ラムジェットエンジン - Wikipedia
ラムジェットエンジンは主に超音速巡航ミサイルや超音速対艦ミサイルに採用され、ロシアでは多用されています。対空ミサイルでもイギリスのシー・ダート艦対空ミサイルやアメリカのボマーク地対空核ミサイルなどに採用例があります。
このラムジェットエンジンの一種に「ダクテッドロケットエンジン」というものがあります。通常のラムジェットエンジンは航空機用の液体燃料を使用しますが、ダクテッドロケットエンジンは固体燃料を使用します。先ず一次燃焼室で固体燃料を不完全燃焼させ、この可燃ガスを二次燃焼室でエアインテークからの圧縮空気と混合し、再燃焼により完全燃焼させて推進力を得ます。ジェットエンジンの固体燃料化というよりはロケットエンジンのエアブリージング(空気吸い込み)化なので、「ダクテッド(空気取り入れ口付き)ロケットエンジン」という名前で呼ばれています。
日本でのダクテッドロケットエンジンの研究は、1992年の防衛白書にある「第2章 わが国の防衛政策」に日米共同開発が始まった事が記載されています。
しかしこの白書、この図を「(4) 装備・技術面での協力」の所に挿入すべきなのに「(5) 在日米軍の駐留を円滑にするための施策」の途中に入れてしまってるのはウッカリ間違えたのでしょうか。紙媒体の方は正しくてネット上にUPする際に入れ違えたのかも・・・。
なお現在、防衛省は「ダクテッドロケット飛しょう体」の研究を川崎重工を主契約者として開発を行っており、将来的に99式空対空誘導弾(AAM-4)へ搭載する計画があると言われています。
これはアメリカのAMRAAM中距離空対空ミサイルにダクテッドロケットエンジンを追加搭載した「FMRAAM」に対応するもので、ロシアでもR-77中距離空対空ミサイルに追加搭載されたタイプが開発中、欧州でも「ミーティア」という、最初からダクテッドロケットエンジンを搭載済みの空対空ミサイルが登場予定です。これらの射程は100km以上を予定しており、これにより空中戦の様式が一変する可能性があります。
Meteor | Bayern-Chemie
このサイトにミーティアの詳しい断面図が載っていますので、構造の理解の参考にして下さい。なおこの企業はドイツのバイエルン化学で、ミーティアを開発しているMBDA社の100%子会社です。ミーティア搭載の固体燃料を製造担当しているようです。
しかし対空兵器としてみると、ダクテッドロケットエンジンは通常のロケットエンジンに比べて不利な点があります。急激な機動を行ってエアインテークからの空気流入量が減った場合はエンジン出力が落ちますし、固体燃料の燃焼が終了すると、エアインテークの空気抵抗により速度が急激に落ちる為、滑空による有効射程の延長を行えず、この時点で目標に追従する機動性も確保できなくなります。対地巡航ミサイルや対艦ミサイルならば滑空による射程延長は最初から行わないので問題になりませんが、対空ミサイルの場合は重要な要素で、これを解決する方法が模索されました。
そうだ、空気抵抗となるエアインテークをエンジンごとゴッソリ捨てちゃえばいいのだと。
誘導飛しょう体:J-Tokkyo
【課題】ダクテッドロケット推進による誘導飛しょう体の終末飛しょう時は、エアインテークの空気抵抗のため空力特性が悪く運動性能が劣っていた。また、ラム燃焼終了後は飛しょう速度が激減するため、ラム燃焼中にターゲットに会合させなければならず、射程を延ばせないという課題があった。
【解決手段】上記誘導飛しょう体において、ダクテッドロケットの燃料消費後にダクテッドエンジンを機体から分離し、空気抵抗が小さい状態すなわち飛しょう体の運動性能が向上された状態で、飛しょう体をターゲットに接近到達させることにより撃破確率を向上させた。また空気抵抗の削減により更なる長射程化を可能とし、母機の安全性を向上させた。
三菱電機も色々やってるんですね。他にもエアインテークからの空気流入量を維持するために可変式エアインテークにしてみたり、ダクテッドロケットエンジンを対空ミサイル用エンジンとして使う際の弱点を克服する研究が以前から進められています。それらが何処まで採用されていくのかは分かりませんが、燃焼終了後に邪魔になるからエアインテークごとエンジンを投棄というアイデアは、そうかその手があったか・・・って納得はしましたが、本当にいいのかな、それ。
面白い。穴は塞ぐのかな?
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 07:41:37
ってエントリだな。
しょうもない。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 07:56:40
は? 馬鹿アンチは帰れよw
ダクテッドロケットエンジンの事を知りもしないバカサヨが記事の内容も分からずに批判か、おめでてーな。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 08:01:10
この記事内容なら少し手直ししただけで専門誌に掲載できるレベルだけど、何が不満なの?
ダクテッドロケットについて入門的な解説、簡単な図解、ミーティアの詳細な断面図、軍事特許の面白い発想の紹介、どれも興味深いが。
内容を理解も出来ずに何でもいいから憎まれ口を言って嫌がらせをしようという魂胆なら、浅ましすぎて何も言う事は無い。
そんなレベルの低い妨害ではこのブログには傷一つ負わせる事はできないよ。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 08:16:26
記事から離れちゃうけど、ラジコンでもダクテッド・ファン積んだF-14やF-100が出てましたね。
重くて大きいから手は出せませんでしたが。
Posted by BELL at 2009年06月09日 08:27:50
米欄汚しだから。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 08:50:30
ダクテッドの意味が全然違うぜ・・・
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 08:52:12
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 09:53:07
このAAM-4改も、やはりE-767あたりから中間誘導される予定なんだろうか。
しかし最近は戦闘機のミサイル・キャリアー化が激しいなぁ…。
そういやロシアに、ジェットエンジンの燃焼室にロケットの固体燃料を詰めて、その固体燃料が燃え尽き次第ジェットに切り替えて飛翔を続けていくタイプの巡航ミサイルがあったけど、それはどうなんだろう?
やっぱりダクテッド・ロケットに比べて小型化が難しいのかな。
Posted by 名無しコメット神信者 at 2009年06月09日 09:53:48
女性が装備品の研究開発をするのも、もう当たり前の時代なんですね。
こちらのページにご自身で仕事について文を書かれていますよ。
http://www.st.keio.ac.jp/candidates/ob_relay/2006/ob_0612.html
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 10:33:43
や、「ダクテッド」の語の意味自体は同じでしょ。
ダクトに入ってる物が完全に別物なだけで。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 10:55:08
自分もタイトルの「ダクテッド」まで見て、ダクテッドファンかー、今回は随分地味なネタだなー、と思ってよくよく見たらそのあとに「ロケットエンジン」ってついてるし。
脱線ですが、ダクテッドといえばダクテッドプロペラポッドなんてのもありますね。NASAが作ったX-22Aという、V-22 オスプレイの遠いご先祖様とも言える(?)垂直離着陸試作機に使われました。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 11:13:22
と平和団体が騒ぐ布石!
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 12:20:18
http://www.mod.go.jp/j/info/hyouka/20/jigo/honbun/07.pdf
http://www.mod.go.jp/j/info/hyouka/20/jigo/sankou/07.pdf
関係無いけど液体燃料のラムジェットエンジンと固体燃料ロケットを統合したXASM-3も楽しみ
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 12:24:26
ステルス性向上のために可変インテークを捨てた第5世代戦闘機が可変インテーク付AAMを撃つ…
なんだか不思議な光景ですなあ
Posted by 名無し88式地対艦誘導弾(改)信者 at 2009年06月09日 12:35:22
空対空ミサイルなら、母機の速度があるからラムジェットだけでも発射可能、ってことでいいのかな?
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 13:17:24
こうして世界からドッグファイトがなくなりましたとさ
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 13:45:12
前提に固体ロケットの燃焼ガスがあるから速度0でも・・・って、そもそもダクテッドロケットってラムジェットの仲間なのか?
速度域と「外気を吸い込む」以外に共通点がない気が。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 13:57:42
ボマーク「その話、詳しく聞かせて貰おうか」
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 13:58:22
逆に捨てないメリットはあるのですか?
ないのであれば捨てるのが正解だと思います。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 14:55:56
ラム圧による空気圧縮だけでなく、ロケット噴射によるエジェクタ効果を用いた、空気取り入れの効率化を目指しているようにみえます。
北海道のCAMUIロケットを使った実験。
http://www.jaxa.jp/press/2009/02/20090218_camui_j.html
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 14:57:48
>発射母機は100キロ手前から探知出来るのでしょうか?
AWACSやJSTARSから座標データもらえば良いジャマイカ?
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 14:58:26
そこでステルス機ですよw
距離数kmまで近づかないと探知できない戦闘機同士の戦いならどれだけ長射程のミサイルを搭載しようと必然的にドッグファイトにry
・・・・というより、戦闘機をステルス化しなかったら射程外からボコボコに撃たれまくって終了、ってのが最近の兵器開発の流れなのかね?
>>18
ラムってのは要は、飛翔体自身の運動で(ファンを回すことなく)外気を圧縮し燃焼室に押し込む方式のことだからダクテットもラムでいいのでは?
速度域が共通なのは、むしろダクテットがラムであることの傍証でそ。速度が遅かったら、ラム圧を活用できなくて、空気取り入れ口にファンが必要になる。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 15:14:02
>空対空ミサイルなら、母機の速度があるからラムジェットだけでも発射可能、ってことでいいのかな?
それはない。
ラムジェットエンジンの場合、少なくともマッハ3ないと動作しない。
だから、個体ロケットブースターで初速をつける必要がある。
今回のダクテッドロケットエンジンも、ラム圧で吸気してるんだろうから、おそらくマッハ超えないと動作しないと思う。
そこまでの加速をどうするかだけど、Meteorの場合は燃焼室付近に内蔵したブースター燃料を使うみたいだな。
ロシアの、ジェットエンジンの燃焼室にロケットの固体燃料を詰めるのと同じ発想だね。
多分日本のも同じじゃないかなぁ…。
ところで、燃焼終わったらエンジン投棄、ってアイディア、宇宙ロケットファンの私からみたら奇抜でもなんでもありませんでした。
宇宙ロケットだと、要らなくなった機体は切り離すのが常識ですからね…。
ミサイルだと、動翼よけいに積まないととか、重心変わるじゃんとか、いろいろ問題あるんでしょうけど。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 16:10:48
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 16:22:44
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 16:25:37
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 16:31:04
知能化弾頭技術によって敵地上部隊目がけて落下する金だらいですねわかります
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 16:54:59
16です。回答感謝です。
危うく、勘違いしたままでいるトコロだった…
ん? でもwiki見たら「少なくともマッハ0.5程度まで加速する必要があり…」ってなってるんですが。
でもまあ、どのみち初速を得るための固体ロケットブースター使うのが前提で、「母機の速度だけで…」ってことは無い、ということでしょーか。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 16:55:24
Posted by 空気黄泉力0 at 2009年06月09日 18:03:46
うーん、ラムジェットエンジンでラム圧が有効になるのはマッハ0.5〜1程度、と聞いたことがありますが…。
あ、>>21の複合サイクルエンジンでの話だ。
エジェクタジェット自体が、ラム圧の効かない離陸時〜マッハ1程度での作動を意図していたはず。
その後、ラムジェット>スクラムジェットとモードを変えて行き、最終的にロケットのみの作動、大気圏外での極超音速飛行を目指す。
まぁ、こんな複雑な機構はミサイルには使えませんけどね。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 18:15:55
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 18:31:17
「飛翔体」って自衛隊用語だったのか。
北朝鮮のまで自衛隊用語で呼んであげるなんて、
なんて親切なんだ、日本政府。
Posted by at 2009年06月09日 18:54:11
推進力無しの惰性飛行で空力制御するの?残りの燃料で推進するにしても切り離し後の燃焼用酸化剤はどこから?
と、ミサイルとしての技術的問題点は山ほどありそうですが、
「航続距離内で確実に標的を撃破する」
という攻撃的考えかもしれませんね。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 19:01:21
慣性飛行で空力制御するにしても、空気抵抗の元を付けたままよりは余程良いわけでして。
また、残りの燃料で飛ぶ場合にしても通常の状態で二次燃焼室に入っていっているのは一次燃焼室で作られた燃焼過剰の排気ですんで、ダクトを切り離して推力は低下しても完全にゼロにはならないでしょう。
Posted by ハインフェッツ at 2009年06月09日 19:16:16
ラム圧が得られない発射直後や、インテーク切り離し後の燃焼時は十分な酸化剤のもと燃焼するように酸化剤の配合を調整しながら燃料を装填すれば良いんジャマイカ?
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 19:17:43
対空ミサイルって、元々、後半の誘導は惰性で進んでるだけですよ。
動翼で舵を切って誘導してる。
だから、エンジン捨てて、弾頭+誘導制御部だけにしちゃえば、軽量化されて舵の効きは良くなるし、空気抵抗低くなって飛翔距離伸びるし、もしかしたら敵のレーダーからも見つかりにくくなるかもしれない。
ちゃんと制御できるなら、良いことだらけです。
>>33
自衛隊だけじゃなく、宇宙方面でも使いますね>飛翔体
単なる航空宇宙の技術用語なんでは?
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 19:17:44
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 19:42:57
>推進力無しの惰性飛行で空力制御するの?
37氏の仰っている通り長射程対空ミサイルは最初の噴進で得たエネルギーで機動しています。
噴進が終わって機動出来なくなるのはAAM-5やIRIS-Tのような推力偏向機動の短距離AAMです。
Posted by 名無しAAM-4改信者 at 2009年06月09日 20:02:48
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 20:05:59
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 20:10:02
すいません、AAM-5は後翼操舵である程度の空力操舵をします。
IRIS-Tに関しても同様を思われます。
Posted by 名無しAAM-4改信者 at 2009年06月09日 20:22:32
アスロックのように、ダクテッドブースターの先にAAM-4をだな・・・
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 20:32:09
燃焼後にダクトをどう分離するかが結構大きな課題になりそうな気がします。変に分離すると軌道とかに思いっきり影響しそうな。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 21:23:44
1段目は初速用、2段目はタグテッド、3段目は余分なものを切り離した終末制御状態。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 21:38:46
http://www.youtube.com/watch?v=KXSfmA_BO60
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 21:48:00
>逆に捨てないメリットはあるのですか?
>ないのであれば捨てるのが正解だと思います。
都市上空の防空戦闘で、ダクテッドロケットをほいほい投棄していたら危ないじゃないか?
ナイキ地対空ミサイルの時も切り離したブースターの扱いが問題となった。そういう経緯を知らない?
日本は専守防衛である以上、自国上空で戦う事も考慮しないいけない。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 21:56:10
先に開発を始めていたミーティアの方はプロジェクト炎上中だけど。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 21:56:48
これって長射程ミサイル用だろ?
だったら撃つ場所を多少は選べるんじゃね?
ってか普通に海の上とかで使うんじゃね?
水際撃退前提で。
Posted by ななしさん at 2009年06月09日 21:59:36
そうすると使用空域制限を受ける事になる。それが果たしていいのかどうか・・・ミーティアは最初から組み込んであるから投棄できないし、FMRAAMは追加搭載の形だから投棄しやすいけれど、投棄する計画は無いんだよね。
もしAAM-4に採用されれば世界唯一のアイデアになるのかも。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 22:10:17
それ言ったら普通のAAM-4でも「撃墜した敵機が市街地に落下する可能性があるので使用は制限」ってなるんじゃあ...
有事だってんなら仕方がないんじゃね
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 22:14:44
逆だろう。専守防衛の日本だから100kmを越える射程の対空ミサイルはブースター部分の
投棄をあんまり気にしなくていいんだ。大抵の場合、海上投棄を意味するから。
陸上になる場合は捨てないモードにするなり、早めに切り離して海上に落としたり、
状況に応じて別のものを使うなり、いくらでも考えられるだろう。
限定的な状況推察で存在自体を抹消する理由にはあたらないかと。
他にそんなロングランスは無いんだからさ。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 22:15:10
疲れてるのかなー。
そんなコンポジットあったら確かに良く燃えそうだがw
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 22:20:04
ああそうか、投棄するも投棄しないも発射前に選択できればいいわな。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 22:23:56
一般的なミサイル用推進薬はゴム状ポリマーと酸化剤、燃焼助剤及び振動燃焼抑制用セラミックス(両機能を持たせたものもあります)等が練り込まれたもので、特定の圧力域においてほぼ完全燃焼しえるよう設計されています。
しかし、ダクテッドロケットモーターのそれは酸化剤を減らしたものでしかないため、速度0高度0でも燃焼させることができます。
一般的なロケットモーターと大きく違うのはこのフュエルリッチな配合の推進薬、ダクトとノズルです。これによって酸化剤不足のままで流れ出るはずの燃焼ガスがノズル近辺にあるポートから吹き込まれる空気、つまりは酸素と再反応することで再膨張し、更に高い推力を得る事が可能になります。また、この反応では高い圧力差を作ると良好な再反応が促進されないため、一般的なロケットモーターのようなノズルではなく、ジェットエンジンの様な大きな開口をもつものが多いです。
ぶっちゃけ、推進薬重量の7割くらいを占める酸化剤を燃焼が維持できるギリギリまで減らし、足りない酸素をダクトから取り込んでやるというのがダクテッドロケットエンジンです。
これによりどのような利点が発生するのかというと、1)ポート開閉によって推力をリアルタイムに変化させることが可能、2)燃焼及び再反応時の温度が低い、3)長時間の燃焼が可能で、射程延長が可能という3点と引き替えに、4)そもそも高加速が得にくい(サスティーン燃焼の継続)、5)低い高度ではイマイチ、6)速度が遅すぎるとエゼクター効果が少ないため更に低加速に、という代表的な点が挙げられます。
Posted by さむざむ。 at 2009年06月09日 22:49:30
都市防空戦闘だと機関砲だろうがミサイルだろうが撃破した戦闘機だろうが破片が落下するのは第二次世界大戦のころから常識じゃないの?
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 22:51:02
ラムジェット使うミサイルなんて、生きてるうちには空想軍事小説でしかお目にかかれないと思ってたわ
海中で泡吹いて超高速で突進する魚雷とかも珍しくなくなるのかね
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 22:54:45
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 23:00:43
それなんて無人戦闘機?
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 23:06:55
パラシュートと制御装置付ければいけないっすかねぇ?
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 23:16:46
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 23:17:43
個人的には、滑空段階におけるエアインテークによる空気抵抗の問題は速度低下もありますが、空対空型が抱える非対称な機体形状(航空機に積む関係上、ミーティアだと下部にしかインテークないですよね)も問題かなと。
制御に課題があるとのことで、切り離してしまった方が色々楽なのかなと。
Posted by dragoner at 2009年06月09日 23:22:42
むしろより強力なレーダーを搭載した母機から発射する方がふさわしい様な。
通常戦闘機では支援を受けないとこの射程をコントロールしきれないだろうし。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 23:23:22
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 23:30:57
F6Dですか・・・
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 23:46:02
ダクテッドで飛翔したミサイルが、その限界値を超えて、
ダクテッド部分を分離して、予備の推進剤を使ったところで、
ダクテッド時と同様の追尾性能を持ち得るのか、って話です。
どう考えても、推力、速度ともにダクテッド起動時の方が、
推力、機動性ともに優れているわけですから、その部分を切り捨てて、通常固体燃料ミサイルになった際の、「撃墜率」を問題視しているわけで。
そう考えると、ダクテッド起動時の間に目標を叩く事の方に注力するのでは、という話です。
惰性航行も、残存燃料での追尾も可能でしょうが、目標を叩くのに、ダクテッド並みの性能を担保できるのか、って話です。
ここで示されたダクテッドの構造からすると、それは難しいんじゃないの?って話。
もちろん、その点もふまえて改良するんでしょうけれども。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月09日 23:49:11
予備の推進剤なんてないです。
通常のロケット推進でも燃料が無くなった後に滑空で有効射程を延ばすんですよ。
ダクテッドロケットでは元々の燃料噴射時間が長くなるけど、燃料が尽きた後は空気抵抗のせいで滑空による有効射程の延長が出来ない。
つまりエンジン分離で滑空時の有効射程を延ばすって意味は、通常ロケット推進との競合ではなく、ダクテッドロケット同士のAAM撃ち合いでアドバンテージを得るものなんだよ。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 00:03:38
地対空ミサイルは目標を外したら指令爆破で自爆して、地上への被害を少なくする措置を取る。
だがブースターやエンジンを投棄した場合、自爆させることが出来ずにそのままデカイ塊が落ちてくるという問題がある。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 00:06:11
>推力、機動性ともに優れているわけですから、その部分を切り捨てて、通常固体燃料ミサイルになった際の、「撃墜率」を問題視しているわけで。
ダクテッドエンジンが高空の方が優位に働く性質なら
エンジンを投棄したあとは
普通に位置エネルギーを利用した攻撃パターンになるんじゃないのかな?
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 00:11:17
エンジンを切り離すタイミングがどうなるか知らんけど、町の真上にデカイ塊が落ちてくるようならもう敵が町の近辺にいるってことだよなぁ。
>>だがブースターやエンジンを投棄した場合、自爆させることが出来ずにそのままデカイ塊が落ちてくるという問題がある。
↑ エンジンやらブースターに爆薬でも仕込んでおいて爆破すりゃいいんじゃね?
割と簡単にできそうなんだがなぁ。
Posted by ななしさん at 2009年06月10日 00:11:29
>しかし、ダクテッドロケットモーターのそれは酸化剤を減らしたもので
>しかないため、速度0高度0でも燃焼させることができます。
ああそうか、一次燃焼で流入エアが入る前に「不完全燃焼」させないといけないから、酸化剤が小量入っているので速度ゼロでも点火可能なんだ・・・ミーティアに加速用ロケットが付いていないのは、そういうことですか。
>ぶっちゃけ、推進薬重量の7割くらいを占める酸化剤を燃焼が維持できる
>ギリギリまで減らし、足りない酸素をダクトから取り込んでやるというの
>がダクテッドロケットエンジンです。
分かりやすい説明ありがとうございます。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 00:12:02
弾頭とは別に爆薬仕込んで、そんな少ない量で完全破壊できるかなぁ?
THAADはキルビークルを放出した後、ミサイルブースターは自爆するらしいけど、爆薬の量のデータが何処にも載ってないんだ・・・探してるんだけど。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 00:14:27
↑ この意見何回位出てる?
Posted by ななしさん at 2009年06月10日 00:14:31
大体のAAMに同じことが言えるのでは?
従来のミサイルと運用法はあまり変わらないんじゃないだろうか。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 00:16:28
>むしろより強力なレーダーを搭載した母機から発射する方がふさわしい様な。
XP-1に搭載して空中巡洋艦構想再び。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 00:18:38
小林源文の戦争劇画だと、それでも都市上空の戦闘制限の描写があったりするよ。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 00:20:07
そういう事を心配するからこそ、地対空ミサイルは外れた場合に自爆処理するの。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 00:21:24
ミーティアには、ブースターが内蔵されてるようだよ。模式図参照。
ブースターが燃え尽きた後がラムジェットの燃焼室になるようなイメージかな?
あと、固体燃料も、酸化剤の配合比率を傾斜配合させて、最初は完全燃焼させるようなプロファイルも可能だと思う。
逆に、中間の巡航時は不完全燃焼のダクテッドで距離を伸ばし、最後はダクテッド部分切り離した後完全燃焼で再加速みたいな手もあるのかもしれない。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 00:24:18
>どう考えても、推力、速度ともにダクテッド起動時の方が、
>推力、機動性ともに優れているわけですから、その部分を切り捨てて、
>通常固体燃料ミサイルになった際の、「撃墜率」を問題視しているわけで。
燃料が尽きた後の滑空の話をしているんだよ?
そりゃ燃料があった時に目標を追い掛けた方が命中率高いのは当たり前、その上で燃料が無くなった後の滑空時にも命中率をある程度確保しよう、って話な訳で。
ぶっちゃけ回避機動を行わない巡航ミサイル相手ならそれでも十分に当たるし、爆弾満載した攻撃機に爆弾を棄てさせる効果も期待できる。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 00:27:10
>逆に、中間の巡航時は不完全燃焼のダクテッドで距離を伸ばし
それは有り得無い。不完全燃焼っていうのは一次燃焼室で燃料リッチな状態のガスを二次燃焼室に送り込む為のものだから。どっちにしろ二次燃焼室で完全燃焼させる。
>最後はダクテッド部分切り離した後完全燃焼で再加速みたいな手もあるのかもしれない。
ダクト無くなったら酸化剤不足の燃料で完全燃焼なんて出来るわけないよ。
君の認識は間違いが多い。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 00:31:45
最後までロケットモーターの白煙を吐きながら、目標で炸裂するAAMって、映画の中だけの話ですよ。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 00:39:38
すまん、説明不足で誤解させたようだ。
まず、固体ロケットモーターの酸化剤比率を傾斜配分して、燃焼初期は完全燃焼、中期は不完全燃焼(燃料リッチ)、末期には再度完全燃焼、というような制御が可能という技術がある前提で話していた。
※無論こんな技術が無い可能性はある。
この仮定に立てば、初期はエアダクトを閉じて速度ゼロからのロケット加速を行える。
中期は、エアダクトを開放してラムジェットエンジンの要領で燃費が良い燃焼を行える。
このときは当然、二次燃焼室内で完全燃焼させている。
末期は、二次燃焼室自体を脱落させ、ロケットモーター部分だけで再加速。
無論単なる妄想であるから、実現するとは言わないが、理屈は合ってるはずだよ。
※ただ、初期のブーストは、二次燃焼室自体に固体ロケット燃料詰め込むタイプを採用するのが常套手段だと思う。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 00:43:31
三段スラストは制御が難しい。無理。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 00:50:39
多いと思うぞ。漫画とアニメの影響は大きい。
PAC3による対弾道ミサイル戦闘ならば、高く高く上がる必要があるので滑空はしないけどね。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 01:00:40
なぜ?
固体燃料は火を付けたら一定速度で燃え続けて一切制御できない、逆に言えば時間通りに燃えるので、完全燃焼用・燃料リッチ・完全燃焼用を順番に並べてくっつけるだけで、あとは機体側がタイマー制御で動作切り替えればOKみたいなもんだけど。
無論、言うほど簡単じゃなかろうけどもね。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 01:04:03
>ダクト無くなったら酸化剤不足の燃料で完全燃焼なんて出来るわけないよ。
いや、>>78は傾斜配合に触れた上で言っているので、ダクト投棄後軽くなったタイミングで燃焼比を完全燃焼モードにして最後のダッシュをかけさせる
という意味のことを言ってると思ったのだが。
言ってることの意図を読み取れないからといって、その中身が間違っているとは限らないだろ。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 01:12:45
86は余計なお世話でしたな。
Posted by 86 at 2009年06月10日 01:18:21
>まず、固体ロケットモーターの酸化剤比率を傾斜配分して、燃焼初期は完全燃焼、中期は不完全燃焼(燃料リッチ)、末期には再度完全燃焼、というような制御が可能という技術がある前提で話していた。
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そんなことをしたらダクテッドロケットの利点が殆ど無くなってしまうから、やる筈が無いですよ。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 01:22:47
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 01:42:25
Integral Rocket/Ramjetって最近はやらないのかな。
旧ソ連のSA-6 Gainfulなんかがそうなんだが。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 02:37:44
そうかなあ。
紹介されてるプロファイルが実現可能とすればだけど、少なくとも一考の価値はあると思う。
確かにトータルの加速時間は減るだろうが、ダクテッド部切り離し後に加速継続できるなら、ターミナルフェイズでベクタースラスト利くかもしらんということでもあるし。
…とはいえちょっと考えると、3段燃焼プロファイルにすると、2段階目が燃焼し尽くさない限り3段目に点火できないっていうのが問題か。
ある一定の距離を飛んで2段目を燃やし尽くさないと、ターミナルフェイズでの推力が安定せずに誘導プロファイルが面倒になる可能性はあるかもね。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 02:51:30
エンジンから推力が得られる段階は通り越しているのでそんな心配は全くしなくて良いのです。
むしろ滑空状態が極端に減るから射程面でつまらないミサイルになるのが懸念なんですから。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 07:28:35
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 08:17:18
吸気減らないようにロールするんじゃない?
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 10:25:17
VLSからの発射直後ぐらいでは?
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 10:49:53
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 12:51:40
こんなところで種ガンネタに出くわすとは(棒読み)。
Posted by KY at 2009年06月10日 12:51:57
AIM-9XとかAAM-5は推力変更ノズル装備。
別にVLS発射タイプに限らないし、推力を持った状態で旋回できるなら速度や高度の維持に繋がるから、その能力を持たせることによるデメリットが大きくないなら、できるに越したことはない。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 13:57:55
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 14:49:56
これもダクト付だけどロケットエンジンだったのかな
4:08〜
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6829500
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 14:50:15
山形経路で撃速を稼ぐんでしょうか、それとも水平飛行で敵側対処時間の削減をねらうんでしょうか。
まあ遠距離では山形経路でしょうけど。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 15:03:16
次は原子力ロケットのブースター作って
これ戦力化して実戦配備させようぜ
http://maniaxz.blog99.fc2.com/blog-entry-2842.html
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 15:21:35
ダクテッドロケットは通常のロケットより速度は遅いのだが?
何か勘違いしてないか、ダクテッドロケットの利点は燃焼時間の増大であって高速化じゃない。
通常のロケットなら大気圏内でも理論上はマッハ10でもいけるが、ダクテッドロケットではマッハ5が限界だ。これを上回るにはスクラムジェットにするしかない。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 16:12:16
>ミサイルって急機動したら吸入量減って失速するのか?
角度によるが、当然その可能性はある。
>ラムジェットエンジン使ってるSAM(SA-4とか)があるんだが…
あのバカでかい対空ミサイルは最初から急機動が出来ない仕様だ。戦術戦闘機相手には命中は期待できないんじゃないか? それでも爆弾を棄てさせる効果は期待できる。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 16:19:22
私はミィーティアの巡航速度のマッハ3位での話をしています。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 16:57:59
ミサイルのG制限って高いよ?
確かスパローですら50Gの機動に耐えられる。速度はマッハ4〜5での急旋回。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 17:24:35
ですから、吸入量へって失速云々となるような迎角ではその50Gも超えてしまうのでは?
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 17:38:00
そうじゃないと推力変向の意味がない気がするのですが
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 19:04:46
それにミサイルの揚力は翼では無くボディで生み出すんだが。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 19:07:33
中距離ミサイル以上では滑空飛行の方が長いです。
>そうじゃないと推力変向の意味がない気がするのですが
それ短距離ミサイルの話です。中距離ミサイルに推力偏向ノズルが付いている機種なんて無いでしょ? ESSMの推力変更ノズルはVLS発射直後の機動変更に一回だけ使う代物だし。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 19:09:52
しません。
>そうじゃないと推力変向の意味がない気がするのですが
今話してるのは長射程空対空ミサイルの話。
誰も格闘戦用の短距離AAMの話なんてしてねーです。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 19:13:12
それに、エンジンが空気を取り込めないような状況になるとしても、その状況が長く続くでしょうか?
一時的に推力が落ちるだけでしょ?
ですからダクテッドロケットエンジン=機動性が劣る、ということにはならない。
まあ、高速飛行時に空気を吸い込めなくなることはあるのか?という疑問はそのままなわけですが。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 19:25:59
あんまし気にしなくていいんじゃないかねぇ。
しかしコレ、巡航ミサイル用エンジンにならんかな。
燃料注入不要で扱いやすくなりそうな。
飛翔速度が音速越えないといけないけど…。
燃費悪そうだから意味ないかな。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 20:32:36
ロールしても角度が深ければ流入効率が大幅に落ちます。
>一時的に推力が落ちるだけでしょ?
その「一時的」が問題視されているのですが。
>ですからダクテッドロケットエンジン=機動性が劣る、ということにはならない。
貴方は特許のページに書いてあることを何にも理解されて無いですね。
>まあ、高速飛行時に空気を吸い込めなくなることはあるのか?という疑問はそのままなわけですが。
普通にあります。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 20:34:31
>酸化剤内蔵のロケットエンジンだから失火することはない。
>あんまし気にしなくていいんじゃないかねぇ。
ダクトからの流入エアを前提にしているので、酸化剤の量は極小。二次燃焼室での失火の可能性は残る。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 20:37:42
>ですからダクテッドロケットエンジン=機動性が劣る、ということにはならない。
いいえ、貴方の認識は間違っています。
【課題】ダクテッドロケット推進による誘導飛しょう体においては、飛しょう中の空気抵抗が大きく、また飛しょう体の急激な旋回等により取り込まれる空気の流量が減少してダクテッドロケットの性能の低下がおきるため、運動性能に限界があった。
【解決手段】上記誘導飛しょう体のエアインテーク部分を、機体の迎角と独立に変角できるようにし、常に最適な流量の空気を取り込むことができるようにした。
http://www.j-tokkyo.com/1999/F42B/JP11248398.shtml
こういった技術が現実的に存在しています。
要約部分以外の文章を全部読む事をお勧めしますよ。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 20:42:59
まぁ二次燃焼室での失火はありえそうですね。
というか、吸気が無くなるなら失火するに決まってます。酸化剤無いのに燃えるはずがない。
でも、吸気再開すれば、速やかに燃焼再開します。
なぜなら、ロケットモーター部(一次燃焼)は絶対に失火しないし、高温であるから。
まぁ、急ターン時に推力落ちるのはあるでしょうけど、前向けば復帰するのでたいして問題にならんのじゃないかな。
逆にブレーキかけた状態で旋回できて、機動上有利かもしんないですよw
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 20:43:29
>逆にブレーキかけた状態で旋回できて、機動上有利かもしんないですよw
意図的なストールターンは勿体ない。
運動エネルギーをみすみす捨てるような真似は、今の空戦では自殺行為だ。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 20:57:24
2)燃料が切れた後に構造が減速要素になる→滑空に入った終末段階では切り離す処置を考慮
の二段構えですので、ちゃんと対応してますよ。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 21:38:24
だから通常のダクテッドロケットでは劣るって証左だよね、それって。そういう話をしている筈なんだけど。112の発言は116で否定された。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 22:29:37
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月10日 23:30:02
ただ、分離機構を搭載する事による重量増加を考えるとどうなんかなぁ。ちょうどブレークイーブンする目安がついたんだろうね。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月11日 10:46:45
捨てるのはエンジン本体を除けばエアインテークとノズルといったドンガラばかりであり、密度はやたら低く、重量的には大したことはない。
つまり、空気抵抗が大きそう、ではなく明確に大きい。
また、分離機構も重量的には大したことはない。
こんなものを抱えていたら、最終誘導時の機動性に悪影響が出る。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月11日 18:47:06
空力的に邪魔な部分を捨てるだけだから全部すてる訳でもないし、
それを差し引いても余りある滑空距離と制御し易さが得られるから問題はない。
届かないミサイルより届くミサイルなのですよ。
というか、そういう想定のミサイルなので。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月11日 21:52:48
Posted by さむざむ。 at 2009年06月11日 21:54:05
ラムジェットは音速以下でも始動できるもさ。
日本で最初に空中運転されたラムジェットは、
最高速480km/hのレシプロ機に吊り下げられて
飛行実験を行ったもさ。
とは言うものの、速度が変わるとインテークの
条件も変わるもさ。
速度の維持装置として使う場合にはインテークの設計が楽になるもさが、加速用の推進装置として使うのはあまり面白くないもさね。
Posted by もっさりさん at 2009年06月11日 22:54:51
http://wwwsoc.nii.ac.jp/gtsj/199-/g_102.html
しかし写真まであったりする。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月11日 23:18:28
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月11日 23:57:51
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ふんぐるい | '゙''"'''゙ y―,
ミ ′∀` ,:'
(丶 (丶 ミ むぐるうなふ
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るるいえ | '゙''"'^uy―,
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ハ,_,ハ,, うがふなぐる
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ヽ ′∀` ゙':
ミ .,/) 、/)
゙, "' ´''ミ.
(( ミ ;:'
'; 彡
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Posted by 名無しОбъект at 2009年06月12日 00:26:11
これ見ると"2010年代の侵攻戦闘艦艇対処として、XASM-3が現状では必ずしも最適であると評価するには至らなかった。"とあるけど、何が問題だったんだろうか?
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月12日 01:35:36
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月12日 02:00:27
そこだけ引っ張り出すからでは
現有ASM-1は、装備化から20年以上経過し、機能・性能が不足し、備蓄数量も減少しつつある。また、諸外国戦闘艦艇にミサイ
ル対処能力が向上した艦対空ミサイル等の装備が進む傾向にある。このようなことから、射程延伸による攻撃範囲拡大、飛しょう
速度増加に伴う残存性向上、複合シーカ搭載による対妨害能力が向上した電波誘導方式の空対艦誘導弾を開発する必要性について
は理解できる。しかしながら、2010年代の侵攻戦闘艦艇対処として、XASM-3が現状では必ずしも最適であると評価するには至らな
かった。このため、ASM-1の備蓄数量の減少に対応することが必要となり代替案について検討すべきである。
つまり日本は老朽化による対艦備蓄数減少が急務であり、弾薬数を充実させてまずは
飽和面の充実を整えてからステップを踏むべきであり、
早急な移行を急ぐのは得策ではないと指摘されているのかと。
ただし、将来に向けての開発準備を否定するものではない。
実用性がまだ高まっていない段階での早急な切り替えには警鐘を鳴らし、
現実的な装備の妨げにはならないようにってお話かと。不要論ではなく、あくまで2010年代での
最適論だからね。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月12日 22:02:55
ぶっちゃけ巨大な吸入口を持ち、ちゃんと圧縮出来るのであれば地上に固定して巨大な送風機で風を送ったりトラックの荷台に固定して走らせても始動できる(かも知れない)ということですね。
燃焼室等の内部で必要な流速を得られれば本体の速度は関係ない(この話の場合で言えば燃料供給用ロケットエンジンの燃焼ガスによってラムジェットの動作に必要な流量と流速が供給されていればよい)と。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月12日 23:58:59
|´∀`';/^l
|u'''^u;' |
|∀ ` ミ ダレモイナイ・・・
| ⊂ :, モサモサ スルナラ イマノウチ
| ミ
| 彡
| ,:'
|''~''''∪
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月13日 02:36:18
一般的にはLow-High-Lowだと思うぞ。
山形というよりは、まず上昇して空気抵抗の少ない所に出てからそこで巡航し、
当てる前に高度を下げる感じかな。
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月13日 03:07:52
Posted by 名無しОбъект at 2009年06月13日 16:39:17