さて今回は
「地球の自転と弾道ミサイル」の本文及びコメント欄と、送られてきたメールから考察して見ました。(単なる、一発ギャグ話です…)
* 条件(大陸間を射程範囲に収める事)
1.東向きに発射しなければならない。
2.目標に向かうには途中で大きな針路の変更が必要。

「! ま、まさか。この条件に合致する兵器って・・・」

「し、知っているのか、雷電!?」

「いや、男塾ネタはいいから。・・・それはともかくとして、まさかアレか?」
「Fractional Orbital Bombardment System!」
「フン、やはりか」

「何か知っているんですか、大尉」

「嘗てソビエト連邦が開発し、装備していた代物だ。ブースター部分はミサイルだが、弾道を描かないので、弾道ミサイルとは異なる。
Fractional Orbital Bombardment System. 略称“FOBS”。
日本語で
“部分軌道爆撃システム”と呼ばれるソレは、その名の通り核弾頭を軌道に打ち上げて、軌道上から地上を攻撃する」

「き、軌道って・・・衛星軌道上からの攻撃は、宇宙条約に違反するのでは?」

「いえ、“部分”とあるように、軌道を周回しきる前に逆噴射を掛け地上へ向かうので、宇宙条約的には何ら問題ありません」

「かなり無茶な解釈に聞こえるのだが・・・」

「いや、違反スレスレではあるが国際的に一応、問題は無い。そもそも条約違反を全く気にしない国だってあるからな・・・身近にあるだろ、そういうの」

「そして素晴らしい事に、このシステムならば見事に、
1.(東向きに打ち上げる)と2.(大幅な針路変更)の条件をクリアするんですよ」

「まず、地球を周回する衛星軌道上にまで打ち上げる必要があるが、この際に地球の自転を利用して東向きに打ち上げて速度を稼ぐ。宇宙ロケットと全く同様だ。
そして一旦軌道に乗った核弾頭は人工衛星と同じで、地球を周回する間にアポジモーターを使い時間を掛けて針路変更を行えるので、弾道ミサイルでは不可能な水平方向への大幅な針路変更が可能となる。
ソ連はFOBSでこうした機動を行うことで、NORADの防空網が集中している北米大陸の北側以外の方向、つまり側面から侵入して突破を図ろうとした」

「更にもし“部分”ではなく地球周回軌道を何回でも回って良いならば、軌道上に人工衛星の如く数をため込んでおいて、何時でも地球上のいかなる地点も攻撃可能となるでしょうね」

「・・・しかし、衛星軌道にまで重い核弾頭を打ち上げるには、相当大きなミサイル(ロケットブースター)じゃないと無理。
ましてや核弾頭の軌道投入、軌道上での針路制御、大気圏への再突入タイミング・・・どれを取っても、北朝鮮には手に余る技術の筈」

「それはそうだ、私はあくまで軍事評論家K氏の主張する条件に当て嵌まる兵器を紹介しただけだからな」

「つまり・・・氏は“北朝鮮が既に軌道爆撃システムを完成させている!”と言いたかったんですよ!!!」
「な、なんだってぇぇぇ〜!!!」
「おいおい、ちょっと待て・・・K氏は、“北朝鮮は技術的に未熟だから東に向けて発射する必要がある”と言っていたんじゃなかったか?
だが逆に、軌道爆撃システムは高度な技術が必要とされる兵器だ。ソ連がアメリカの防空網(北米大陸の北側に集中)を潜り抜ける為に開発したわけで、技術力が低いのに警戒が手薄な側面方向(東、又は西)から攻撃できるなら苦労はしない。
そんな楽な方法があるなら、当時のソ連が気付いていない筈が無いだろうに」

「こう考えるべきです・・・K氏は、“技術力が高い”を“技術力が低い”と言い間違えた。つまり、
“北朝鮮の技術力は高く、既に軌道爆撃システムを完成させている”と、氏は言いたかったのですよ!!!」

「いや、それは流石に有り得ないから・・・」

「まぁ、マトモな人工衛星を打ち上げた事の無い北朝鮮に、そこまでの技術力があるとは思えないし、今のところ1.(東向きに打ち上げる)と2.(大幅な針路変更)の条件をクリアするのは軌道爆撃システムしか無い事も事実。北朝鮮が持てる代物ではない。
K氏は一体、何のつもりだったのやら・・・。
その軌道爆撃システムにしたところで回避できるのは地上の警戒網だけで、宇宙空間に存在する警戒衛星、つまり赤外線で熱源を探知するDSP衛星やレーダー監視衛星には引っ掛かってしまう。
FOBSは確か一度、核軍縮条約で規制された後、その条約が無効になった現在でも何処の国も配備していない筈だ。配備する労力の割りには成果が見合わない、そんな所だろうな」
http://ss09.hp.infoseek.co.jp/fobs.html
冷戦後に旧ソ連から流出した超能力関連技術は
北朝鮮で脈々とその流れを(ry
Posted by 名無しОбъект at 2006年05月26日 20:47:46
つまり、三陸沖に着弾し、北朝鮮から人工衛星発射実験と公表されていた1998年のテポドン1号発射事件は、部分軌道爆撃システム「フォボス」の実験だったんだよ!!!
結局、北朝鮮は嘘は言ってなかったんだ。「これは弾道ミサイル発射実験ではない」っていうのは。
Posted by MMR at 2006年05月26日 21:29:57
まぁ、軍事アナリストとか専門家とかいう人達は、素人よりも多くの知識を持ってますし。一度言ったことを間違えたなんて修正できないんでしょう。商売に関わりますしね。
要するに、どう考えても引っ込みがつかなくなってます本当にありがとうございましたということでしょう。迷惑なことですけど。
Posted by 名無しОбъект at 2006年05月26日 21:38:32
もう今や、プロ市民御用達の軍事評論家だからね、神浦さんは。前田哲男を見れば分かるけど、プロ市民相手なら知識量皆無でも大丈夫。決してツッコミが入ったりしないから。
Posted by 名無しОбъект at 2006年05月26日 22:10:19
Posted by ゲッピー at 2006年05月26日 23:08:16
ttp://www.worldtimes.co.jp/kansok/kan/soc/060526-2.html
Posted by キック at 2006年05月27日 00:10:20
その威力たるや阿修羅級の功徳兵器です。
Posted by 岩魚 at 2006年05月27日 00:23:16
俺も詐欺師になりたくなった。
Posted by 名無しОбъект at 2006年05月27日 00:58:43
なんで「三沢の在日米軍基地を守る為」といった程度の主張で我慢できないのかな?
車力に配備されるXバンドレーダー・FBX-Tって、THAADシステムの捜索警戒レーダーなんだから、性能的にもその程度のことしか出来ないよ。
Posted by 名無しОбъект at 2006年05月27日 01:10:04
着艦ミスで・・・。
Posted by 名無しОбъект at 2006年05月27日 03:52:56
Posted by 名無しОбъект at 2006年05月27日 05:06:18
な、なんだって〜!
つまり彼らは
「日本を守る為のレーダー網」を欲していたのか!!11!
こりゃ帆船系平和市民団体の期待に沿うようにがんばらなきゃあかんですぜ、小泉さんw
Posted by オブジェクト at 2006年05月27日 10:47:40
Posted by せんしゅ at 2006年05月27日 11:47:27
ちょっとカッコいいと思った俺はヘタレ
Posted by 名無しОбъект at 2006年05月27日 11:55:10
うちゅーのへいわりようなんて技術の進歩があれば忘れられるってことだよ、北の将軍様に出来てシナの商工会議所に出来ないはずはないし。
Posted by 名無しОбъект at 2006年05月27日 15:13:28
Posted by 名無しОбъект at 2006年05月27日 16:34:06
Posted by jun at 2006年05月27日 18:53:28
コンバットコミックの「日米決戦2025」だっけ。バブル真っ盛りの頃だったなあ。
Posted by 名無しОбъект at 2006年05月27日 20:03:16
同じ事を考えてたなんて悔しい・・・ビクビク
Posted by 名無しОбъект at 2006年05月28日 19:05:28
風船爆弾はジェット気流を利用するんだお。
Posted by 名無しОбъект at 2006年05月28日 23:05:51
Posted by 名無しОбъект at 2006年05月29日 00:57:58
なんか、「部分軌道爆撃型人工精霊」と言う代物が脳裏を掠めます。
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月01日 22:07:54
単語の意味が不明。再入力せよ。
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月03日 20:13:16
Posted by 半可通 at 2006年06月04日 02:39:07
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月24日 03:53:55