2010年05月19日
MITのセオドア・ポストル教授、まだMD反対で頑張ってたんですか。2年前に「偵察衛星をMDシステムで撃破成功」して以降は音沙汰無かったので,
もう熱意を失ってたと思っていましたが・・・何と今回は「迎撃実験で標的の弾頭ではなく胴体に当たったケースは失敗扱いだ」と言い出して命中精度の下方修正を主張しています。教授、暫く見ないうちにセコい事を言い出すようになったんだな・・・

米ミサイル防衛に重大な欠陥、「技術的な神話」と米研究者:AFPニュース


ミサイル防衛:SM3の命中率は低い!?:朝鮮日報
米マサチューセッツ工科大(MIT)のセオドア・ポストル教授とコーネル大のジョージ・ルイス先任研究院は、軍縮専門誌「アームズコントロール・トゥデイ」最新号(5月)に発表した研究報告書で、「米国防総省が“命中した”と発表した過去10件のSM3迎撃実験の資料を分析した結果、実際にミサイルの弾頭に正確に命中したケースは1−2件に過ぎなかった」と主張した。残りの迎撃ミサイルは、最も小さなミサイルの弾頭ではなく、胴体に命中したもので、事実上の失敗だ指摘した。

ミサイルの弾頭を正確に迎撃した場合、上空で爆破され消滅するが、胴体に命中すると、ミサイルが当初の軌道を外れ、不特定の場所に落下する。このミサイルに、破壊力の弱い通常型の弾頭が積まれていても、大きな問題にはならないが、核弾頭が搭載されていた場合、ミサイルが墜落した地域では、核爆発による大規模な人命の損失が生じかねない。


ポストル教授は失念しているようですが(何でこんな基礎的な事を忘れてるのかさっぱり不明だが)、SM-3は海上配備型で迎撃も海上で行われます。仮に敵弾道ミサイルの弾頭を破壊できずに胴体に当てて軌道が狂って変な所に落ちて来ても、大抵は海上に落ちてポチャンです。だから別に被害は生じません。

・・・何か問題でもあるんですか?

それに、最近の迎撃実験では弾頭と弾体(胴体)が分離する新型の標的ミサイルで行っていますし、更にトライデント弾道ミサイルを改良した長射程の標的ミサイルも新たに用意されています。ポストル教授の今回の発表、ちょっと遅過ぎたんじゃないでしょうか。数年くらい周回遅れのような気がしますね。

Togetter - まとめ「MITのセオドア・ポストル教授のMD批判論文雑感」
23時56分 | 固定リンク | Comment (91) | ミサイル防衛 |

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  1. おお、さっそく更新ですね。おめでとうございます。

    というわけで1げと?

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 00:02:13
  2. 海に落ちる→放射能汚染→ゴジラが生まれる

    大問題だ!

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 00:02:34
  3. そーいや、「胴体にあたっただけでは水爆としての能力は損なわれていないから迎撃は失敗だ」なんて主張も見たな・・・・・・

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 00:07:28
  4. ミサイルが直撃するよりも、迎撃して降って来る破片を気にする人達って事ですな
    一体どういうつもりなんでしょうね
    直撃した方が良いとでも?

    ついでにここの>>1さんみたく「1ゲット」って書く人がいますけど、これも記事と関係ないですよね
    つかここは2ちゃんねるじゃないのに

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 00:09:40
  5. >4
    >直撃した方が良いとでも?


    Yes! 軍事基地狙って発射した物が迎撃されておらさ家に降ってきたらたまらない。



    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 00:20:20
  6. 退院おめでとうございます!

    つーかこと軍事面で結果より過程を重視しだしたら終わりですわな

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 00:22:05
  7. >>5
    あんたの家は海の上にあるのか

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 00:22:38
  8. >>5
    ネタにマジレスですが、MDって基本的には核ミサイルを迎撃するためのものですから、目標が軍事基地だろうがどこだろうが民間人の被害にはあまり関係ないような…

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 00:23:34
  9. ポストル教授って以前は数学的トンデモを主張していたのに、今回は急に小物臭いケチ付けを行うようになったんだなーと思った。ちょっとこれではねェ。ネタが尽きたのかな?

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 00:24:56
  10. >>5
    おつむは大丈夫か?
    核弾頭なんだから基地に直撃した所で周囲もぜ〜〜んぶアボーンだよ。
    ついでに、目標が軍事施設とは限らない。
    民間用でも戦略的に重要なものは標的になる。

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 00:26:22
  11. >>5
    普通弾道弾に詰まれる「核兵器」だと、数キロ単位の誤差なんぞあまり関係無い気が・・・

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 00:27:01
  12. というかこのポストル教授って、ミッドコースで胴体を損傷した弾道ミサイルがそのままほぼ予定コースを飛んで着弾すると言っているわけ?

    アホなの?

    ミッドコースでちょっとでもグラついたら予定コースを大きく外れるだろう、胴体であっても破壊されたら遠くへは飛べない、そのまま海上に落ちる。

    なんでこんな簡単な事がMIT教授が理解できていない? 純粋にトンデモ教授かそれとも左翼教授が無茶を承知で唱えているのか・・・

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 00:36:05
  13. >>12
    調べた訳じゃ無いので憶測だけど
    多分この教授、専門分野外でイデオロギーによってぶれまくってるんでは?

    ほら日本で言う大槻教授のアポロの月着陸は無かった論みたないな

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 00:53:31
  14. 胴体が吹っ飛ぶほどの衝撃を受ければ、弾頭の軌道は変わる(それる)と考えるのが普通では?
    胴体が破壊する際に、弾頭が破片で損傷する可能性は無いのだろうか?
    破片を受けなくても、衝撃で故障する可能性は無視してよいほど小さいものなのか?
    このあたりを全て勘案した上で、「8〜9割が目標に到達して爆発する」という結論を出しているのだろうか?

    記事から読み取れる限りにおいて、この教授の主張には到底納得できせんね。

    Posted by Crv at 2010年05月20日 00:56:37
  15. >>14
    100km/hで走ってる車同士で衝突事故(迎撃)を起こして、運転手(弾頭)が無傷な確率って、結構低いよな

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 01:03:11
  16. 誰も貼らないので貼っておく。元記事。
    http://www.armscontrol.org/act/2010_05/Lewis-Postol

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 01:06:19
  17. ポストル教授はとうとうお笑い系になってしまったのか。MDAもこんな反論を相手にするなら楽でいいだろうな。

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 01:13:05
  18. この記事を取り上げて「ほら!MDは役に立たない!」って叫ぶ方々が出てきそうですね。タフブックの杉様とか、くらまの衝突事故記事で文責負わないジャーナリストの三宅とか。どれほどの電波が発信されるのやら、、、

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 01:17:04
  19. しかし、韓国次第では再び朝鮮戦争が始まる可能性がある
    湾岸戦争時、イラクがイスラエルをミサイル攻撃したように
    どさくさに紛れて北朝鮮が日本にミサイル撃ってくる可能性だって少なからず有るわけで
    そんな日本には、現時点では、頼れるのはMDだけなんだけど
    この状況をどう考えるんだろうねこの人は

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 01:21:11
  20. >19
    そう考えると、現時点で我が国がMD網をそれなりには整備できているは僥倖ですね。これが、配備計画が後2,3年遅れていたらどうなっていた事やら

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 01:30:04
  21. MDって訳じゃない上、話も厳密にミッドコースじゃないと思うけど、
    作動中のブースターの異常でどれ程軌道がズレるかは、
    去年4月の北朝鮮のミサイルのブースター切り離し失敗でも明確だろうに…

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 01:30:06
  22. なに、もうすぐ実戦が始まるんだろ? 否が応でも直ぐにSM-3の真価は発揮されるさ。問題は数だな・・・

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 01:31:53
  23. うーん、すでに慣性飛行状態にある場合、海上で胴体を破壊しても弾頭部が海上に落ちると考えるのは短絡的だと思うぞ。後ろで爆発するんだから弾頭は加速方向に押されるが、擾乱としては微小。たとえば北朝鮮から東京を狙った場合、日本海で迎撃しても日本海に落ちるわけではなく、東京湾あたりに落ちるんじゃないかな。

    とはいえ、弾頭も損傷する可能性は高いし、無傷で分離しても再突入体の姿勢が乱れるだろうからちゃんと爆発する可能性は極めて低いので、杞憂と考えて良いとは思うけどね。

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 01:42:01
  24. MDAの反論も貼っておこうか。
    http://www.mda.mil/news/10news0005.html

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 01:42:16
  25. >>20
    北朝鮮が実際、日本にミサイルを撃って来るか、撃って来ないかではなく
    相手の能力に備えるって点においては、日本の防衛はそれなりに上手く機能しているよな
    MD開発の判断は正しかったって事ですな

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 01:49:22
  26. 命中率が低いって言う話を聞くと何時も頭の中で
    「命中率が低いなら、たくさん撃てば良いじゃない」
    とマリー・アントワネットが囁くんだけど

    MDって基本一撃必中を目指しているんだろうか

    まあ、銭がねえよ姉さんって事になるとは思うけど…

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 02:02:38
  27. >23
    横殴りにぶつかって来るから回転する可能性が高い。そうなるとそんな悠長な話にはならんだろう。

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 02:25:14
  28. 仮に弾頭が生きたままだったとしても、狙い通りの場所に落ちてくるよりはマシな結果になるんじゃないのかね。
    大抵は軍事基地とか人口密集地とかのクリティカルな場所を狙うわけだし。

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 02:30:57
  29. >ポストル教授、まだMD反対で頑張ってたんですか。
    >2年前に「偵察衛星をMDシステムで撃破成功」して以降は音沙汰無かった
    昨年3月に「イランか北朝鮮の弾道ミサイルを迎撃するには、
    発射直後の上昇段階で、ステルス無人機から大型空対空ミサイルを撃て」
    とNYタイムズに寄稿してる
    http://www.nytimes.com/2009/03/12/opinion/12postol.html

    >24の最後
    「ポストル博士とルイス博士は衝突直前の写真を分析したと言うが、われわれ
    MDAはそれを公開していない。衝突直前の写真では標的の数インチ以内に
    命中していることを、われわれはNYタイムズ記者にも教えた。」

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 02:41:40
  30. >昨年3月に「イランか北朝鮮の弾道ミサイルを迎撃するには、
    >発射直後の上昇段階で、ステルス無人機から大型空対空ミサイルを撃て」
    >とNYタイムズに寄稿してる

    それとっくにMDAは計画中のような気がするのだが。

    NCADE(Network Centric Airborne Defense Element)戦闘機搭載型弾道ミサイル防衛システム。AMRAAM改造。
    http://www.nicovideo.jp/watch/sm7390889

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 03:14:52
  31. >ポストル博士とルイス博士は衝突直前の写真を分析したと言うが、われわれ
    >MDAはそれを公開していない。

    なんで両博士は未公開資料を知っているんだ?
    しかもその証拠写真を出そうともしない。
    両博士はハッタリ噛まし過ぎw

    ・・・とMDAは言うよなぁ、そりゃ。

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 03:18:57
  32. >>27
    ぶつかって再突入角度がずれる&向きが変わるんなら大気圏で燃え尽きるか弾き飛ばされるかどちらかになると思うんだがどうだろう?

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 03:29:17
  33. >「米国防総省が“命中した”と発表した過去10件のSM3迎撃実験の資料を分析した結果、実際にミサイルの弾頭に正確に命中したケースは1−2件に過ぎなかった」と主張した。

    この教授の次の言い訳を予想してみよう。
    「弾頭を直撃したとしても、破片が降ってきて大変危険だ」

    ・・あれ?こんな事言ってた人が日本にも居た様な。

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 03:45:11
  34. >核弾頭が搭載されていた場合、ミサイルが墜落した地域では、核爆発による大規模な人命の損失が生じかねない。

    これは、目標として定められた場所にそのまま飛んでゆくほうが、同じ被害が発生するとしても良いという意味なのだろうか?
    基本的に人口密集地や政府関係施設、軍事的に重要な場所を目標としえ打ち込まれるものだとは思うのだが

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 04:10:13
  35. >>33
    みずほタンでありまするか???
    軍事音痴と言う点では共通しておりまする。
    そんな人間だけど肩書だけは持っているという点も………。

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 04:28:39
  36. >>27
    いくら耐熱装備を持つ再突入体といえども、
    想定された再突入角度を超えると壊れるよ・・・

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 06:15:28
  37. ポストル教授もとうとうお笑い芸人扱いされるようになったのか・・・MD反対派にとって悲惨な結果だな。

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 08:06:41
  38. 迎撃実験でミサイルのどの部分に当たったかはわかるものだろうか?
    直撃した時点でこなごなになるような気がするけど。

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 09:38:25
  39. どうもMDA側の反論によると、ポストル教授は証拠写真を見たわけではなく想像でものを言っているらしい。そもそも直撃の瞬間の画像は公表してない。

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 10:22:38
  40. しかし、核ミサイルと迎撃ミサイルとが衝突した瞬間、爆発するって言わないよりはマシかとw
    酷いのになると、上空で爆発が起きて電磁波がどうとか言ってる人もいたような

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 10:29:27
  41. わかったぞ!!

    弾頭の中にCCDカメラと三軸の姿勢制御やイオンエンジンと予備回路があるから弾頭だけでも姿勢を回復して目標に到達するんだ!!

    この場合オーストラリアが危ない。

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 10:30:36
  42. >>40修正
    >爆発するって言わないよりはマシかとw
    爆発するって言うよりはマシかとw

    とにかく、核は衝撃与えた瞬間に爆発すると思っている人達がいるからな
    そんな危ない作りだったら、今頃そこら中で核爆発起こってるだろうし
    そもそも兵器として使用出来るかどうか

    Posted by 40 at 2010年05月20日 10:37:26
  43. >>33
    弾頭に直撃するとプルトニウムの粉塵が飛び散ることになる。これは広範な汚染をもたらす。すなわち失敗だ。

    というパターンも考えられるかと。

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 10:45:13
  44. >胴体に命中すると、ミサイルが当初の軌道を外れ、不特定の場所に落下する。

    ああ、そうか、こういう変な主張をする人って、
    MDの概念が「湾岸戦争におけるペトリオット」
    の範疇から抜け出せてないんだな。
    あの時は確かに「不特定の場所に落下」してたし。

    今はもっと規模が拡大してるし、直撃狙いになってるし、
    想定使用区域も細かく細分化されて使用兵器も
    それぞれに最適化されたものが適用されているのだから、
    「ご心配には及びません(キリッ」としか言い様が
    ないよね。現段階では。

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 10:45:53
  45. >>43
    大気中に拡散するから、直撃喰らうよりは確実に汚染少ない

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 10:50:45
  46. そんなに簡単に起爆しちゃうなら、誰もわざわざ苦労して核実験なんかしないってのにね。

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 10:54:12
  47. >胴体に命中すると、ミサイルが当初の軌道を外れ、不特定の場所に落下する。

    SM-3のKE弾頭の運動エネルギーは約130メガジュール(TNT換算で約30kg)だけど、
    これほどの破壊に曝されても再突入に耐えうる構造的な強度が保てるのかよと。

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 11:27:47
  48. 弾道ミサイルの再突入体は、正常な状態でやっと地上にたどり着けるので、何らかの被害があって、正常な姿勢で突入出来なかった場合や、外壁に損傷のある場合は大気圏で殆ど燃え尽きると思います。

    Posted by KAZ at 2010年05月20日 11:56:09
  49. >ポストル教授の今回の発表、ちょっと遅過ぎたんじゃないでしょうか。

    なんだか他の反対理由があるのを無理やり技術論に関連つけてる感じなのかな。

    本当の反対理由は?宗教上の信念?

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 12:45:02
  50. >13

    アポロの月着陸は無かった論は、作用反作用の法則も理解してない
    「副島隆彦 特任教授」ですな。

    車輪の付いた椅子に座った人間が、壁を手で押して後ろに進むように、
    壁に相当する大気が無い所ではロケットは飛行出来ない…という人物と、
    物理学者の大槻教授を混同しちゃ謝罪と賠償を求められますw

    副島さん政治経済が専門分野の文系の人だけど、人類はまだ
    大気圏の外へは行ってないと主張するのは大学教授としてどうだろう?

    郵便ポストが赤いのも、電信柱が高いのもアメリカの陰謀という方で
    「ソエジー」と敬愛(?)されてる方だからしょうがないか…



    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 13:36:12
  51. >胴体に命中すると、ミサイルが(以下略)
    極低軌道でも再突入は最終的には絶対するのだから、そのまま一部デブリか大気圏に落下して摩擦熱で燃えて終了かと。
    再突入しないなら、わざわざ余分な耐熱装備着けないし開発する必要が無いでしょうし、無駄に弾道弾の重量上がるだけで一理も利点が無い。

    ポストル教授は、チート頭を冷却する必要が有るかと(苦笑)

    Posted by ぬ at 2010年05月20日 13:40:02
  52. >>27
    うん、「姿勢が乱れる」がそれを意味していたつもりだったんだが、表現が弱かった。

    >>32
    2つの飛行物体が衝突したとき、どのぐらい運動エネルギーが分配されるかは、モードがいろいろ考えられるから簡単にはわからないね。ミサイルが粉砕されてシャワーのように拡散するだろうけど、一番重そうな弾頭部は元のコースで飛び続ける可能性もある。

    ただし、>>48のとおり、これで大気圏再突入に成功するとは考えにくい。無傷で姿勢が乱れた場合、有人カプセルとかは空力安定で正しい姿勢を回復するように設計されてるんだけど、弾道弾は突入角度が深いからそんな時間はないだろうなあ。

    Posted by 23 at 2010年05月20日 13:54:42
  53. >50
    副島隆彦氏はトンデモ人間だよ。私も以前立ち読みした「最高支配層だけが知っている日本の真実」という本で日露戦争の日本海海戦で日本艦隊を指揮したのはイギリス海軍の観戦武官なんて書いてあったのを見て唖然としたことがある。
    http://soejima.to/profile.htm
    森田実氏や船井幸雄氏と共書を出している時点でダメな人だということがわかると思う。(上のリンク先を見てください)

    それにしてもMITの教授なのになんで突入角度を知らないんだろう。迎撃ミサイルが命中して突入角度が変われば弾道ミサイルは大気圏で燃え尽きるだろうに。

    Posted by 90式改 at 2010年05月20日 18:11:11
  54. MDによって、戦略核が戦略を達成できなくなるだけでも、MDの価値は高いと思う。

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 18:14:34
  55. 破片で損傷しても何とかなるなら
    コロンビア号は無事に帰還できたと思う。
    少なくとも使い捨ての弾道ミサイルよりは
    損傷に耐えられると思うんだけど。

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 19:26:01
  56. >>45
    冷静ならそう考えるはずなんだけどね。

    「MDは無意味」という結論ありきの感情論や無茶なこじつけなんかを理由にする人にとっては、「超強力な放射性物質プルトニウム」が大気中に拡散すると言うのは良い口実になるんじゃないかなぁ、と。
    無知な(自ら知ろうともしない)人たちを煽るには、もってこいの刺激的な表現だろうしw

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 19:49:20
  57. >>53
    ICBMの突入速度って秒速7km/hとかだよね?
    軌道が変わっても、大気圏を突き抜けるのに20秒かかるか30秒かかるか程度の誤差しかなかろう。
    熱防護体の吸収熱容量余裕として、この程度の誤差は含んでいると思うけど。

    >>54
    コロンビアは現象がぜんぜん違うじゃん。
    薄い表面材に穴があいて、空洞の翼に高温ガスが流れ込んだんだよ。

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 20:03:42
  58. 遅れながら、JSF氏退院並びにブログ再開おめでとうございます。

    弾道ミサイルを迎撃すると破片が〜とか、核物質が飛散して〜とか言う人は、白燐弾やクラスター爆弾みたいな特定の兵器を指して「非人道的!」と言っちゃう人と同じ落とし穴にハマってる気がする(「じゃあ落着したら?」とか「じゃあ銃や通常爆弾は人道的なの?」とか、考えに実際が伴っていないあたり)。

    そういえばMDといえば『サはサイエンスのサ』って本に、「MDを整備しても攻撃側は超低コストで無力化できる(飽和攻撃のことか?)から無駄な出費」みたいなことが書いてあったんだけど、サイエンスライターって言われてる人でもMDについてこの程度の認識なのかと悲しくなった。
    今日びMDを整備しようとしてる国はみんなアホなの?(SDI計画の頃ならまだしもなぁ…)

    Posted by 名無しコメット神信者 at 2010年05月20日 20:17:50
  59. >>57
    再突入体の姿勢が変わらなければ、誤差の範囲に収まるんじゃないかしらね。

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 20:23:24
  60. 冷戦期はもう少し、まともな核論議が出来たような。
    今じゃ、米国でも戦略核の実態が、アポロ陰謀説並のバイアス掛かった伝説として跳梁跋扈しているんじゃないかな。
    この博士に、カウンターフォースとカウンターバリュー、半数命中界、トラジェクトリー、熱核反応の原理とは何かとか色々質問してみたいな。


    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 21:21:30
  61. >>58
    「デコイ」は実弾頭と全く同じ光波・電磁波反射特性を持ってて全く同一のIR特性をしていて、
    それでいてペイロードを体積でも重量でも殆ど食わないほどコンパクトに収納でき、
    ミサイルのミッドコース以降のフェイズ各段階で次々と射出して敵センサーに対するダミーターゲットを生成でき
    当然の事ながら極めて廉価かつ大量に製造できる

    そんな有用なアイテムなんじゃないかな。

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月20日 21:32:08
  62. 宇宙まで上がってそのまま地球の外に飛んで行き、どこかの星に着弾。

    その星には地球人類を遥かに上回る技術をもち、核攻撃に切れた異星人に侵略される!

    みたいな妄想を。

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月21日 12:13:47
  63. ポストルとルイスによる詳述(PDF)
    http://web.mit.edu/stgs/pdfs/White_Paper_Associated_With_May_2010_Arms_Control_Today_Article.pdf
    それについての議論
    http://www.armscontrolwonk.com/2738/bmd-hearts-lewis-and-postol

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月21日 14:02:46
  64. >>61
    あっ、そうかダミーがあったか(汗)。
    そういやSDI計画にも、ダミーと本命を識別するХ線衛星があったな。
    でもそういうダミーを使った飽和攻撃に対抗するために、今MKVを作ってるはずなんだけど…。
    あとダミー弾頭って実戦配備されてたっけ?

    Posted by 名無しコメット神信者 at 2010年05月21日 15:43:13
  65. 「標的の弾頭ではなく胴体に当たったケース」と言っているのは、スカッド系などのように弾頭非分離型で、弾頭にロケット本体が付いたまま大気圏内に再突入するタイプの場合ですね。

    このタイプの弾道弾は、ロケット燃焼終了後は姿勢制御も含めて何の制御もしない(出来ない)フリー型が多く、大気圏への再突入で空力作用が効くようになって突入姿勢をやっと地上方向に向けられるようになる代物ですよね。
    このようなタイプでは、再突入時の姿勢制御は主にロケット本体の空力特性に頼っていますから、ロケット本体部が損傷を受けていると、まとも再突入飛行が行えずに空中分解や燃え尽きる可能性が高くなるでしょうね。
    空中分解後に仮に弾頭部分が無傷だったとしても複雑な核弾頭の場合は、まともに起爆できるのか疑わしいです。

    弾頭分離型では、弾頭(再突入体)にスラスターが付いているものでは再突入の前でも後でも姿勢制御が可能ですし、スピン安定化のための回転も与えられます。
    このタイプでは、再突入体の中身の弾頭まで直撃で粉砕していなくても再突入体の外皮(ケース)に大きな損傷を与えていればれば、再突入時に燃え尽きてしまう可能が高いでしょうね。

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月21日 17:29:35
  66. 陸上配備型イージスではSM-3を艦艇ではなく、陸上に配備します。また、この件では従来、弾頭に直撃せねば撃破できぬとMDAが主張していたわけで、それが否定されてしまっている可能性が出てきました。

    核弾頭がどの程度の装甲をまとっているかは不明です。

    したがって、さらに一層の精度向上が望まれるということになるんではないかと思います。

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月21日 18:57:29
  67. >>64
    一般にそれはペネトレーションエイド、略してペネイドと呼ぶ。厳密にはその一種。
    MRV,MIRVタイプの弾道弾には、まあ通常装備される。
    英語版でwikiれば、英ポラリスの弾頭部に載った姿が見れるよ。
    >>66
    言っている意味が良く分からない。
    一体型の弾道弾では、胴体の撃破のみでは、弾頭自体生き残る可能性があり、爆発しなくてもBC兵器の場合や核物質の飛散も想定されるので、弾頭自体の撃破が必要とMDAが主張しているだけでは?
    現在の米国MD用のインターセプターは、直撃すれば分厚い再突入殻を持つRVのどこに当たっても、木っ端微塵になるだけの運動エネルギーを持つ。


    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月21日 21:52:38
  68. >>66
    >核弾頭がどの程度の装甲をまとっているかは不明です。

    その装甲とやらの最大値は予想可能。
    ロケットの先端サイズの劣化ウランの固まりを想定すればよい。
    核爆発装置を持たずに中身全部がウランと考えるのは過大ではあるが、それを超える防御力は今のところ考慮しなくてよいだろう。

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月21日 22:06:09
  69. 上でも出ているけどノドンのように弾頭と推進部が一体化している弾道弾なら胴体に直撃すれば
    飛翔姿勢が維持出来なくなり弾体構造も著しく損壊して再突入には耐えられない状態になる。
    弾頭が切り離される長射程の弾道弾では弾頭切り離しはブーストフェーズ終了時に行われるので、
    KE弾頭が交戦するミッドフェーズでは弾頭を直接破壊することになり核爆発も起こり得ない。
    ミッドコースでの迎撃は直撃さえ出来れば確実に弾道弾としての能力を奪うことが出来る。

    むしろ課題になってくるのは囮弾頭の対処やロフテッド軌道で撃ち込まれる弾体だろうが、
    シーカー能力向上と射程・射高の増大は予定されているので、後は多弾頭迎撃体の開発再開を期待。

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月21日 22:22:02
  70. MDが弾道弾等に効果が無いなら、各国がここまでマジメに開発しないと思うんだけど。
    「効果が期待できるから、大金をつぎ込んで開発を続けている。」
    ・・なんて言ったら議論にならないのかな?

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月21日 22:33:40
  71. >66

    再突入体あるいは中の核弾頭が装甲を纏っている例は聞いたことがないというか知りません。
    地中貫徹用の細長いペネトレイター・タイプの核弾頭を内蔵した再突入体なら、装甲的なイメージにはなるかもしれませんが、目的が違いますね。

    しかし、大気圏外などでKEIが目標の再突入体に直撃すれば、双方の大半がガス化してしまう程のもの凄いインパクトのエネルギーが発生するようです。
    ペネトレイターにしろ装甲化した弾頭にしろ無事で済むとは思えません。もしも弾頭部が生き残ったとしても、目標まで弾頭を熱的、空力的に保護して最適な突入角度で運搬する再突入体が無くなってしまえば、最早用をなさないのではないかと思います。
    実際には、再突入体のどこに当たっても67で書かれているように木っ端微塵になると思います。

    目標として大型で当てやすい面はあるものの、当てる場所が問題となりやすい弾頭とロケット一体型の旧式な弾道弾は、KEIにとってはむしろ厄介かもしれませんね。
    ブーストフェイズ迎撃ならどこに当たろうと良いでしょうが・・・。

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月21日 22:37:01
  72. ポストル教授がお笑い芸人化するとは・・・

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月22日 00:30:50
  73. >69
    ノドンは弾頭を切り離すよ

    Posted by 63 at 2010年05月22日 01:34:16
  74. なんか去年の仕分け作業で出てた東大の金田教授を思い出してしまった、あれほどひどくはないけどね・・・

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月22日 02:05:41
  75. ノドンはスカッド系で弾頭一体型では?

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月22日 15:52:54
  76. http://www.fas.org/nuke/guide/dprk/missile/nd-1.htm
    これを読むと弾頭は分離するようですよ。

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月22日 16:12:15
  77. >>58
    鹿野司氏のMD否定論に直接突っ込み入れたことあるけど、
    反論内容が国産兵器否定・米国産兵器マンセー唱えるくせに
    アメリカのMDを無駄と言う矛盾だらけのトンデモでした。

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月22日 16:13:12
  78. >76

    ホントだ。

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月22日 17:31:32
  79. >大抵は海上に落ちてポチャンです。だから別に被害は生じません。

    漁師さんたちが巻き添えを食らうかもしれないし
    海が汚れるじゃないか海に落ちれば大丈夫だなんてとんでもない
    それに海に落ちるとは限らんじゃないか
    日本が迎撃しにいったおかげで外国に落ちたらどうするの?

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月22日 21:50:54
  80. >79

    戦時である事を考えたら全て許容範囲じゃね?

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月22日 21:54:41
  81. >>79

    >漁師さんたちが巻き添えを食らうかもしれないし

    地上の着弾予想地点の数万〜数十万人と比べるべくもない。

    >海が汚れるじゃないか

    汚したのは迎撃した側ではなく撃った側。
    撃った奴に文句言え。

    >日本が迎撃しにいったおかげで外国に落ちたらどうするの?

    それも撃った奴の責任。
    仮に外国に落ちたとして、その国が「日本が迎撃したのが悪い。迎撃なんかせずに黙って日本人が死ねばわが国は被害を蒙らなかったのに」とか言うとでも?

    もうちょっと頭使っていちゃもんつけようね、ボク。

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月22日 22:00:30
  82. 世界に誇るMITに挑戦する気かね
    まさに魔王に挑戦する竹ざおを装備した勇者なり

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月22日 22:03:38
  83. >>81

    >それも撃った奴の責任。

    日本も恨まれるだろ


    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月22日 22:04:47
  84. >>83

    仮に恨まれるとして、だからなに?
    大陸側から飛んできた弾道弾を迎撃して、それが破壊されずに軌道が逸れて太平洋側のどこか別の国に落下して、なおかつそれがちゃんと核爆発起こす・・・なんて天文学的に低い確率を恐れて迎撃を手控えろと?
    着弾予想地点周囲にいる数万〜数十万人に黙って死ねと?

    そんな選択をするバカがこの世界のどこに・・・・・いたか・・・ルーピーが(滝汗

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月23日 02:04:10
  85. と言うか日本をターゲットとして発射された弾道ミサイルを迎撃した結果落下する
    「途中の国」って具体的にどこで、どんなシナリオだよ?

    満州辺りから九州に向けて発射された中距離弾道弾を
    日本が謎技術でブーストフェイズでの迎撃に成功した結果、朝鮮半島に落下するとかか?

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月23日 06:26:51
  86. >>82
    >世界に誇るMITに挑戦する気かね

    日本の誇る東大だって福島瑞穂タンとか輩出してるんだぜ? オレ、瑞穂タン相手なら5分で論破できる自信があるよw

    要するに学歴なんて関係無いって事だね。MITそのもの全体が主張してるなら大きな事だけど、MITの中の一部の変人が喚いているだけだし、取るに足らない事だよ。

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月23日 09:04:15
  87. >>82
    >世界に誇るMITに挑戦する気かね

    MITそのものじゃなくMITの中のごく一部の奇人変人を相手にするだけ。しかもポストル教授は以前にも弾道計算でド素人以下のミスを犯してミサイル防衛局にツッコミ入れられているお茶目さんだし、ポストル教授に期待するだけ無駄だと思う。

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月23日 09:07:19
  88. ほら、福島のようなやつがいるから日本の最高学府が馬鹿にされる・・・

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月23日 12:19:10
  89. 福島先生の超理論に勝てるやつなんていないよ
    理屈じゃないんだから

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月23日 12:20:01
  90. ディベートの勝敗を判定するのは第三者なので問題無いよ。本人がいくら負けを認めなかったからって勝てます。

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月23日 12:23:30
  91. MITのセオドア・ポストル教授のMD批判論文雑感まとめ
    http://togetter.com/li/23315

    Posted by 名無しОбъект at 2010年05月23日 12:35:39
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