『教えて!山田先生 -短期集中軍事講座-第5回』
軍事講座は全5回の予定でしたが、連載を延長し、
次回は北朝鮮の核をめぐる疑問や問題について、聞いていきます。
また、このコラムへのご指摘、および質問についても、
先生からの回答を掲載する予定です。お楽しみに!
質問にきちんと回答してくれるそうです。これは意外でした、やはり性格は真面目な方なんですね。せっかくのよい機会ですから、色々と質問メールを出してみたいと思います。
・・・とはいえ、突っ込み所が多すぎて何処から質問したらよいか分からない・・・第4回と第5回のMD特集も、目を疑うような記述が満載ですし・・・とりあえず、ここのコメント欄に「教えて!山田先生」の連載でおかしな点をひたすら書き込んでみる事にします。(あまりにも長くなりそうなので本文に書くと読み辛くなりそうなので)


http://www.magazine9.jp/gunji/004/index.html
>飛行機からのレーザー光線による攻撃というのは、
>原理は固定機関銃で撃つのと近いことなんです。
>つまり基本的に飛行機が向っている方向にしかレーザーを発射できない
>(ある程度の射角の修正はできるかもしれないが)。
>となると、飛行機は車のように急にクルッと方向転換できませんから、
>ちょうどミサイルが発射された直後に飛行機がその手前にいないといけなくなります。
>しかし、そんなにタイミングよく飛行機を近くまで飛ばすことは無理でしょう。
いいえ、米軍が開発中のAL-1Aは、旋回ターレット方式です。真横だろうと後ろ向きだろうと撃てます。 真後ろまでは無理ですが。
[COIL Attack Laser システム]
http://www.f5.dion.ne.jp/~mirage/hypams01/al-1.html
>機首先端のターレットは、機体中心線から水平方向に左右各120度まで旋回
90度が真横ですから、更にそこから30度も後方への射撃が可能とあります。
つまり左右各120度ですので合計240度をカバー可能。
Posted by JSF at 2006年10月11日 20:22:42
http://www.magazine9.jp/gunji/004/index.html
>言ってみれば、ピストルの弾丸をピストルの弾丸で撃つようなものです。
実はその例え、あまり意味がないんですよね。
例えば艦船の近接防御システム(CIWS)、20mmバルカンファランクスは、飛んでくる砲弾を迎撃した実験結果があります。弾を弾で撃墜することは可能なんです。
Posted by JSF at 2006年10月11日 20:29:12
http://www.magazine9.jp/gunji/005/index.html
>PAC3で日本領土に完全な防空体制を敷くことになれば
以前、亀井静香がそんな馬鹿なことを言いましたが、実際の政府はそんなことはやりませんので、そういった想定は意味がありません。
広域防空はSM3でやります。イージス艦が2隻あれば一応は日本全土を守れます。(と、海上自衛隊は言っている。開発中のBlock2ならば1隻でカバーできるとも)
地上配備型で広域防空をしたいのであれば、現在開発中のTHAADを購入するしかないでしょう。GBIは売ってくれないでしょうし。
Posted by JSF at 2006年10月11日 20:36:14
http://www.magazine9.jp/gunji/005/index.html
>このことに気付いていて、迎撃体制を全く構築していないのが台湾です。台湾には中国の弾道ミサイルが700基も向けられていると言われていますが、防空システムは何もありません。
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台湾には代わりに「敵基地攻撃能力」があります。台湾は中国の弾道ミサイル基地への攻撃を名目に、「雄風2」や「雄風3」といった対艦ミサイルを対地巡航ミサイルに改造し、既に試射も済ませてあります。
ミサイル防衛と敵基地攻撃能力、安くて効果が高いのは後者でしょうね。でも日本は専守防衛なので前者を選択するしかないのです。
日本も、MDを導入するよりもトマホークを導入したほうが・・・という声がありますが、山田先生は台湾を引き合いに出してそう主張したいのでしょうか?
ちなみに韓国も対地攻撃型巡航ミサイルを開発しました。
Posted by JSF at 2006年10月11日 20:53:03
10/9に山田センセにメールしたやつです。
http://wppmilitarysector.web.fc2.com//memo/teiseimemo.txt
以前オブイェクトを見て、見つけられる範囲で突っ込みを入れたやつもの。
最後の二行はこのページを見て書いたもの。
事後承諾になってしまいますが、すんません。
Posted by 極東の名無し三等兵 at 2006年10月11日 20:57:58
http://www.magazine9.jp/gunji/005/index.html
>PAC3は、これまでの迎撃実験ではどの程度成功しているのですか。
>
>アメリカでの実験回数や結果についても、具体的な数字や条件などが公表されていませんのでなんともいえません。
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実験の通算成功率は約86%です。
Kojii.netより
http://www.kojii.net/news/news060908.html
ニューメキシコ州の White Sands 実験場で、米 Lockheed Martin 社の PAC-3 (Patriot Advanced Capability-3) が TBM (Tactical Ballistic Missile) ターゲットの要撃試験を成功裏に実施した。過去 22 回実施して 19 回目の成功。飛来するターゲット (旧型 Patriot の流用品) に対して 2 発の SAM をつるべ撃ち (ripple-fired) したもの。今回の試験では、地上側機材のソフトウェアが改良されており、それが試験対象になった。
Posted by JSF at 2006年10月11日 20:58:53
http://www.magazine9.jp/gunji/005/index.html
>ですので大雑把な言い方になりますが、迎撃できる確率は高くても50%程度だと思っていいでしょう。
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数値の根拠をお願いします。山田先生は「アメリカは具体的な数値を発表していない」と仰りますが、事実は逆で、山田先生の数値こそ何の根拠もないように思えます。
Posted by JSF at 2006年10月11日 21:01:38
http://www.magazine9.jp/gunji/005/index.html
>91年の湾岸戦争のときイラクはスカッドミサイルを発射しましたが、今回のイラク戦争でスカッドミサイルが使われたという報道を私は聞いたいことがありません。だから『防衛白書』に書いてある「成果」とは何を根拠にしているのか、ますます分かりません。
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イラク戦争ではアバビル、アッサムードという弾道弾が使用されています。米軍の発表ではイラクはアバビル100とアッサムードを14発、発射。うち9発はパトリオットが迎撃成功。うち5発は無害に砂漠やペルシャ湾に落下。3月27日のアバビル100はドーハを直撃する軌道であったが、基地の2マイル先で迎撃に成功。
また、イラク軍はシルクワーム対艦ミサイルを無誘導対地ロケット弾としても使用。
Posted by JSF at 2006年10月11日 21:11:32
やっぱり、メールした人が他にも大勢居たので連載第四回で訂正記事が入ったのでしょう。事後承諾も気にせず幾らでも参考にしてくださいね。別に特別なことは書いていなくて、どれも常識的な問題ですし。
Posted by JSF at 2006年10月11日 21:20:00
http://www.magazine9.jp/gunji/004/index.html
>実験のための実験?
>
> はい。簡単に言いますと、A基地から発射したミサイルをB基地からの迎撃ミサイルで打ち落とす実験をしたとします。その場合は、何月何日何時何分にどの方向に向けてどんなミサイルを撃つかを事前にB基地に知らせておいて、それで迎撃するわけです。実戦でこんなことが考えられますか?
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実戦形式の実験は行ったばかりです。
■米、ミサイル迎撃実験成功 [6/23 日経新聞]
【ワシントン=加藤秀央】米国防総省は22日、弾道ミサイル防衛の海上配備型システムを使った迎撃実験をハワイ沖で行い、成功したと発表した。北朝鮮が「テポドン2号」の発射を準備しているとされるタイミングでの実験には、米国のミサイル防衛能力を北朝鮮に示す狙いもありそうだ。
海上配備型の実験成功は昨年11月に続き、通算7度目。日本が初めて迎撃実験に参加し、海上自衛隊のイージス艦「きりしま」が標的を追尾した。
実験は米海軍イージス艦「シャイロ」が同日午後(日本時間23日朝)、敵のミサイルに見立てた模擬弾に対し迎撃ミサイル「SM3」を発射。高度160キロ超の大気圏外で迎撃した。シャイロの乗組員には模擬弾の正確な発射時刻を知らせないなど実戦に近い形式をとったという。
日米のイージス艦には情報共有システムが備わっており、米本土の基地に配備された陸上の迎撃ミサイルとも連動している。
ttp://72.14.235.104/search?q=cache:tv4stHkeUEAJ:www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20060623AT2M2301923062006.html+S%EF%BC%AD%EF%BC%93%E3%80%80%E5%AE%9F%E6%88%A6%E3%81%AB%E8%BF%91%E3%81%84%E5%BD%A2%E5%BC%8F&hl=ja&gl=jp&ct=clnk&cd=1
Posted by JSF at 2006年10月11日 21:33:53
http://www.magazine9.jp/gunji/004/index.html
>アメリカで成功した実験というのは、一発のミサイルに対して一発のミサイルで迎撃するというもの。
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重複になりますがもう一度。
Kojii.netより
http://www.kojii.net/news/news060908.html
ニューメキシコ州の White Sands 実験場で、米 Lockheed Martin 社の PAC-3 (Patriot Advanced Capability-3) が TBM (Tactical Ballistic Missile) ターゲットの要撃試験を成功裏に実施した。過去 22 回実施して 19 回目の成功。飛来するターゲット (旧型 Patriot の流用品) に対して 2 発の SAM をつるべ撃ち (ripple-fired) したもの。今回の試験では、地上側機材のソフトウェアが改良されており、それが試験対象になった。
Posted by JSF at 2006年10月11日 21:38:30
ありがとうございます。現代・最新兵器関連はうといので(当方の専攻はWW2以前)、このページで色々勉強させてもらってます。
Posted by 極東の名無し三等兵 at 2006年10月11日 21:42:12
http://www.magazine9.jp/gunji/005/index.html
>イージス艦から発射されるミサイル「SM3」は、高度500kmまで届きます。日本向けに北朝鮮が配備しているとされるノドンの最高高度は約300kmと推定されていますから、理論的には迎撃が可能です。
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高度500km・・・ああ、山田先生は勘違いしていますね。米軍が発表しているSM3の「最大射程は500km以上」と。射程と射高を間違えています。
ちなみに500km"以上”というのはレーダーやミサイルの射程を隠す常套手段で、実際には最大射程1000km以上です。イージス艦のレーダーやFBX-T(Xバンドレーダー)の最大探知距離も500km"以上"と公表されています。
http://www004.upp.so-net.ne.jp/weapon/sm-3.htm
>SM-3の射程は1200km、迎撃可能高度は200km以上とされる。ただし、大気圏外における、弾道ミサイル迎撃システムとして開発されたため、大気圏内での迎撃はできない。
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迎撃可能高度500kmは、現在開発中のSM-3Block2でも達成できるかどうか。
Posted by JSF at 2006年10月11日 21:50:39
それ、山田教授と同じじゃん。同条件の一般人に負ける山田教授・・・カワイソス。
Posted by 名無しT72神信者 at 2006年10月11日 21:52:35
Posted by JSF at 2006年10月11日 21:56:45
実は学生なんですけどね。しかも工学部の…… まぁ、キ印教授(ただし世渡り上手)っていうのはどこにでもいる(と、大学で学ばされた)。
山田教授の場合、キ印というより、ただ畑違いの勉強不足だけのようだケド。こういう珍説は、がっちりハワイとかと同じで、誰もが一度は通る道なのかもしれない。
Posted by 極東の名無し三等兵 at 2006年10月11日 22:58:01
それによれば私も貴方も次の総理大臣や、3億円当選者になる可能性はなんと50%もあるのです!!
>50%
>極東戦線の確率論では、あらゆる事象に対し、それが起こる確率は50%と算出される。理由は、起こるか起こらないかだから。
馬鹿でありがとう。
>迎撃できる確率は高くても50%程度だと思っていいでしょう。
山田教授が珍走団並みに確率と言うものを理解してないと言うオチな気が・・・
Posted by 名無しT72神信者 at 2006年10月12日 00:21:15
http://www.cdi.org/news/missile-defense/aegis.pdf
によれば、2005年2月24日の実験においても、「During this scenario, the Aegis crews are put on alert, like they would be during a time of heightened hostilities, but they do not know exactly when the test target will be
launched.」とあり、具体的な発射時刻は知らされていなかったそうです。
>50%
山田教授に今すぐ納豆そば!
Posted by 唯野 at 2006年10月12日 01:37:58
完全に実戦時と同じ条件の実験や訓練なんかできるわけがないんですよね。
防災訓練とかでも言われる事だけど、訓練でできたことが実戦でできるとは限らない、でも訓練でできないことは実戦では絶対にできない。だから訓練するんだけどなあ。
Posted by 名無しT72神信者 at 2006年10月12日 01:43:13
Posted by 名無しT72神信者 at 2006年10月12日 02:03:17
Posted by 名無しT72神信者 at 2006年10月12日 11:12:57
導入していないのは国民党が中国を刺激すると反対しているからで、実用性に疑問があるからじゃ有馬千円。
Posted by 名無しT72神信者 at 2006年10月12日 12:22:08
http://www.globalsecurity.org/wmd/library/news/taiwan/2005/taiwan-050321-cna05.htm
PAC3の導入が必要と国防省次官が発言している。
さらにはイラク戦争でPAC3とPAC2がイラクの弾道弾を迎撃成功した実績がある事も書かれているな。
Posted by 名無しT72神信者 at 2006年10月12日 12:36:22
現在台湾にはPAC2が3個隊配備されています。
次官発言はさらにPAC3を6個隊導入することを希望しているわけ。また自国開発の天弓対空ミサイルに対弾道弾迎撃能力を付加することも行っている。そのうえで基地攻撃能力も持つという普通の対応をしているんだよね。
まあなんというかほとんどデマですよセンセイ。
Posted by 名無しT72神信者 at 2006年10月12日 12:51:35
>のはPAC3の前身のPAC2でしたが、これは全く効果があ
>りませんでした。
これまた流布している不正確な情報を鵜呑みにしてますねえ。
GAOも陸軍が言うようにスカッドを半分くらい無能力化したことはほぼ認めていて、ただし確実な証拠があるのが10%くらいだとしか言っていないんだけどねえ。
Posted by 名無しT72神信者 at 2006年10月12日 14:38:16
Posted by 名無しT72神信者 at 2006年10月13日 00:52:12
ちなみにGAOの報告はこれ↓
http://www.globalsecurity.org/space/library/report/gao/b250335.htm
1992年4月GAOに「陸軍の評価は当てになんないぞ」と報告されたので、陸軍が再評価を行った。その結果陸軍は全交戦機会のうち25%が高い確率で弾頭破壊(warhead kill)に成功したと報告したんだが、それに対するGAOの評価報告。
で、「戦場では正確な評価に必要なデータがあまり得られていない」ので、「全交戦機会のうち9%だけが確実な弾頭破壊の証拠がある」が「陸軍が主張する残り16%はGAOの要求するレベルの弾頭破壊の確実な証拠が全部揃っていない」とした。
ちなみに陸軍は弾道がそれたりしたものも、mission killとして迎撃成功の勘定に入れている。warhead kill と mission killを合わせると全交戦機会の90%以上になる。結局基準をどこに置くかで変わってくるって話。
Posted by 名無しT72神信者 at 2006年10月13日 20:07:20
Posted by 名無しT72神信者 at 2006年10月13日 20:10:13
対地型ナイキ・スパルタンを日本も配備するべきだとかw
Posted by pok at 2006年10月13日 22:03:18
時にここで弾道弾迎撃の映像が公開されている件について
Posted by 名無しT72神信者 at 2006年10月16日 23:21:36