:48:54
  25. アメリカから開発済みの衛星を輸入するってできないのか?

    Posted by 空気黄泉力0 at 2009年05月10日 11:36:18
  26. >24

    高度は低いほうが精度は上がるんだよ。

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 12:28:34
  27. >>24
    静止軌道に適わないのは見晴らしだね、「対象」に近い分、精度だけなら高度が低いほど有利。

    あと、衛星軌道から「見下ろした」場合地面や海面が「背景」になるのに対し、航空機から「見上げる」場合、宇宙が「背景」になるので、この点でもまた有利。(地面・海面からの乱反射、赤外線放射が無い為)

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 12:58:27
  28. 実は政府は、JSF氏の主張するような工程で計画を進めることで内定していて、
    世論がそれを受け入れられるよう、より過激な計画を、前もっていわゆる「国防族」のセンセイ方に言わせている

    そんな電波を受信した初夏の昼下がり

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 13:38:36
  29. あれか、16DDH想像図の変遷を逆で行くパターンか。

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 13:50:50
  30. >実際の早期警戒衛星の開発費用は数千億円、
    >衛星1基の製造費用は数百億円というところです。

    通常の衛星と違うのは、静止軌道衛星に投入するということ。
    これは通常の衛星よりも遠くへ飛ばす為の運搬ロケットの大型化、
    より多くの推進剤の消費、
    通常の衛星以上の解像度の高いセンサー群を必要としている為、
    より多くの費用と技術を必要としていることを意味します。
    ただ、技術面では基礎はあるのでそれほど困難ではないと思います。

    >気象衛星「ひまわり」を軍事用の早期警戒衛星としての機能を
    >持たせる案、

    防衛用の衛星を商用衛星としても運用するという言い方なら、
    検討する価値はあると思います。
    多機能化することできれば商用としての運用が可能になり、
    そこからの臨時収入で全体的なコストパフォーマンスに貢献できます。
    もっとも商用として運用するリスクがあるかどうかですね。
    目的こそ違いますが商用衛星を米軍が借用した
    事例は過去にもあります。
    これを馬鹿らしいというのは視野が狭いと思います。

    >低高度軌道型は精度が格段に高くなる代わりに、
    >当然の事ですが静止軌道には無い為、
    >沢山の数の衛星が必要になります。

    もしかして日本のイオンエンジン搭載の超低軌道の似たものかな?
    こちらは高度180キロを回ります。

    >具体的に言えば大型無人機や無人飛行船に赤外線センサーを
    >搭載して監視飛行を行わせる計画です。

    無人飛行船について言えば似たものとして
    研究開発の段階のものを含めて
    米軍のHAA、ISISやJLENSがあるのですが、
    防衛省が開発して日本海側に配備させるのは
    「今の段階では」やめた方が良いと思います。
    まぁ、実は民間の通信衛星の代替として
    成層圏プラットフォームなるものを旧郵政省と旧科学技術庁が
    1998年から研究開発していたりしますが、
    民間用のものですから。
    高高度無人飛行船は貧者の衛星だと考えています。
    プアマンズサテライト。
    開発・運用コストが低く技術力もあまり必要としません。
    そして大量配備も可能な品物です。
    貧者の衛星であると同時に大国が運用しても、
    メリットの高いものです。
    開発コストが安いために大量に開発配備できるからです。
    連続飛行時間は衛星よりも短い数週間単位ですが、
    降ろしてメンテしてまた打ち上げることが
    できるメリットがあります。
    静止軌道衛星に似た運用ができます。
    ただし、高度が低い分だけリーチが短いです。
    質より量のアプローチですね。
    中国やロシアに余計なアイデアを与えて
    刺激して同じようなものを
    日本海側に配備されたら日本としては面白くありません。
    幸いなことに中国やロシアがローテク扱いしているのか、
    関心が低いために目立った開発計画は聞きません。
    ただし、中国やロシアが関心を示して
    実戦配備した場合には日本も実戦配備すべきです。
    それまでは能ある鷹は爪を隠しておくべきですね。

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 13:59:19
  31. >兆単位の金がかかるなら
    >ステルス機を国産して
    >敵地攻撃能力を持たせるべきだ
    財務省主計局防衛省担当と片山さつきがアップしはじめますた(涙)
    FSXで横槍入れてきた米民主党政権がアップしはじめますた(涙)

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 14:06:27
  32. >通常の衛星と違うのは、静止軌道衛星に投入するということ。
    そんなのごく普通の商業通信衛星や放送衛星でやっている。
    ただ目的が軍事と言うだけだ。それをなんか技術的挑戦のように言うのはなぜだ?


    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 14:28:58
  33. >31
    あれは時の政権の命を受けて官僚としての仕事をしたまでのことなんだから、
    そういう文脈で片山某の名を云々するのはいい加減やめたら?
    子供じゃないんだから

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 14:38:50
  34. >>30
    日本ははるか遠くの月や惑星探査機を飛ばす超大型ロケットまで開発・運用しています。
    月遷移軌道や太陽周回軌道まで対応しているのでその面では新規開発やコスト高騰を心配する必要は
    ありませんよ。

    静止トランスファ軌道程度ならばH-IIA程度でも3.8〜5.8tの物を約85億円〜120億円程度で
    打ち上げ可能です。現在の成功率は14/15で約93.3%です。静止軌道程度なら問題はありません。

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 14:44:27
  35. http://www10.atwiki.jp/fsx375/pages/89.html
    こういう話題だと大モサ師匠を召喚したいところ。

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 14:57:16
  36. JSF氏は北朝鮮対策のお話なんだろうが、対中国・対ロシアはどうするつもりだろう?
    それを含めて考えたらグロホをいくつ買えば済むのか…。
    日本に売ってくれるのかどうかも含めて。

    それに無人機と言えど飛ばせば撃ち落される可能性も高いし、墜落の心配もある。そうなると早期警戒衛星の方がコスト的にはかかっても、こっちの方がいいんじゃないかなぁ

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 15:21:48
  37. >>36
    AIRBOSS搭載無人機の話なら、そんなのが飛んでる領域で撃墜云々が考えうる状態って、既に弾道弾対策がどうこうと言ってる状態ではない気が。

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 15:44:21
  38. >>36
    そもそもMD計画というものは中小国の暴発やテロ組織によるミサイル攻撃等を想定しています。
    規模的にも対応能力的にもロシアの様な大国を相手に出来るシステムではありません。
    そこまで行ってしまうと相互破壊を完全に覆す様なものではなく、損害をとどめる程度になります。
    ですから基本的には一番どこかに撃つ可能性が高い北朝鮮対策が主眼かと。
    欧米もイランやシリアを警戒しています。

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 16:06:06
  39. 高高度滞空無人飛行船って、大気密度の関係で無茶苦茶巨大なものじゃないと意味のあるペイロードが無いんじゃなかったっけ?
    ツェッペリン並かそれ以上の飛行船の開発・生産・運用コストは思ったほど安くないのでは?
    それよりかは動力グライダー的なUVAの方が現実的らしいですが。

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 16:22:59
  40. >>38
    相互破壊って言うけど、お互い報復攻撃が出来る状態がお互いにあることでそ?
    だとしたらせめて日本に攻撃してもそれをほぼ無力化できるシステムの強化を図らなければ帳尻が取れないでしょうに。
    アメリカが代わりに攻撃してくれるから〜ってのは結局攻撃も守りも根幹はアメリカってことになる。

    何も弾道ミサイル持てだの核武装しろだの言っているんじゃないんだから衛星くらいの費用出せや、と。(攻撃兵器を入れるよりは
    政治的にもやりやすいでしょうし)
    もちろんあまりにバカ高いなら考え物だけど、最高で1兆円程度なら高くない買い物だと俺は思うが。

    >規模的にも対応能力的にもロシアの様な大国を相手に出来るシステムではありません
    大国とかそういうのではなく、日本を狙う弾の数が問題でしょ、ミサイル防衛に場合は。
    北朝鮮は全部で200〜300といわれているわけで、ぶっちゃければ中国より脅威なわけよ(中国はせいぜい全部で70発程度)


    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 16:32:46
  41. >>30
    ひまわりは静止衛星ですし、H-IIBならより大型の衛星も打ち上げられるようになりますね。
    衛星の多目的化は打ち上げ失敗時などのリスク面からはどうなのでしょう?

    >>36
    JSF氏は、衛星やめてグロホにしろと言ってるわけではなく、最初から早期警戒衛星一筋というリスクの高い手法をとらずに、熱源解析等のソフトウェア技術を向上させて徐々にステップアップしていけばいいという主張をされているのではないでしょうか。
    似た話では、情報収集衛星導入のときもハードの面よりも人員などのソフト面での懸念が多く聞かれたと記憶しています。(どちらも北対策関連か…)
    無人機と成層圏プラットフォーム開発を先にやるほうが技術も蓄積できて、民間へのスピンオフなど裾野の広い波及効果が期待できてよいのではないですかね。

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 16:36:14
  42. >40
    >最高で1兆円程度なら
    それだけの予算が増額or別枠なら、ね。
    「北を低軌道から常時監視だ!」とかやると、衛星寿命の短さによる打ち上げ頻度が、種子島の打ち上げ能力を軽く上まってしまうそうなので、新しい発射場が要るらしいし・・・。

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 16:40:49
  43. 無人機はMDに限らず今後様々な場面で必要になってくるからノウハウは欲しいよなあ

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 16:41:44
  44. 大モサ師匠の双発推進プロペラ式大型UAVの出番だ!

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 17:01:00
  45. >そんなのごく普通の商業通信衛星や放送衛星でやっている。
    解読力ないの?
    すべての国が衛星飛ばせる技術あると思ってるの?
    静止軌道と低軌道では、
    要求される解像度違うのは知ってる?
    1メートル先から新聞を読むのと100メートル先から
    新聞を読むのとでは要求される解像度違うのわかってる?




    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 17:17:44
  46. >>45
    H-2Aには低軌道投入能力あるでそ?

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 17:29:23
  47. >>45
    少なくとも日本では普通に出来る。誰もすべての国とか言ってないだろう。

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 17:31:04
  48. >41
    >衛星の多目的化は打ち上げ失敗時などのリスク面からは
    >どうなのでしょう?
    つまりハイリスクハイリターンということかな。
    分散化で対処もできるが、
    機能ごとに数機打ち上げることになるから、
    トータルコストが高くなる。
    こちらはリスク分散型のローリスクリターン。
    いや、それ以前に他の機能はオマケと考えるべきか。
    田中真紀子が大臣やってた時に衛星が軌道に乗らず
    袋たたきにあった記憶があったな。
    政治的なリスクと金銭的なリスクならあるけど、
    失敗を恐れてすべての衛星を
    打ち上げるのをやめるというわけにもいかないよね。
    結局は失敗する確率を少なくするよう
    最善を尽くすしかないということかな。
    失敗した時に支払われる保険というのがあったような。

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 17:33:01
  49. >>40
    良く読んでください。相互破壊が前提とされるような大規模な核戦略上では防ぐというより
    軽減する程度でしかないと言われています。したがってMDが主眼としているのはイランや北朝鮮に対する
    完封もしくは大幅な被害軽減、住民や市場の心理的底上げとなっております。

    相互破壊という言葉に惑わされて反撃能力云々というのは暴走し過ぎです。

    また、イランと北朝鮮は一番撃つ可能性が高いからこそ急務なんです。

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 17:35:19
  50. そもそも、北朝鮮だけが主眼になってるけどロシアや中国等と言ってまるで
    北朝鮮を主眼に据えてるのが間違いみたいな展開をするからそれを言われてしまってるのです。
    そんなもんは北朝鮮に対応出来る様になってから言ってください。
    段階すっ飛ばして最大効果じゃないから途中は全部無意味だからヤメロとかは毎日とかが好む手法です。

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 17:37:19
  51. >>48
    保険もかけますし日本の打ち上げ制度は高いほうなので失敗しても二回目くらいではいけるでしょう。
    日本の場合衛星計画がつらいのはそもそもの年間予算がなさ過ぎるからなので・・・
    予算がついていてちゃんと成功までやるという意欲があればそんなに大きな問題ではないです。
    また、そこまで高度な計画でもなければ普段より数百億違うという感じなので大それた話でもありません。

    システム構築で開発が大混乱を起こして高騰するか大量の低軌道衛星を打ち上げるから
    数兆円という話が出ているのであって、実際の衛星打ち上げ費用と衛星単体部分は実は
    これらからすると小さな要素になるのです。

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 17:41:06
  52. >>45
    32氏は30氏の「通常の衛星」という記述を、人工衛星一般について指していると考えたのでは?
    「通常の偵察衛星」と記述しておけば誤解を避けられたのではないでしょうか。
    あと、32氏は別に地球上の全ての国が人工衛星(軍用商用問わず)を打ち上げられるとは主張されてないと思います。米露欧あたりを念頭に置かれているのでは。

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 17:45:43
  53. そもそも日本での打ち上げの困難さを吹聴してたのに突然全世界的な話になるのが不明だよね。
    日本が打ち上げ実績あれば問題ないんだし・・・

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 17:51:04
  54. >13 素人考えですが、準天頂衛星システムと連動させて予算を引き出すという手は使えませんかね。
    順天頂衛星なら3機で常時監視ができそうではありますね。GPSの高精度化も考えれば安全保障に関して有意義な衛生になりそうですが
    毎日新聞は、電波記事と真面目な常識記事とがせめぎあっていますな(軍事とか環境問題とか)・・・良識派に期待したいです。

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 18:03:10
  55. >>40
    開発を始めても即座に実用化できるわけではないので、まずは大型無人機とAIRBOSSをという話になっているのではないですか?
    それに北朝鮮からの弾道弾を200〜300発と見積もって完封するつもりなら早期警戒衛星の配備を急ぐよりMD対応イージス艦やPAC-3などの増強のほうが重要と考えます。

    >>48
    日本の衛星はあれこれ盛り込みすぎて検査も大変になり故障しやすく、打ち上げ失敗すればダメージが大きいという主張を耳にしたもので、ひまわり5号の代替機にまつわる騒動も踏まえて考えていました。
    予備機を待機なり即座に打ち上げられる潤沢な予算があればいいんですけどね。
    JAXAの内閣府移管で予算増額を期待しますがビッグプロジェクト一辺倒にならないか心配です。

    結局は軍事も宇宙開発も予算と国民(マスコミ)の関心の問題ですね。

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 18:49:28
  56. >>54
    無理、てか1号機の打ち上げが来年ってタイミングで、間に合わない。

    次期QZSSなら・・・って、次あるのかな、これ。

    >>55
    てんこ盛り大型衛星はとりあえず「だいち」で打ち止めで、以降は「可能な限り壊れない大型衛星」から「壊れても(助長性確保で)大丈夫な中型衛星」を基本に方針転換してる。


    つぅか、早期警戒衛星の「リスク」って、衛星開発に関わる諸々が主であって、打ち上げ出来る出来ないのロケット側の問題は主たる問題ではない気がするけどどうなん?

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 19:13:43
  57. RQ-4導入の話はもう随分前に出てきて既に消えたモサリね
    高高度滞空型無人機ことHALE-Xにはアレより更に高高度での飛行が要求されてるモサリ
    理由はC-Xにあんな要求してるのと同じく本邦の航空事情に拠るところで遠大な滞空時間も同時に要求されてるらしいモサリ
    運用構想例を見るとBMD以外にもELINTやAEWも考えてるみたいモサリが

    と言う訳でRQ-4にAIRBOSSを載せるのはそれはそれで多大な出費になるのでお勧めしないモサリ
    本体のLCCもさることながら運用環境を整える費用が馬鹿にならないモサリね

    Posted by CHF at 2009年05月10日 19:51:59
  58. なぜかロケットから開発するとしてるからおかしい。
    日本は既にH-II/Aを計約3,900億円かけて
    開発し終わっており、既にH-IIBを262億円で開発済みなんだ。
    H-IIAで3.8〜5.8tを確保済み、H-IIBに至っては8tもの静止トランスファ軌道への
    打ち上げ能力を目指しており、静止衛星の打ち上げに関しては大した問題がない。
    むしろ、他国に頼らなくても自前で打ち上げられるレベルの話。
    打ち上げ費用的に見ても計画から見ると非常に小さい話で例えH-IIBを10回打ち上げたとしても
    一回約110億円で計約1100億円という内容。どう考えても問題はここじゃない。

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 20:14:20
  59. 数千億レベルのマトモな予算がついたなら、衛星打ち上げはボトルネックとしては大した事無いです罠。
    軌道上4t級の静止衛星ですら150億しないで打ち上げ出来る目処がもうすぐ立ちますし、3t級ならもうH2A204で実績ありますから。

    どうせ無意味に叩くあふぉな升塵に毅然と立ち向かう責任者(政治家の首で善)、粛々と続けられる体制、持続的な予算の方が余程ネックかと。


    因みに成層圏プラットホームは、結構風で動かされる気球を制御するペラのバッテリが一番のネックだった記憶が。

    あと、宇宙研はスーパープレッシャー気球なる、高度40kmくらいで長時間(目標半年)滞空できるのを開発中です。宇宙研の中でもかなりほのぼのした部署なので、軍用とはそりが合わないと思われ、当面。

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 21:42:46
  60. >57

    とはいえ新型の大型無人機の開発状況が全然伝わってこないですぜ? TACOMは話題があったばかりなのに。

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 22:06:52
  61. >>58
    まだ試験機も上がってないのに「開発済」は無いよ > H-IIB

    9月予定の打ち上げをwktkしながら待とう。

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 22:08:15
  62. 超大型無人機の大群を持って北朝鮮を監視・・・萌えるシチュエーションだ。レーザー砲積もうぜ!

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月10日 22:27:26
  63. >>60
    HALE-Xはまだ要素技術が幾つか片付いただけモサリよ
    それで十分と判断されれば次期防にでも開発装備化が盛り込まれるかもしれないモサリが

    Posted by CHF at 2009年05月10日 22:46:49
  64. >63

    ノンビリしてるけどいいのかなぁ。
    PAC3なんかは急いで欲しいからTHAADを待たずに導入を決めたわけで、
    有事の際に間に合わないと意味が無いよ・・・

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月11日 00:17:10
  65. 削減され続けてる防衛費枠内でMD整備してるから遅いんだよ

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月11日 00:42:46
  66. >58
    冷静に考えればそうなんだけどな。
    ただ、GXロケットっていう鬼子がいることを忘れない方がいいと思う。

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月11日 02:16:19
  67. >>49
    >軽減する程度でしかないと言われています。
    その軽減すらもない状態だから危険なのでは?
    撃つ可能性が一番高いからこそ自前の衛星でじっくりみっちり監視してるぞと「脅す」必要が
    あるわけでしょう。
    それにJSF氏は北朝鮮の「監視体制」の是非ではなく、何をもって監視するかの視点に対してです。
    それを中国含めアジア地域を(1基だとキツイかも)監視できるならそちらの方が将来的には良いだろうという私の考えです。
    いちいち敵の迎撃範囲内に無人機出してたら余計に反感買うのでは?
    衛星を批判するような真似は今のところ出ていませんしね。政治的にも無人偵察機より導入しやすいのでは?

    >>55
    >MD対応イージス艦やPAC-3などの増強のほうが重要と考えます。
    弾道ミサイル迎撃は何より発見スピードがモノを言うでしょう。迎撃の弾だけ増やしても迎撃する
    準備の貴重な時間が奪われる。
    今回は予告してくれたから的を絞れ込めたけど、予告なしにぶっ放されたら困るわけです。
    アメリカのDSP衛星「だけ」頼っているのではとても危険な気がしますよ。

    今のまま(2011年のMD状態として)で十分とは決して思いませんので・・・

    Posted by 40 at 2009年05月11日 02:50:57
  68. >>61
    2Aと差をつけたつもりだったけど開発済みはちょっと言い過ぎでしたね。
    もう実証段階に入る所まで来ているとするべきでした。

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月11日 04:32:08
  69. >>66
    こいつも実績豊富なアメリカと一緒にやったら安くなるとかいいつつやったら
    馬鹿高くなった共同開発なんですよね・・・

    最近の共同開発は本当に地獄だぜぇ!

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月11日 04:34:34
  70. 安価なロシア製を導入、経験と技術豊富なアメリカ企業と連携、日本の先端企業。
    国際共同開発でこれでもかと言われてきた事を全部やったら大炎上しましたという・・・

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月11日 04:39:18
  71. いや、肝心の日本の先端企業が炎上しまくっているうちに、米ロの枠組みが変わったわけで>GX
    予定通りならそこそこお安く、能力が有るロケットでしたよ、GXは(棒

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月11日 08:02:29
  72. >>67
    「脅威」口実に偵察衛星 日本の宇宙兵器開発企図
    http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/04/0904j0410-00004.htm

    >日本初の偵察衛星打ち上げ時、朝鮮外務省スポークスマンは
    >「われわれを狙った敵対行為であり重大な脅威」(03年3月18日)だと指摘した。

    >労働新聞(07年3月5日付)も、「『科学研究』を隠れ蓑に本格化しているスパイ衛星発射は
    >日本の軍事大国化が重大な段階に入っていることを実証している」とし、
    >日本の計画は「地域の平和と安定を脅かす行為」になると非難した。

    朝鮮総聯の機関紙だけど参考まで。

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月11日 08:50:48
  73. 気象庁が何か言い足そうにこちらを見ています

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月11日 17:09:05
  74. >>72
    そりゃその程度は言うだろう、普通…
    ただ、グローバルホークと違って撃ち落せないから一生懸命言い訳考えたんだろうな、泣きながらw

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月11日 20:47:43
  75. 口実もなにも脅威がないのに作る方がおかしいかと・・・

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月11日 20:57:06
  76. >>71
    まあ、絵に描いたもちだったねと(涙
    おまけで最先端の技術をふんだんに盛り込み画期的なコスト低減を図るってのもあるか。
    そこでも炎上したり技術移転求められて泡食ったりしてる訳だが・・・

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月11日 20:58:55
  77. ところがそんな画餅が「安全保障用途の為」を口実に、いまだに開発予算取ろうとしてるのが救いのないところで。
    開発の基本前提崩壊して、中止か全面見直し勧告されてるのに何でそうなるのかさっぱり分からん。

    早期警戒衛星をだしにして、更に予算取りそうでほんとにうんざりだ…。

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月11日 23:16:09
  78. >>77
    共同開発の事なんだけど・・・
    日本の場合は単独開発は異常な程意外とうまくいってます。早期警戒衛星に該当ロケットが
    関係するのかはまた別のお話でしょう。
    他国ではもっと炎上や切り捨て、代用とかになっちゃってるもんなんだけど。

    まあ、数々の共同開発案件が中止や全面見直しも出されながら巨額にふくらみ続けながら
    延々と損害を垂れ流してるってのは確かだけども。

    Posted by 名無しОбъект at 2009年05月12日 01:27:59
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Tracked: 2009-05-10 19:18