さて・・・この集会の公演内容、ツッコミどころが満載なのですが、とりあえずこのブログらしく軍事的な側面に絞ってツッコミを入れたいと思います。
九条の会:戦争放棄の堅持訴え…初の全国集会[6/10 毎日新聞]
作家の小田実さんは「資源もなく、食糧自給率の低い日本は、自衛できない。国を守るためには、戦争のない世界をつくるという理想こそが現実的で、その土台にあるのが平和憲法だ」と呼びかけた。
>資源もなく、食糧自給率の低い日本は、自衛できない。
結論から言います。歴史的に実践例があり、可能。
イギリスは第2次世界大戦終結時、食料自給率は30%程度でした。戦前の自給率も低いもので、今の日本と同程度(40%台)でした。(その頃にイギリス本土で自給できていた食糧は牛乳のみ)そして勿論、当時のイギリス国内からは石炭は出ても石油は出て来ません。戦前のイギリスは主要な食料及び資源を海外からの移入に大きく依存していたのです。
しかし歴史の通り、彼等は世界大戦を戦い、勝利しました。戦後のイギリスは、大戦中にドイツ軍のUボート(潜水艦)に苦しめられ食料不足に陥った経験から食料自給率の改善を目指し、今では高い自給率を維持しています。それに比べ、日本も戦争末期にアメリカ軍の通商破壊戦、潜水艦とB-29による港湾への機雷投下で餓死者を出す寸前まで追い詰められながら、今日の食料自給率が低い現状は確かに批判されてしかるべきでしょう。
ですが、第2次大戦時のイギリスは本土に資源も無く低い食料自給率のまま戦い、勝ち抜いて生き残った事は歴史上の事実です。海上護衛戦・・・海軍が自国の商船を守る事で、それを達成しました。海軍とは正にその為に存在します。
なお参考までに、お隣の韓国の食料自給率は約50%、そして意外な事に専守防衛の自衛戦争を国是とし、他国の救援を望めない永世中立国スイス連邦の食料自給率は結構低く、60%程度です。(以前はもっと低く、40%台という時期もありました)これは山国で農地が限られている為です。代償として有事の際に畜産を止めて牧草地を農場に転換する計画や、平時から備蓄食料を貯め込んでおく事など周到に計画を練り上げています。
幅広い知識に感服しております。
正直、9条原理主義者というのは、「戦争をなくせばよい」と語るのは大いに結構なことで同感なんですが、どうやってなくすかはさっぱり教えてくれないのが問題です。「近隣諸国との友好・・・」というのは結構なことなんですが、友好関係なんて、となりの国で気の狂った人物がクーデターでもおこせばすぐに崩壊してしまうという可能性をちっとも検討に入れていません。
いつも思うのですが、武力だけで平和を維持するのも不健全ですが、外交のみで維持するのも不健全なんですけどねぇ。
逆に食料自給率や資源がないからこそ、シーレーンを守るための海軍が必要なことになぜ理解がおよばないのでしょうか・・・・。
Posted by ぽへぽへ at 2006年06月12日 21:30:16
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>国民多数の支持は得ていない
今年の5月に朝日新聞が世論調査をして、『憲法9条「変える」43%、「変えぬ」42%』と結果が出たことは華麗にスルー。これが護憲派クオリティ。
>今なら勝てる可能性がある
今後は勝てなくなるだろうと認めちゃったよ・・・なら、今すぐ国民投票をやればいいのに。なんで反対してるの?
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月12日 21:56:49
>逆に食料自給率や資源がないからこそ、シーレーンを守るための海軍が必要なことになぜ理解がおよばないのでしょうか・・・・。
理解が及んでないからこその「非武装中立」論者なのではないかと?
っつーかYo!!
護憲!護憲!と叫ぶヤシに限って憲法の第1章には反対するのは何故だ?w
Posted by ( ̄ー ̄)ニヤリッ ◆dTQkcZeb9M at 2006年06月12日 22:49:03
理想が現実的って言葉遣いに物凄く違和感あるんですがね。
私の国語力不足でしょうか?理想と現実って反対語だったような気が。
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月13日 07:47:32
食料自給率が高いからといっても必ずしも生活に影響が無いとは限らない気がする
フィリピン産バナナや中国産砂糖は国内で作ろうとしたら大きい負担になりかねない
ここまで書いて気づいたんだけど
そのために
>逆に食料自給率や資源がないからこそ、シーレーンを守るための海軍が必要なことになぜ理解がおよばないのでしょうか・・・・。
なんですよね
もっとも9条のクオリティからすると
「食料自給率政策は戦争の準備、軍靴の音が(ry」と言いかねないwwwwwwwww
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月13日 07:55:13
食料自給率を今から上げようというのは、かなりムチャだと思いますね。
やはり、輸入航路の安定のために海軍増強しかないでしょう。
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月13日 10:42:36
やる気がない(俺もですが)ヤツに農地があってもどうしようもなく、かえってやる気のある農家の足を引っ張るだけなんです。
いわゆる休耕田の問題なんてこれからもっとでてくるじゃないかと。
その失敗を認められないから農業に株式会社がないんですわ。
Posted by SLE某 at 2006年06月13日 11:06:22
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月13日 12:57:56
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月13日 13:26:32
これからも、がんばってください
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月13日 15:22:46
それにたしか、現代日本って輸入食料と同等の食品を食べずに廃棄しているとか。
ただまあ、日本くらいの規模のでかい国が、飢餓状態になるまえに現代戦争はケリがつくと思いますが。正直、どっちの陣営もよっぽどの悪手を連発しないかぎり、錬度の高い近代軍である自衛隊(&米軍)がイライラ戦争みたいな無様な膠着状態に陥るとは考えづらいです。
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月13日 19:30:56
暇な人暇なときでいいから計算お願いします
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月13日 19:54:28
食糧を生み出し流通させるために消費される化学肥料、飼料、農薬原料、石油などが
海外に依存している以上、真の自給率向上は夢のまた夢ではないでしょうか。
結局、日本が取るべき戦略は海軍力の強化と日米安保の強化くらいしかないと思います。
(当たり前過ぎる文章ですみません。)
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月13日 22:49:40
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月13日 23:37:06
確かにそれも必要だけど、いくら海自を増強しても日本単体で長いシーレーンを守るのは不可能。
その為に平時から隣国(この場合、中国などは含まず)との関係強化に努め集団的安全保障体制を確立すべきだと思うですが・・・どうも護憲派の方々は憲法堅持が前提になって論理が空転してる気がしてなりませんね。
Posted by 漢と書いて「おとこ」と読ませたい。 at 2006年06月14日 01:15:14
「小田実のような人間を工作しないでどうする!」
だそうです。
相当昔より篭絡されていたご様子。
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月14日 04:10:57
http://www.kanbou.maff.go.jp/www/jikyu/local/todouhukenn2004.pdf
何気に生産額ベースでいくと意外と高いんですよね。
輸入大豆の多くは家畜のえさらしいですし。
九条を守る人たちには史記の「不可なる八つの理由」
あたりをちょっと読ませてみたいわ。
Posted by 斎覚 at 2006年06月14日 06:50:56
そのときは、ロボットシップの開発か、ニートの
強制徴募だろうか^^;
Posted by ぽてとぱい at 2006年06月14日 07:47:07
たぶん
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月14日 09:24:19
アシモが操縦する船より高くなりそうだな
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月14日 15:00:12
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月14日 18:00:18
ですが、終戦当時においては寄生地主の力の強さを考えると、大土地所有禁止にしておかないと直ぐにでも復活してしまう虞があったと思います。
将来的には農業の株式会社化は一般的なことになるのではないかと思います。(根拠はありませんが)
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月14日 23:25:52
出来るように法改正しましたわ。
ただ、その目論みは単純な大規模工作ではなく・・・「工場で農作物を量産する」システムを構築する、これが日本政府の農業政策、最後の切り札。結構本気なのよ。
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月15日 20:31:19
それは本多勝一。
小田実はそうだな・・・「べ平連」の代表だった、といえば分かりやすいかな。あと、北朝鮮を礼賛しまくってた。典型的なアカの売国奴。身も心もコミュニズムに売り渡している。
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月15日 21:01:49
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E7%94%B0%E5%AE%9F
60年安保の時期から、平和運動を開始する。ベトナム戦争期は、「ベトナムに平和を!市民連合」(ベ平連)「日本はこれでいいのか市民連合」を結成。ソ連崩壊により、KGBから資金的・物理的援助を受けていたことを裏付けるソ連側の機密文書が公開され、その歴史的評価が大きく下がることとなった。
また軍事政権に迫害された金大中の救出運動にも加わり、北朝鮮を「地上の楽園」と賛美するキャンペーンを行った進歩的文化人を代表する一人であった。たとえば小田実は『私と朝鮮』(1977年)の中で、
第三世界にとって、かつては日本が進歩のモデルだった。 しかし、今、そのモデルは、例えばアフリカの多くの国にとって、 北朝鮮にとって代わられようとしている。
彼らの暮らしにはあの悪魔のごとき税金というものが全くない。これは社会主義国をふくめて世界のほかの国には未だどこも見られないことなので特筆大書しておきたいが、そんなことを言えば、人々の暮らしの基本である食料について「北朝鮮」がほとんど完全に自給できる国であることも述べておかねばならないだろう。
と書いている。そして北朝鮮側が日本人拉致を認めた後は、
1963年に日本が韓国との国交正常化に歩み始めた時から北朝鮮とも国交回復していれば、拉致はなかった。小泉首相は拉致家族に国の政治責任を謝罪すべきだ。日本政府は拉致された人がどう死んだのか、誰をどう処罰したのか、北朝鮮に明らかにさせなくてはならない。この究明と(拉致被害者家族に対する)国家補償の追及が、国交正常化の第一歩だ。一方、日本は朝鮮半島を植民地化する国家犯罪を犯した。金正日(総書記)は少なくとも拉致について謝罪したが、日本は従軍慰安婦問題で謝罪も補償もしていない。今こそこれをすべきだ。日本が国家犯罪を清算せず、国交ができないために、北朝鮮の国家犯罪による自国の犠牲者を生んだ。日朝両国が国家犯罪を認め合い反省することが、これからの「国交」の土台となる。(平成14年9月18日付東京新聞朝刊社会面「日朝首脳会談 拉致事件・生死判明 識者の声・市民の声」)
と、北朝鮮による日本人拉致の全責任は日本側にあるとしている。
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月15日 21:04:41
馬鹿って迷惑だよね。
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月15日 21:40:17
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月15日 22:18:39
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月15日 22:20:51
http://www.chushi.maff.go.jp/jikyu/toha/toha_2.htm
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月15日 22:49:36
−マリー・アントワネット
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月15日 23:42:23
むしろ、ここまで来れば確信犯かとorz
Posted by 漢と書いて「おとこ」と読ませたい。 at 2006年06月16日 01:30:04
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月16日 02:22:12
漏れこの加藤周一の本か買っちゃったよ!
筑紫が出ていたシンポジウムで勢いでかちゃったんだけどさww
いや、ホント「TVに出てる人が今目の前に!」
っていう感動があったよw
六年前の学生時代だったんですがね……
Posted by オブジェクト at 2006年06月16日 02:36:05
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月16日 12:31:13
小作争議の原因の一つに、地主が小作地を引上げ、自ら耕作しようとしたことがあるから。
寄生地主撲滅にしても、小作地1haまでというのは少なすぎたかも。せめて5haまで認めていたら大規模農業への道が開けたかもしれない。
叩き出された小作農が都市に流れ出して社会問題化しただろうけど。エンクロジャーみたいに。
借りる側の力が強くて簡単に小作地を引上げられない状況になってたら、地主小作共倒れだったかもしれない。
>将来的には農業の株式会社化は一般的なことになるのではないかと思います。
株式会社化と集落営農の二本立てで進めている。
集落営農ってのは集落単位で集団化しちまおうって計画。「農家」を延命させるためっぽいけど。
ttp://www.maff.go.jp/ninaite/einou_susume.pdf
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月16日 16:33:14
でもまぁ、幾ら食料が自給出来ていても石油が無ければ同じ事。今の農業は石油を湯水のように使うから、平時の自給率を高くしても意味は無い。
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月17日 03:02:52
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月17日 04:16:16
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月17日 10:51:32
えっ、食料は輸入できないけど石油は輸入できる事態においては(食料自給率の向上には)意義がある? どういう事態か想像もつきません(笑。特定国との関係悪化をいうなら、輸入先を開拓すれば足ります)。
とのこと。実際、食料輸出国は石油輸出国に比べてたくさんありますし。
Posted by meddle at 2006年06月17日 16:52:42
有り得ないですね。石油が輸入できていれば航路の安全は確保できているわけですから、食糧の確保は簡単。石油と違って何処からでも買う事ができますし。なんならフィリピンからバナナを大量輸入するだけでも飢えは凌げます。
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月17日 22:08:25
実際に農家の二男三男は都市部に行きましたね。探偵ナイトスクープで大阪の銭湯経営は石川県出身が多いというのをやってました。
また農家というのは天災で結構簡単に致命的なダメージを食らうわけです。
そのためにむしろ小作農の方がサラリーマンと同じで立場的にはラクなんです。
地主というのは今では悪し様にしか言われない存在ですが彼等だって小作農がいなくなったら困るんです。
都市に住む不在者地主というのも要は資本家であって、これを問題視するのはマルクス主義から来てると思いますよ。
Posted by SLE某 at 2006年06月17日 22:21:40
当時の食糧増産・革命防止には有効だったわけで(経済白書に食糧自給率の向上が謳われていた時代)。
石油の自給ができないから食糧自給も必要なし、ってのも備蓄分で充分廻せるのである意味無意味(備蓄量じゃ石油より先に食糧が無くなる予感)。
他の先進国でも石油を自給できるわけでなし。
まあ、左派の人たちは伝統的に農業保護重視なわけなんですがね。
(某ご隠居さんみたいな人はあくまで例外)
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月18日 07:59:47
備蓄にしても自ずと限界が出てくると思います。
どうしても、自給率を上げたいというのであれば、食糧増産より人口の減少を促す方が現実的だと思います。
仮に現在の一億二千万人を全て養おうとすると、耕作地不足に悩むことになると思います。
(無理矢理しようとすれば、コストが膨大になるでしょう。)
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月18日 11:12:13
米を現在の味重視から収穫量優先のものに切り替えるだけでも違うでしょう。
それよりも種苗産業を穀物メジャーに握られてるのが心配です。
今の農業は野菜を育てるのに「タネを買う」ところから始めるのですが、このタネはF1と呼ばれる一代限りのものがほとんどなんです。つまりその野菜を育てても、次のタネが採れなかったり、発芽率が悪かったり、次世代の性質が先祖がえりを起こして収穫量が少なかったりする。
日本の農業に後継者がいないことも問題で、農業労働者が人口をまかなえるほどいない。現在の労働配分を農業に振り返る転換をしないといけない。
全部が上手くいっても、今度は都市型労働者が減ることになるわけで、そうすると戦争を維持するのが難しそう。
食料自給率を上げるのは必要ではありますが、第一義にするのはあまり意味がなさそうです。
やっぱり海軍増強するのが現実解のように思いますねえ。
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月18日 14:05:31
http://www.sakataseed.co.jp/index.html
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月18日 23:46:01
ですね。だから日本とアメリカさんは、同盟結んでいるわけですし。自衛隊単体で防衛可能だ!!!と力説するへんな人がたまにいるけど、シーレーンのことは頭から抜け落ちている。
Posted by ぽへぽへ at 2006年06月19日 07:36:34
その他節約節制を最大限に実行すれば餓死者を出すことなく自衛は可能なはず。そして食料自給率は跳ね上がる。食料の輸入止めてもちゃんと対策執っていれば自給率100%にしても生活できると思うな。
輸入物の食料じゃないと生活できないよっていう人はそもそも日本で住むのあきらめればいいと思うしね。
とりあえず、すべての日本人は毎日どれだけの食料が廃棄されていて、それがあればどれだけの飢餓者が救われるということを理解したほうがいいと思う。
Posted by スーパーの元店員 at 2006年06月19日 14:02:17
食べられてる食料も捨てられてる食料も大抵、輸入品だとおもいます。
Posted by ぽへぽへ at 2006年06月19日 18:03:19
農薬の原材料、肥料の原材料も輸入されていますし、農業に使う農業機械も石油が無ければ動きません。
輸入が止まれば、農業も壊滅的な打撃を受けます。
先日、この件で調べて驚いたのですが、江戸時代には完全に自給していたのですが、この時の日本の人口は3000万人前後です。第二次大戦ごろに9000万人になっていましたので、ほぼ3倍です。
輸入なしに維持できる数の3〜4倍が今の日本の人口ではないでしょうか。流通と生産の効率化ができている現代であっても、日本が完全に自給できるのは50%もあれば御の字のような印象を持ちました。
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月19日 22:03:27
小学校の社会の授業でも習うことなのにね・・・。
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月19日 22:03:52
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月19日 22:42:54
戦時において食料を輸入するコストが、戦時に食料を国内生産するコストを上回る、と予測される場合には自給をしたほうがいいと判断できますね。余った金で石油を買えるし。
「戦時」という前提がないと輸入食料が安いのは当たり前だから、平時に商売人を説得するのは難しいと思うヨー
輸送コストの上昇および緊張の増大による世界的な備蓄需要増加によって穀物価格が上昇する事は容易に想像つくけど、いくらぐらい上昇するのってあたりを納得できそうな根拠とともに算出できないとねぇ。
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月20日 10:34:07
いや、そんな事態は有り得ないだろ。
石油が輸入できてるなら、シーレーン防衛は出来ているわけだ。中東までの長い道程をだ・・・食料の輸入は、それより楽だぞ。石油と違って取引先は数多くあるし、これまた交渉は楽だわな。
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月21日 20:09:25
>小学校の社会の授業でも習うことなのにね・・・。
日本の各地に存在する農事試験場等では何をやってるかご存じですか?
切って捨てる前にどのような努力が行われているかを知ることも大事かと。
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月22日 12:48:27
売るものが無けりゃ輸入は出来ないかと
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月22日 17:36:09
その努力で、原材料の輸入品依存は解決した? 努力が実になってから論じないと、机上の空論ではないだろうか。
>水不足による耕作放棄が世界規模で進行中なのだが・・・
>売るものが無けりゃ輸入は出来ないかと
売るものがなくなるほど深刻な問題だっけ、それ。 実際は、世界人口の高止まりや、農業技術の革新で、むしろ貧しい農産国の過当競争が問題になっているのだが。マルサスの人口論は、おおはずれしたしな。(今のところは)。
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月22日 19:20:09
極端な水不足が発生した場合、淡水化事業や大規模な運河や水のパイプラインが出来ると思います。急激な水不足でない限りは、対応可能です。
国家の政策として自給率を上げようとすれば、多額の補助金が拠出されることになります。しかしコストパフォーマンスで考えると、その金で海軍力を強化した方が効果が高いのではないでしょうか。
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月22日 23:29:21
中進国、途上国あたりは市場における金銭での資源の奪い合いに勝てない危険性がある。そこからも買いたいなら日本側が輸送を担保する必要があるから、海運業と付随する護衛戦力を維持しておきつつ、今もやってる石油輸入先の中東依存脱却とかを推し進めるしかないんじゃない。
ロシアの石油もほしいぜほしいぜパイプライン引こうぜ(中国は通らせずにな!
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月23日 11:09:39
日本以上に高値を付けれる国は余りないと思いますよ。
>ロシアの石油もほしいぜほしいぜパイプライン引こうぜ(中国は通らせずにな!
中国の採算度外視の輸入に日本が付き合う必要はないですよ。
実際、パイプラインを入れようとすると国内も作る必要があるわけでして
http://www.gaspipeline.jp/top.htm
(これ自体はガスのパイプラインですが、石油も似たようなものなるでしょう。)
それに私の記憶では、中国に引くことになったパイプラインは日本(三井物産)も出資していたものですから、日本画は配当を受け取れることになっていたはず。
日本の場合は石油の消費量を少しでも減らしながら快適な生活が出来る道を探るべきだと思います。
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月24日 00:58:37
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月24日 01:08:15
やり方次第だと思いますよ。
(例)
省エネ策
・道路交通法を無茶苦茶厳しくして、鉄道の方にシフトさせる。
・中山間村で高齢化率が高い地区を廃村にして、都心部に移転させる。
・但し、大都市圏の場合ヒートアイランド化現象が発生しているため、大都市圏の人口分散化も図る。
・蛍光灯の白色ダイオード化を進めていく。
・金属材料を改良させて、蒸気タービンの稼動温度を少しでも上げる。
・(これは夢物語なるのですが)超電導送電線を敷設して送電ロスをなくす。
省エネではないけど脱石油策
・夏真っ盛りのときの産業用電気料金を3倍程度上げて(1週間くらい)、実質操業停止させて産業用の電力需要が低い正月はタダにすることで電力需要の平準化を図る。(原子力・石炭にシフトさせるため。)
・4s炉や高温ガス炉などを初めとする次世代原子炉を開発する。
じみーーーな、やり方ですが、これらを積み重ねていくしかないのではないでしょうか。
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月24日 10:00:52
>る…つまり蒸気タービンが要らなくなる。(つまりガンダムが実現可能に)ここまでくれば石油は要らなくなる。問題は、
>ヘリウム3が近場では月にしか無いのと、He3・D反応なんて技術が何時になったら出来るのやら…という点。
んん?これからフランスに建設されるITERは、発生した熱を蒸気に変換してタービンを回すものだったような(最大で50〜70万kWの出力(熱出力)(Wikipediaより))。
「発生する陽子で直接発電」って……意味不明。MHD発電のことを指しているのか?プラズマの形状安定のために流れている電流を、電力として取り出すことは無謀だと思うんだが。
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月24日 10:11:47
>日本以上に高値を付けれる国は余りないと思いますよ。
あ、これは食料生産してる途上国側の輸送力の話です。向こう側の倉庫で腐れてしまうのを防ぐには日本が石油持ち出しで運んでこねえとな、ってコトです。
>「発生する陽子で直接発電」って……意味不明。MHD発電のことを指しているのか?
He3とDの核融合で陽子で直接発電ならMHD以外じゃないでしょ。(Tじゃないと思うのだがー
http://moon.jaxa.jp/ja/qanda/faq/faq6/herium3.html
He3 + D -> He4 + p
中性子が出てこないから陽子に与えられてるエネルギーが大き目って話。
トカマクとかヘリカルみたいなドーナツ型じゃなくってタンデムミラーとか直線の形をしてる炉で使えるかもね。
まぁトカマクでお湯沸かす方もどうやってプラズマと熱交換するのってあたりがまだまだでしょ。
そう考えるとレーザー核融合って発電に使えるのか疑問。
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月24日 11:34:55
三重水素はトリチウム(T)でニ重水素はデュートリウム(D)なので、D-He3反応(ヘリウム核融合)はニ重水素、デュートリウム(D)が正解。
>んん?これからフランスに建設されるITERは、発生した熱を蒸気に
>変換してタービンを回すものだったような
あれはヘリウム核融合ではなく水素核融合のD-T反応。
>MHD発電のことを指しているのか?
違う。MHD発電は別に原子力でなくても火力発電でも応用可能だが、D-He3反応で取り出す発電方式とはこれ独特のもので全く別。
>プラズマの形状安定のために流れている電流を、
>電力として取り出すことは無謀だと思うんだが。
話は脱線するが核爆発時の電磁パルスで発電するEMP発電なんて無謀なもの(一発コッキリのレーザー兵器用電源。電池に近い)が実際にあるのだから、MHD発電がそれほど無謀とは思えない。
>「発生する陽子で直接発電」って……意味不明
こう言う事。
核融合反応と熱エネルギー
http://mext-atm.jst.go.jp/atomica/07050101_1.html
>D−He3反応もより高いプラズマパラメーターを必要とするが、その特徴は核融合反応の結果発生する粒子はすべて荷電粒子であり、粒子の運動エネルギーを効率良く直接電力に変換する、いわゆる直接発電が原理のうえで可能なことである。
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月24日 14:00:18
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月26日 04:31:27
高効率かつ連続運転を可能にするための繰り返し回数が実現できばABLも夢物語じゃなくなるかもな。
それどころか宇宙用の核パルスエンジンにすら転用できるんじゃねえの。
それだけにSUGEEEE技術的ハードルが高いけど。
レーザー核融合を単なる爆弾に転用なんて能無しのやること。そゆのはフツーに水爆つくっとけってこった。
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月26日 11:08:39
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月26日 19:20:28
そうすると商用化が実現したときには、人口が減っていますから、必要とされる石油及び食糧は少なくなっていることでしょう。
では、現時点で核融合に自給率向上を論じることにどれほど意味があるのかという疑問が出てきます。
まずは、現状の技術や手が届きそうな未来技術を中心に、展開した方がいいと思います。
(だからといって、核融合の研究に意味がないということはありません。)
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月26日 21:58:41
日本はそうだろうけど、世界人口はそうじゃないから。180億から200億までは行く可能性が指摘されている。
国家百年の計とやらで自給率向上をいうなら当然気にしておくべき事だ。
そのとき俺ら日本人が国外市場から金を吸い取る方向で儲ける道を探っておく必要があるわけでサ。プラントを輸出する側になってないと飯のタネにあぶ
れちゃうかも。って日本だけじゃなくて先進国はみんな思ってるから自国にITER誘致してたな。
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月27日 01:46:19
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月27日 02:04:44
>180億から200億までは行く可能性が指摘されている。
それはあくまで一説であって、定説ではありません。
例えば、国連が1994年に開催した国際人口開発会議(カイロ会議)では、人口爆発の危機はほぼ回避されたと結論付けています。目下の問題は、最貧国ではエイズで人口増加率が低下したことなんですよ。
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月27日 19:13:29
>何十年も先になるでしょう。
馬鹿だなお前。デュートリウム−トリチウム反応ですら、商用化するとしたら数百年後の話だよ。
>そうすると商用化が実現したときには、人口が減っていますから、
>必要とされる石油及び食糧は少なくなっていることでしょう。
数百年後なら石油は完全枯渇してるだろうね。それ以前に数十年後であっても、CO2削減の問題から石油使用は行き詰まる。
>現時点で核融合に自給率向上を論じることにどれほど意味があるのかという疑問が出てきます。
この日記は「食料自給率なんて向上しなくても良い」という主旨だったと思うが。エネルギー(電力)さえあればなんとでもなるよ、という話の流れ。
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月27日 21:03:31
「食料自給は国家安全保障の問題であり、それが常に保証されている米国はありがたい」
(It's a national security interest to be self-sufficient in food. It's a luxury that you've always taken for granted here in this country.)
「食料自給できない国を想像できるか。それは国際的圧力と危険にさらされている国だ」
(Can you imagine a country that was unable to grow enough food to feed the people? It would be a nation that would be subject to international pressure. It would be a nation at risk)
「食料自給は国家安全保障の問題であり、米国国民の健康を確保するために輸入食肉に頼らなくてよいのは何と有り難いことか」
(It's in our national security interests that we be able to feed ourselves. Thank goodness, we don't have to rely on somebody else's meat to make sure our people are healthy and well-fed.)
食料自給率の向上を希求するのは「普通の国」のすることなわけで…。
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月28日 00:57:56
晩年の麻薬中毒のゲーリングとどっちがマシだろうね? いや、言葉の重み的に。
>食料自給率の向上を希求するのは「普通の国」のすることなわけで…。
すると昔のイギリスは異常な国だったんだな。でも二度の大戦で勝利したぞ? どちらも食料自給率40%未満で。
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月28日 02:49:50
エイズで人口増加率が低下が問題、じゃなくて途上国における生産年齢人口がエイズで減少ってのが問題なんじゃないの。働き手がどんどん死んで全職種での生産量が減少してる。第一次産業従事者から政府職員まで病気は差別せずに殺しちゃうわけで。
国家全体として経済規模が縮小するから、以前に立てた借金返済の目途はことごとく成り立たなくなるねーって感じ。人口増加率の減少が問題、とはちょっと違うね。
まぁ人口推計は難しい。国連は2050年で92億人って予測してたと思うけど、この数字は毎年変わってるし。
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月28日 10:43:44
失礼、不正確な説明でしたね。「エイズというもっと深刻な問題が浮上した」と言いたかったのです。
また、そのレスの主旨は、「人口爆発の食糧不足で輸入できなくなる」と言う人がいたので、「国連は人口爆発の危機はほぼ回避されたと結論付けた」と反論することでした。
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月28日 11:52:20
そうだろうね。
今のイギリスの自給率は70%だから。
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月28日 20:44:27
実際は戦時下で、すでに財政破綻していた上に、アメリカからうけたレンドリース法の条件がきつすぎた。アメリカは先の大戦で日本とイギリスというふたつの海洋帝国を同時に支配下に置くことに成功したようなものですな。
第二次大戦後のイギリスはしばらくの間、カマスの缶詰と鯨肉でようやく生きながらえていたような疲弊した国家になっていましたから。
そういう反省があるから自給率を上げてきているんだろうけどね。
Posted by からす at 2006年06月29日 16:42:34
>今のイギリスの自給率は70%だから。
記事に触れられていることを繰り返して、「だから異常なんだ」と言われても、困惑するしかないのですが…。
それに、記事のスイスの話を無視しているのはなぜですか? 日本も、「山国で農地が限られている」と思っていたのですが。
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月29日 20:25:32
いささか言いすぎだと思います。スイスなどの例をご存知なかっただけだと思います。
そのブッシュ語録は、「(自給できる国が)食料自給率の向上を希求するのは「普通の国」のすること」と理解すればよいのではないでしょうか。
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月29日 20:41:20
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月29日 21:26:04
え〜と、現在のイギリスの自給率の話じゃなかったの?いきなりスイスの話を振られても困惑するしかないのですが…。
大戦以降、イギリスがそれまでの輸入依存から自給率を向上させてきたのは異常なことなのですか?
フランスやドイツが戦後食糧自給体制を確立したのも異常なことになりますね。
70年代の大豆危機以降、その流れは完全に確定したのですが…。
参考までに。
イギリスの農業的土地利用
http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~sekido/uk/agriculture/change.html
戦後に途上国以外で自給率を低下させたのは食生活の洋風化がおこった日本・韓国・台湾だけなのですが、こちらの方が異常といえるのでは。
>「普通の国」っていう言い回しそのものがおかしいと思うよ
それじゃ「大抵の国」ででも。
Posted by 名無しОбъект at 2006年06月30日 22:53:58
私は日本の自給率の話だと思っていたのですが。イギリス(とスイス)はあくまで一例ではないですか。つまり、記事のスイスの例も考えないと片手落ちですよ、ということ。記事の話題で「いきなり」などと困惑することもないでしょう。
>大戦以降、イギリスがそれまでの輸入依存から自給率を向上させてきたのは異常なことなのですか?フランスやドイツが戦後食糧自給体制を確立したのも異常なことになりますね。
誰も異常とは言ってないです。日本の参考になるかは別問題ということです。
>戦後に途上国以外で自給率を低下させたのは食生活の洋風化がおこった日本・韓国・台湾だけなのですが、こちらの方が異常といえるのでは。
なぜですか。確かに、スイスも自給率を上げてはいます。しかし、それで自給できないのだから、その3国と一緒に考えるべきだと思います。スイスの主な政策は、自給率の向上でなく、記事にあるような計画ですから。
あなたは、目的と手段を履き違えています。自給率の向上はあくまで手段のひとつに過ぎません。改めて問いたい。あなたは、どうして自給率の向上にこだわるのですか? スイスはよくやっているし、日本も「山国で農地が限られている」なら、そちらを参考にするべきだと思うのですが。
Posted by 名無しОбъект at 2006年07月02日 21:23:22
じゃあ自給率を上げる努力をすればいいのに。
>国を守るためには、戦争のない世界をつくるという理想こそが現実的で、
(戦争のない世界)じゃなくて(軍隊のいない日本)をつくるが本音だと思うが、
現在軍拡中の周辺国はスルーかな。
>その土台にあるのが平和憲法だ」と呼びかけた。
一国だけが平和憲法を死守しても何も変わらないと思うが、9条を世界に広める努力なんて聞いた事がない。
Posted by 名無しОбъект at 2006年07月03日 20:32:04
自給率が低くても自衛できますよ、事例もありますよってのがこのエントリーなんだが。
Posted by 名無しОбъект at 2006年07月03日 20:35:00
「自給率が高いほうが防衛はより簡単なんだよ!」
という論を展開すればいいんじゃないのかな。
今のところ
「食料以外のエネルギー源も輸入する必要があるんだし、ついでに食料も輸入すればいいじゃない」
って事になってる。だから核融合とか次世代エネルギーの話が出てきたりした訳で。
鎖国でも国を成り立たせたいなら食料以外も全部自給する方策について考えるべき。
それは無理つーか鎖国は極端過ぎって話なら。戦時に予想される輸入減を国内生産分で対応できる程度には自給率を上げておこうってなるんじゃないの。どのくらいかは自給率上げたい人が考えると良いよ。
開戦初頭に海運や空輸が乱れるのに対応するためには自給率上げるより備蓄に力を入れるべきだと思うけどね。自然災害時にも流用できるし。
Posted by 名無しОбъект at 2006年07月04日 10:15:16
全コメント見切れてないので既に語られてたらゴメンナサイです。
大まかには賛同するものの、ちょっと確証バイアス入ってるというか、現代価値観で当時の英国を語ってませんか?
当時の英国は植民地を持っていますよ。それゆえ大戦にという側面もあった訳で。
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月17日 06:27:16
どの部分が問題なのか、もっと具体的に指摘してみたら? これでは何を批判しているのか分からない。
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月17日 11:25:48