◆兵器の改修期間と航続距離について
A:兵器の改修に時間がかかるのは当然のことですが、一般に新機種の導入(選定)あるいは機種の開発そのものよりはずっと短期間でできるわけで、別にあっという間に新しい兵器を搭載できるということではありません。
また、航続距離と実際に戦闘行動の際の航続距離とは当然のことながら大きく異なります。どのような作戦飛行をするかで航続距離は大きく変わってきます。上記の発言は、単純にF15戦闘機の計算上の航続能力を示したもので、給油なしに2往復の作戦行動ができるとしたものではありません。
>別にあっという間に新しい兵器を搭載できるということではありません。
では「手っ取り早く」「ミサイルを積むだけで」「やろうと思えば半年以内に敵基地攻撃用の装備を応急的に完了させることができるでしょう」などと書かないで下さい。また、全く新しいFCS(射撃装置)のインテグレーション(統合)を一から行う事は非常に手間が掛かることです。ぶっちゃけF-15Eストライクイーグル(F-15戦闘爆撃機型)を買った方が時間的には早いです。ちなみに現在アメリカ軍ではF-15CにもJDAM(GPS誘導弾)を運用できるように改修する計画がありますが、まだ決まってもいない事なので、今すぐに航空自衛隊がこの改修計画に相乗りする事は無理です。
>上記の発言は、単純にF15戦闘機の計算上の航続能力を示したもので、給油なしに2往復の作戦行動ができるとしたものではありません。
そのような素人を騙すような行為は慎んでください。説明の趣旨(北朝鮮空爆)からしても、作戦行動が可能かどうかではないと示す意味がないでしょう。
◆ミサイルへの改良・改修について
A:宇宙ロケットが改良によって大陸間弾道ミサイルになってしまうというのは、すでに多くの指摘があるところです。軍事技術の微細なところに気を取られていると危険な流れを見落としてしまいますので要注意です。
H2Aのような、燃料に液体水素、酸化剤に液体酸素を使う宇宙ロケットは軍事用には不向きです。燃料の取り扱いが面倒で、発射準備から打ち上げまでに多大な時間が必要なので先制攻撃用にも報復攻撃用にも使い物になりません。日本に宇宙ロケットを弾道ミサイルに転用する計画はありません。ですが対艦ミサイルを対地用に改造する計画は確かにあります。しかし山田先生御自身は「対艦ミサイルも使い方や改良の仕方によっては地上攻撃用に使えます。」と仰られているにも関らず「どのような使い方をするのか」「どんな改良の仕方なのか」といった点について丸で理解されていない御様子なので、その点に付いて御自分で調べられてはどうかと思います。
そもそも対艦ミサイルの対地化が主題なのにそれに答えず、オマケ的に聞かれた宇宙ロケットのミサイル転用の方に答えるのは本題から必死に逃げまわっているとしか・・・
◆「航続距離の制約」という表現について
支援戦闘機(戦闘爆撃機)についても、いわゆる「攻撃的兵器」と「防御的兵器」の境界線にあるものではないかとの指摘がなされており、上記の解釈にもとづく配慮が必要な兵器とみなされています。
航空自衛隊の機体で開発当初から航続距離に制限のかかった機体は、輸送機のC-1の方です。F-2支援戦闘機で制限されていたのは搭載兵器です。対地攻撃用の誘導弾をこれまで装備してきませんでした。(最近、GPS誘導弾JDAMの導入を開始)
ところでF-1は諸外国の同クラスの機体と比べても航続距離は普通だし、F-2はF-16と航続距離は同じだというツッコミに対する返答は無いんですか?
◆飛行機を載せた空母や飛行機を四六時中待機させておくことについて
A:自国付近で航空機を四六時中空中待機させることはできるでしょうが、いつ発射するかもわからないミサイルに対処するために、相手国に近いところに常時、攻撃用の航空機を空中待機させておくことは、外交上もきわめて危険なことで現実的な選択肢ではないでしょう。
いえ、砲艦外交はアメリカに限らずあらゆる国が行っていることであり、別に珍しい事ではありません。領土・領海・領空を侵犯しない限りは外交上の問題になりにくいです。
またミサイル対処用で空中待機させる攻撃兵器となるとAL-1A空中レーザー砲のことだと思いますが、別にこれは地上を掃射する兵器ではなく弾道ミサイル迎撃用であり、相手が弾道ミサイルを撃たない限りは出番の無い兵器です。これが周辺をウロチョロしている事に文句を付けた場合「お前はこれから弾道ミサイルを撃つ気なのか」と逆に突っ込まれ薮蛇状態になるでしょう。
外交上、ド壷に嵌るのはアメリカではなくむしろ相手の方だという罠
◆レーザー光線に関する質問
A:この点は私が技術的な進歩を十分に考慮していなかったといえますので、「必ずしも飛行機が向かっている方向でなくてもレーザーは発射できる」と訂正します。
そもそもAL-1Aに限らずレーザー砲で固定装備というものは今までありませんので、技術的な進歩も何もありません。レーザー砲は機関砲のような長く重い銃身ではないので、激しい機動でも砲軸振れが少ない為。
◆射程と射高に関する質問
A:ご指摘の通りで、500kmというのは射程距離で、射高とは異なります。この場合、500km(以上)という数字が現実に意味をもつのは、高さではなく、SM3ミサイルを搭載するイージス艦がどれだけの範囲を1隻でカバーできるかということです。SM3の射程距離が500kmと仮定すると概ね迎撃範囲が1000kmにも及ぶということです。
米軍発表の「500km“以上”」とは、実際には1000km近い射程を示す事は理解していますか?(イージス艦のレーダーや移動式Xバンドレーダーの性能表示も同じ) この場合イージス艦を基点とする迎撃範囲は半径1000km、つまり直径で2000kmです。
◆PAC3の命中率について
A:アメリカ発表の撃墜率をそのまま信じるのは危険です。検証可能な信頼のおけるデータがなく、成功・失敗の母数も限られている以上、命中するかしないかは両者のデータが存在する以上、とりあえず50%程度と仮定しかありません。第4回のコラムでの命中率についても同じ理由です。
アメリカの発表を鵜呑みにするなというのはまぁ良いとして、命中率50%という仮定が何処から出てきたのか分かりません。丁半博打と勘違いして無いですか?
>当たるか当たらないかで五十%。
じゃあ今日買ってきた年末ジャンボ、当たるか当たらないかなので当選確率50%なんですね!
・・・んなわきゃ〜ない。しかし山田センセはそれと同じ事を主張している。
正気とは思えないよ、ママン・・・。
Posted by 名無しT72神信者 at 2006年12月10日 20:36
◆イラク戦争で弾道ミサイルは発射されたのかどうかにについて
A:イラク戦争ではやはりスカッド級のミサイルは使用されていないのではないでしょうか。ご指摘のミサイルはスカッド級よりも短射程のものだと思われます。
防衛白書について
>既に03(平成15)年のイラク戦争でも実戦投入され、飛来する地対地ミサイルを撃破し、成果をあげています
と書かれている箇所に山田先生が
>そもそもこの間のイラク戦争でイラク側がミサイルをそんなに発射したのか、という疑問があります。(略)スカッドミサイルが使われたという報道を私は聞いたいことがありません。
とツッコミを入れているので
>イラク戦争ではアバビル、アル・サムードという弾道弾が使用されています。
とツッコミ返すと
>イラク戦争ではやはりスカッド級のミサイルは使用されていないのではないでしょうか。ご指摘のミサイルはスカッド級よりも短射程のものだと思われます。
えーっと…論点は迎撃実績でしょ? 意図的にミサイルの種類の話にすり替えてるのか、書いた内容を忘れてるのか…その場凌ぎの反論ならやめた方がマシですよセンセイ。
Posted by 名無しT72神信者 at 2006年12月12日 21:26
◆迎撃ミサイルと住民の安全について
核弾頭が破壊された場合、その衝撃で核爆発が起こることはないと思われますが、核弾頭に詰められた高濃度のプルトニウムなどが飛散したり、ある程度まとまったものが地上に落下することは考えられることだと想定しておいた方がよいでしょう。
迎撃したら核爆発が起こる、なんて回答をしなかった事は安心しました。しかし核物質が単に落ちてくる場合と核爆発が起きた場合のどちらがマシなのか、また核物質(核弾頭の場合は数kg〜数十kg)が核爆発せずにばら撒かれた場合の汚染はどのレベルなのかという考察も欲しい所です。
北朝鮮の核兵器について、このコーナーで取り上げることを予告しておりましたが、未だ情報が錯綜している状態です。
いずれ機会を見て行いたいと思いますが、現段階での拙速な対応は避けたいと思いますので、ご理解ください。
山田朗先生を時間を掛けて改修作業するよりも、新しい先生を投入した方が早い気もしますが・・・
*12/12、コメント欄の内容を記事に反映させました。黄色字が追加部分です。
http://wppmilitarysector.web.fc2.com/memo/teiseimemo.txt
てか、この人、相変わらずだなぁ……
Posted by 極東の名無し三等兵 at 2006年12月10日 03:41:43
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月10日 03:42:17
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月10日 03:43:59
一番最後の解答より
>こういう場合、“軍事専門家”は、「大気中に拡散されてしまうので大丈夫だ」といった回答をしがちですが、厳密な検討がなされているとも思えません。
もう一度引用。
> 厳密な検討がなされているとも思えません。
……自分のことでしょ(笑)
Posted by 極東の名無し三等兵 at 2006年12月10日 06:57:44
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月10日 09:22:05
専門家が素人に説明するときにやってはいけないことのオンパレードなんだが、自覚はないんだろうなあ。
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月10日 12:00:34
実用化に向けたレーザー兵器は10年以上前からABL、THELなど全てターレット式だが、ABLの他に固定式の計画があったか?
ABLの開発開始は1994年だし、最初からターレット式だわな。
結局最近の「技術的進歩」を知らなかったんじゃなく、最初から何も知らなかったってことだ。
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月10日 12:49:50
「先生が対艦ミサイルがほんの少しの改良で対地ミサイルになるとおっしゃる理由は何でしょうか?」
という質問に答えず、同時にオマケ的に質問された宇宙ロケットと弾道ミサイルの話に答えているんですよね。
・・・本題に答えようとせず逃げまわってるとしか思えません。
実際に対艦ミサイルに○○と××を付けてデータリンクさせれば対地攻撃用になるのですが、山田先生に教えてあげるべきなんでしょうか。きっと山田先生はSLAM-ERやハープーンBlock2の存在自体に気付いていないし、ましてやASM-2対地攻撃型やXGCS-2も知らないのでしょう。
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月10日 13:33:25
↑これこそが山田朗教授の魂の雄たけび。
でもこれ言っちゃうと「私は軍事技術に関して素人同然です」と告白するに等しく、軍事講座の講師役としては絶対に言ってはならない言葉。
山田先生にはその辺の自覚が足りないよ。いっそ素直に認めちゃえばよいのにね。
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月10日 13:40:09
いや、そうではないと思う。山田先生の、
「私が技術的な進歩を十分に考慮していなかった」
という返事は、技術的な進歩とは、機関銃からレーザーへ・・・そのもの事。つまりレーザー砲の開発進行状況での技術的進歩を指すものではないんだ、山田先生の脳内では。
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月10日 13:45:15
わけわからん。
「実験では命中率○○%だけど、実験条件の評価ができないので実戦でうまくいくかはわからない」なら正しい言い方だろうが、母数が少ないとは言え命中した例の方が外した例より多いという事実をまるで無視して、両方あるから50%なんて意味が無い事言ってるんじゃねーよ。
こういう言い方は、私は事実を分析する能力はありませんと宣言しているも同然で、文系だろうが理系だろうが研究者失格。
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月10日 16:33:51
馬鹿でありがとう!
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月10日 17:04:53
これで大学教授なのか? 馬鹿な。なんだ「とりあえず」ってのは。わけわからん。
阿呆としか思えない。
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月10日 19:32:36
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月10日 19:34:43
素人には非常に理解しやすい。あまりにも理解しやすすぎて、間違っているのが欠点だが。
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月10日 20:12:51
じゃあ今日買ってきた年末ジャンボ、当たるか当たらないかなので当選確率50%なんですね!
・・・んなわきゃ〜ない。しかし山田センセはそれと同じ事を主張している。
正気とは思えないよ、ママン・・・。
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月10日 20:36:37
間違った理由をソース付きで訂正するのは感心だが、呑気な教授だな・・・
つか、ぐぐれやw
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月10日 20:46:47
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月10日 20:56:30
核戦争も起こるか起こらないかだから50%なのかね、先生
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月10日 23:10:17
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月10日 23:35:07
…転用すると考えている馬鹿は日本にはほとんどいないと思うけど(^^;;
Posted by えるうっど at 2006年12月10日 23:44:13
後継機は2010年に打ち上げ予定です
・・・ICBM用にM−V復活?
どこに撃ち込めばいいんでせうか。。
「大陸間」を飛ぶんだから、北米?
2010年には日本は「共和国」になっているのか・・・?
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月11日 00:36:30
いや、固体ロケットのΜ-イ眸?予猗C砲?覆蠅了イ屬?櫃?襪鵑世?B任曽紊家駘僂盥發い掘??予猗Sイ屬眄┐?垢い掘ΑΑΔ世?藹?錣辰討靴泙辰織蹈吋奪箸覆鵑世茵0タ爐?萃蠅靴討い泙后?
宇宙ロケットと弾道ミサイルをゴッチャにして考えるのは素人だと思う。どうもΜ-イ魏畭臧床舛垢訖佑蓮?篤札潺汽ぅ詈殕S衙昭圓紡燭ぁ
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月11日 00:42:39
工場で組み立てと燃料充填と動作確認をいっぺんにできるロケットがこれから開発されるのなら話は別だが
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月11日 00:45:14
M5は固体ロケットの癖に発射準備期間も長ければ打ち上げ費用も高く、図体の大きさの割にはペイロードも低く(単体としてみるとペイロードは大きなロケットですが大きさの割には・・・です)あんまり性能が良くないので生産停止しました。
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月11日 00:46:26
確かにM-Vを飛ばせるって事は、固形燃料ロケットの基礎技術はしっかり持っているって事はマチガイナイ・・が
これが弾道弾へとなると、コストの問題が付きまとうし、技術的な面でも再突入体や運用技術(管制)等未解決な部分が多すぎて、どっかの都知事が言うように「すぐに」はむりぽ。
要は弾道弾を作りますよ!と国が言って、国民の理解を得て、豊富な資金を投入できて、アメリカからの技術供与があって・・・っていう段階を超えて初めてM-Vで培った固形燃料ロケットの技術が生きるんじゃないかな?
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月11日 01:19:46
つ[サイレント魔女☆リティ]
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月11日 02:58:55
ペイロードに軌道速度を持たさなきゃいけない宇宙ロケットと、ペイロードを弾道軌道に乗せればいいだけの弾道ミサイルとでは能力が一桁違う(前者のがでかい)
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月11日 07:48:45
納得してるんならそっちのほうがガクブルモノだな。
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月11日 11:56:33
せんせー!こんな事言ってたんですけど
>やろうと思えば半年以内に敵基地攻撃用の装備を応急的に完了
「半年以内に」だそうですがw
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月11日 15:41:06
相手が黙ってるかは知らんが
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月11日 19:49:05
>新しい先生
〜/ ´ω)ミ<ここで颯爽と我らが神浦せんせーの出番ですよwww
Posted by 名無し鰭脚神信者 at 2006年12月11日 21:17:54
>模試でE判定出した漏れも合格率は50%
・・・いきろ
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月11日 22:09:53
ということではないでしょうか。軍事講座と言ってもオタク向けじゃないでしょ。仕方ない。
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月11日 22:33:21
細かい知識なんてモノではなく、ウソを教えているんだが。
一般人むけだからこそ間違った知識を植え付けてはならないし、まして先生と呼ばれる人がまともに返事をする気がないなんでのは言語道断なんだがな。
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月11日 22:39:33
あのなー
俺らヲタってのは、知識はあっても、何かしらに偏ってるんだよ(政治的偏向だけじゃないぞw)。
でな?専門家が専門家たる理由は、その知識を分析し、最も妥当な回答や予測を出せる人を言うんだ。そこが(本来なら)俺らと違わなきゃならない所
知識や手段が妥当なら、たとえ予測が外れてもそんなに叩かれない。
それが基礎知識はメタメタ、発言にもバイアスかかりまくりの人間を専門家と呼んで良いのか?って基本的な問題だ
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月11日 23:08:27
ヲタだとかなんだとかに関らず間違った情報を流すと大問題かと思われるがな・・・
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月12日 00:10:55
一般向けだからこそ、本当の事をわかりやすく教えないと、
間違った認識を持つ大衆が生産されちゃうでしょうが。
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月12日 02:12:14
例えば、山田教授の講座に
『日本の自衛隊が保有しているF-15J戦闘機はアメリカ空軍のF-15A戦闘機を改良した空中戦のみを目的とした”制空戦闘機”であり、一方現在アメリカ空軍の保有しているF-15K戦闘機は爆撃機能を追加した”戦闘爆撃機”です。ですので、同じF-15戦闘機を保有していても自衛隊は北朝鮮のミサイル基地の攻撃は困難です。』
と書かれていてたのなら文句を言おうとは、思いません。細かな間違いがあっても、物事の本質には違いはないからです。
上記の文に対して「F-15JのベースはF-15Cだ」とか、「アメリカの保有しているのはF-15Eだ」とかいう文句をつけるようなことがオタク的であり一般向けでない知識です。
ですが山田教授は、F-15J制空戦闘機とF-15E戦闘爆撃機の区別がついてるように思えません。
以上のように、山田教授が非難されるのは、一般向けに分かり易く解説する際に、間違ってはいけない本質的な所を間違っているからです。
Posted by 銑鉄 at 2006年12月12日 02:36:12
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月12日 04:05:29
確かに。
オタにとっては型番が間違っているのは何とも気持ちの悪い感覚だけど、一般人にとっては「日本の戦闘機がどうなのか、他と比べてどうなのか」ということさえ知ることができれば十分だからね。
日本の戦闘機ができもしないことをあたかもできるかのように伝える、一般的にこういうのは詐欺と言う。怪しげな健康食品通販で出てくる自称専門家と同レベルって話だ罠。
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月12日 06:54:03
それがこれだけ基本的なレベルでツッコミどころ満載じゃ返り討ちに遭うだけだぞ。
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月12日 07:29:17
単に主旨が知識を得るってなら、それこそ講師の思想背景なんか関係ないのでは?なにも護憲派の教授で無くても良い。評判の良いエバタンにでも書かせれば?
・・・って、考え方が出来ない所に、この手の人達の「限界」があるんだよなぁ・・・
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月12日 12:06:53
■マガジン9条レポート「護憲派の為の軍事講座」
http://www.magazine9.jp/citizen/event/010/index.html
>軍事問題については、一般的に護憲派よりも改憲派の
>ほうが詳しく、論争にも強いことが多いようです。
そこで論争に強くなるべく、山田先生に執筆を依頼。
>そこで、明治大学の山田朗教授が昨年10月に出版した
>『護憲派のための軍事入門』(花伝社)は、護憲派に
>とってはまさにうってつけの入門書でした。
・・・ええ、護憲派にとって耳障りの良い本ではありました。問題は、内容が間違いだらけで支離滅裂であった、ということでしょうか。
今現在は山田先生、必死で勉強しているからかなり改善されてきたけど、その本が書かれた当時は完全に素人同然だったから・・・凄いよ、内容は無茶苦茶の一語に尽きる。これを参考にしていたら護憲派は更なる返り討ちにあってしまうだろう。
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月12日 16:28:15
これってアレか?
NHKの番組改編問題で、朝日の嘘がばれた時に書いた、
「だが本質を見誤ってはいけない」
ってのと同じ奴?
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月12日 16:38:31
論争っつーか・・。単に自分達が知らんだけでしょうに。知らなけりゃ調べりゃいいだけの話。
この前のネット投票でそうだったけど、9条マガジンの連中って、なぜこうも勝ち負けに拘るんだろ。
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月12日 18:50:09
>既に03(平成15)年のイラク戦争でも実戦投入され、飛来する地対地ミサイルを撃破し、成果をあげています
と書かれている箇所に山田先生が
>そもそもこの間のイラク戦争でイラク側がミサイルをそんなに発射したのか、という疑問があります。(略)スカッドミサイルが使われたという報道を私は聞いたいことがありません。
とツッコミを入れているので
>イラク戦争ではアバビル、アル・サムードという弾道弾が使用されています。
とツッコミ返すと
>イラク戦争ではやはりスカッド級のミサイルは使用されていないのではないでしょうか。ご指摘のミサイルはスカッド級よりも短射程のものだと思われます。
えーっと…論点は迎撃実績でしょ? 意図的にミサイルの種類の話にすり替えてるのか、書いた内容を忘れてるのか…その場凌ぎの反論ならやめた方がマシですよセンセイ。
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月12日 21:26:59
そのネタを踏まえ、記事内容に追加しました。ありがとうございました。
Posted by JSF at 2006年12月12日 22:30:19
防衛白書は「地対地ミサイルを撃破し」としか言っていないのに、勝手にスカッドミサイルと思い込んだ山田先生が悪い。
それでいて「報道ではスカッドミサイルが飛んできたなんて聞いたことが無い」と意気揚々と鬼の首を取ったかのように言ってみるも、豪快にスカっれしまう。そしてテレ隠しに「ほうらスカッドは飛んでこなかったろう、俺の言ったとおりだ!」と強弁。
しかしそもそも防衛白書はスカッドとは言っておらず、山田先生の主張は言い掛かりに近い。というか凄く恥ずかしい。
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月13日 02:33:00
どうぞどうぞ。
まあ、山田教授が聞かれもしないのに射程150`にこだわっているところを見ると、「アル・サムードを落としたってスカッドじゃないから意味がない」みたいな主張が薄ぼんやりと感じ取れます。
しかし、元々山田教授が引用している防衛白書の項は、迎撃ミサイル開発の現状について答えた内容ですから、「弾道ミサイル迎撃に成功し、実戦データも取れた」という意味で額面通り「成果」と言えますし、別にスカッドやノドンを名指しする筋の話じゃありませんね。
http://jda-clearing.jda.go.jp/hakusho_data/2006/2006/html/i32c1000.html
よって、第5回にあるように
>『防衛白書』に書いてある「成果」とは何を根拠にしているのか、ますます分かりません。
とか言われても、「あなたの頭の中の『成果』の基準がまず分かりません」としか言いようが無いっす。
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月13日 03:48:04
こんな返答、許せない。そもそもヤマダが「アメリカでの実験回数や結果についても、具体的な数字や条件などが公表されていませんのでなんともいえません。」と言うから、具体的な数値と条件を示してやったのに。
>検証可能な信頼のおけるデータがなく
どうやって軍の新兵器を第三者の手で検証できる? そんなことはスパイ行為でもしないかぎり無理だ。
>成功・失敗の母数も限られている以上
PAC3とSM3の試射は合わせて40回近くやっている筈だが、ヤマダは何回なら納得するんだね?
>命中するかしないかは両者のデータが存在する以上、
>とりあえず50%程度と仮定しかありません。
頭大丈夫かヤマダ。
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月13日 04:41:50
http://www.magazine9.jp/gunji/005/index.html
>91年の湾岸戦争のときイラクはスカッドミサイルを発射しましたが、今回のイラク戦争でスカッドミサイルが使われたという報道を私は聞いたいことがありません。だから『防衛白書』に書いてある「成果」とは何を根拠にしているのか、ますます分かりません。
----
これが元の記事。・・・防衛白書が「地対地ミサイル」としか書いていない以上、勝手にスカッドのことだと勘違いしたヤマダが間抜けなだけですね。
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月13日 04:46:14
連載第四回より
http://www.magazine9.jp/gunji/004/index.html
>飛行機からのレーザー光線による攻撃というのは、
>原理は固定機関銃で撃つのと近いことなんです。
中略
>ちょうどミサイルが発射された直後に飛行機がその手前にいないといけなくなります。
>しかし、そんなにタイミングよく飛行機を近くまで飛ばすことは無理でしょう。
と、前方にしか撃てない固定式だから迎撃困難と開設していた。
ところがその論拠が否定された(単に知らなかったと言うお粗末な話)のに、その部分だけ訂正してとぼけているわけです。
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月13日 09:00:13
「護憲派仲間の前で軍事をメッタ切りする格好いい山田教授」というポジションを失いたくないのでしょうか。
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月13日 23:32:49
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月14日 00:47:30
やっぱ督戦隊って怖い
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月14日 00:56:43
明治にはろくな奴が居ないなorz
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月14日 01:16:18
http://obiekt.seesaa.net/article/10671549.html
>以下は明治大学政治経済学部助教授の生方卓氏の見解です。
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月14日 02:08:07
編「このゲバ棒はキミを援護するためにあるのではないぞ」
山「くそったれの編集委員め!魔女に呪われろ!」
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月14日 14:01:11
----
いや、専門の戦間期の研究が軍事史についてでもあるので、ここで踏ん張らないとそれすら疑惑の眼差しで見られかねないから。
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月15日 22:58:56
要は山田さんが失敗したのは、今現在リアルタイムで動いている時勢や技術レベルを、それで解説できると勘違いした点。
時間軸は確かに連続しているが、前者は学者の分野であり、後者は評論家や技術者の分野だな
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月16日 01:54:09
本気で可能性を論じてない事を察して欲しかったんだけど。
M−Vが今後使用されないこと、すぐに軍事転用できない事、ついでに言えば、後継機を2010年から運用開始とか言ってるくせに方向性がはっきりせず、最悪、開発中止の可能性もあることぐらいは一応知ってるけどね。
…遊びだって気づいて欲しかったなぁ。書き方が悪かったか。
Posted by えるうっど at 2006年12月16日 06:48:40
実験結果が正しいものだとしても、複雑な条件が入り乱れている実戦で同様の成績を得られるかも疑問です。同時に50発、100発のミサイルが飛んできて、それぞれ違う目標を狙われた場合も同じ結果を出せるのでしょうか。
山田先生の50%というのは大甘に仮定した数字として十分受け入れ可能だと思います。それを嗤うのであれば、むしろ、実戦でそれ以上の結果が出せるという論証が必要では。
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月17日 01:07:49
----
まぁ、これでもご覧下さい。
実戦形式の実験は半年前にも行ったばかりです。
■米、ミサイル迎撃実験成功 [6/23 日経新聞]
【ワシントン=加藤秀央】米国防総省は22日、弾道ミサイル防衛の海上配備型システムを使った迎撃実験をハワイ沖で行い、成功したと発表した。北朝鮮が「テポドン2号」の発射を準備しているとされるタイミングでの実験には、米国のミサイル防衛能力を北朝鮮に示す狙いもありそうだ。
海上配備型の実験成功は昨年11月に続き、通算7度目。日本が初めて迎撃実験に参加し、海上自衛隊のイージス艦「きりしま」が標的を追尾した。
実験は米海軍イージス艦「シャイロ」が同日午後(日本時間23日朝)、敵のミサイルに見立てた模擬弾に対し迎撃ミサイル「SM3」を発射。高度160キロ超の大気圏外で迎撃した。シャイロの乗組員には模擬弾の正確な発射時刻を知らせないなど実戦に近い形式をとったという。
日米のイージス艦には情報共有システムが備わっており、米本土の基地に配備された陸上の迎撃ミサイルとも連動している。
ttp://72.14.235.104/search?q=cache:tv4stHkeUEAJ:www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20060623AT2M2301923062006.html+S%EF%BC%AD%EF%BC%93%E3%80%80%E5%AE%9F%E6%88%A6%E3%81%AB%E8%BF%91%E3%81%84%E5%BD%A2%E5%BC%8F&hl=ja&gl=jp&ct=clnk&cd=1
Posted by JSF at 2006年12月17日 01:48:18
OIFでイラク軍側が撃った弾道弾(SRBM)を2回、PAC-3、2発のつるべ打ちで迎撃した、という話を聞いたことがあります。
弾道弾を実戦で使うなんてそうそう無いと思うんですが、ペトリオットの方ではちゃんと迎撃できてるようですな。
Posted by 遊び人 at 2006年12月17日 01:51:46
いえ、数値の根拠が無い以上、全く相手に出来ません。
>それを嗤うのであれば、むしろ、実戦でそれ以上の結果が出せるという論証が必要では。
なんで? 私は山田先生が「アメリカでの実験回数や結果についても、具体的な数字や条件などが公表されていません」と仰るから、結果と具体的な数字や条件の詳細を教えて上げただけですが?
論証をする必要があるのは50%と言い張る山田先生の方ですよ?
議論をする場合、最初に言い出した側に論証責任があるんですよ。お分かりですか。
Posted by JSF at 2006年12月17日 02:02:25
実戦でどんな成績が得られるかなんて実戦やってみなきゃ解らないに決まっているじゃないですか。実力を確かめるために試しに戦争やってみます?無茶な。
>同時に50発、100発のミサイルが飛んできて、それぞれ違う目標を狙われた場合も同じ結果を出せるのでしょうか。
50発、100発のミサイルが飛んでくるのが「実戦」なんですか?これに完全対応できないシステムは実戦的でないから無意味なんですか?
>山田先生の50%というのは大甘に仮定した数字として十分受け入れ可能だと思います。
以下は山田先生記述ですが、
>アメリカ発表の撃墜率をそのまま信じるのは危険です。
−まあ、そういう見方も必要ですな。
>検証可能な信頼のおけるデータがなく、成功・失敗の母数も限られている以上、
−検証可能なデータは無い、と山田先生は認識しているのですね。
>命中するかしないかは両者のデータが存在する以上、
−?アメリカ発表の撃墜率以外のデータがあるの?
>とりあえず50%程度と仮定しかありません。
−なんじゃそりゃあああああ!!!!
…どこが受け入れ可能なんでしょうか?
本気で書かれている通りに考えているならば普通に「アメリカの撃墜率は信用ならない。現状は正確な撃墜率がわからない」とでも書けば良いじゃないですか。50%程度などと仮定する必要はまるで無い。逆に50%なんて数字をわざわざ出しているところが書き手の後ろめたさを感じます。
>それを嗤うのであれば、むしろ、実戦でそれ以上の結果が出せるという論証が必要では。
実戦かどうかなんて問題じゃなく、論理的にオカシイから嗤っているんですよ。
ところで貴方は「同時に50発、100発のミサイルが飛んできて、それぞれ違う目標を狙われた場合に大甘50%の確率で迎撃できる」という見解が妥当だと思っていらっしゃるのですね。
私はこの防衛システムを是非導入すべきだと思いました。素晴らしいじゃないですか。
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月17日 03:15:14
典型的なオカルト信者の反論手法だなあ。
ロジックとして50%という数字になんの意味もないという指摘をしているのに、「そうではない証拠を出せ」かい。
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月17日 14:07:57
「悪魔の証明」
と言う。
無茶言うなってことですな。
それを求める人の思考回路は永田議員と同レベル。
しかも平等視のパラドクス(50%と考えること)は所詮人間の当てにならない勘による幻像でしかない。
山田先生は日本版バイエルンの伍長ですか?
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月17日 15:41:58
T-2/F-1は40年前から三沢-稚内を、F-2は20年前から松島-稚内をHi-Lo-Lo-Hiで飛べる能力を要求されてるのは、普通に調べればわかること。結果海外同級機と同じくらいの航続力になった。正直勘違いしてるほうがバカ。まして少なくとも20年間それを知らなかったってのは軍事を多少なりとも専門と称する大学研究者として致命的無能。
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月17日 23:37:17
UFOビリーバーとかにありがちなんですよね・・・。
ちなみに以前入っていたmixiの九条の会コミュで山田先生擁護派との論争になったんですが、擁護派の主張は無理に無理を重ねた非常に痛々しいものでした。
例えるなら、無防備宣言賛成派との会話に近かったです。
Posted by JSF at 2006年12月18日 19:21:20
実はさ、陰謀論とかオカルトっぽい設定で、実際の戦闘とか考えてみる事ってない?要は空想、いや妄想か
その度に「うひゃひゃひゃ、こりゃケツの穴が痒い!馬鹿じゃネーカ!」とか一人で布団の中で恥かしさからゴロゴロ転がってんだわ
そして似たようなレベルの小説とか疑似科学本とかが実際に売っているのを見て、( ゚Д゚)ポカーンってなる。
要は恥も外聞も無く、書ける人間の方が強いのかもしれん
俺には無理、局部丸出しで「馬鹿には見えないパンツ履いてます」なんて言えない
綿何%って書いてある布が無いと無理・・・
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月19日 01:57:55
仮想戦記モノの著者はそうかもしれないけど、ビリーバーは違うことが多いよ。
彼らは本気で「馬鹿には見えないパンツ履いてます」と思っているし、そのうえ「見えないヤツは馬鹿」と信じて優越感に浸っている。
こういう人を説得できると思ってたらいけない。こういう人に「反論」するときは、それを読んでるまだ生還できる可能性がある他人向けに書く事が重要。冷静に論理的にね。
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月20日 11:32:46
http://www.amazon.co.jp/反戦軍事学-林-信吾/dp/4022731214
Posted by TIG at 2006年12月20日 11:37:52
このセンセ、WW1以降の戦史講座はまだマシなほうだったのに、なんで現代軍事講座となるとこう…。
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月22日 00:21:34
>アメリカでの実験回数や結果についても、具体的な数字や条件などが公表されていません
と実験回数すら公表されていないと言ってたのに、実験数やある程度の条件も公表されていることを指摘されるとデータが完全に公表されていないと逃げてんだよな。
いいかげんな思い込みで講座開いているってことがバレバレでっせ>山田先生
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月22日 10:24:02
その話は2001年7月のGBI実験の話。しかもテスト用標的のミニットマンICBMの位置確認用。GBIのKV自身は自立した赤外線追尾なんで目標に位置確認用マーカー積んでても最終段階の誘導には実はあまり関係ない。もちろん初期目標捕捉が簡単になるのは事実だから、楽な条件でやったのは事実。
で、SM-3の実験には積んでないし、最近のGBIの実験にも積んでない。
古い情報やMDには何種類もあるということを理解してないと、こういう誤解を招く。
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月24日 01:37:29
変な団体に踊らされて、我を見失ってないかな?
実に勿体無い
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月24日 02:24:35
問題は、専門外に手を出して大火傷を負ってしまった事・・・
Posted by 名無しОбъект at 2006年12月24日 02:35:49