ABM条約は「戦略弾道ミサイル」を迎撃する対空ミサイルを制限するものでしたが、アメリカもソ連も戦略弾道ミサイルの定義をはっきりと決めていませんでした。ICBM(大陸間弾道ミサイル)やSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)は間違いなく該当しますが、SRBM(短距離弾ミサイル)は戦術弾道ミサイルとされて迎撃は全く制限されていません。グレーゾーンとなったのはIRBM(中距離弾道ミサイル)でしたが、アメリカもソ連も1988年にINF条約(The Intermediate-Range Nuclear Forces Treaty,中距離核戦力全廃条約)でIRBMを全廃する事になり、両国はお互いにこの点に付いて悩む必要が無くなりました。第三国の発射する中距離弾道ミサイルを迎撃する事を認め、なおかつABM条約に触れないように「IRBMは迎撃出来るがICBMの迎撃は困難」という性能の迎撃ミサイルを細かく決める事にしました。ソ連は崩壊しロシアへ変わった後、アメリカとロシアは1997年に合意に至りましたが、その後にアメリカは考えを変えて当時のクリントン大統領は議会に提出せず、後任のブッシュ大統領が2002年にABM条約を脱退を決めて、1997年の合意も発効されませんでした。
ABM条約はあと少しで、IRBM以下を迎撃目標とする戦域ミサイル防衛(TMD,Theater Missile Defense)を認める内容が追記される予定でした。TMDは二大国間の核抑止力と無関係で、通常弾頭を用いていたので使い易く、厳格に制限する必要が全く無かったのです。
そこで幻となった米露1997年ABM/TMD線引き合意に付いて紹介しておきます。Anti-Ballistic Missile (ABM) Treaty: Acq.osd.mil より。
ABM Treaty: 1997 First Agreed Statement
(a) the velocity of the interceptor missile does not exceed 3 km/sec over any part of its flight trajectory;
(b) the velocity of the ballistic target-missile does not exceed 5 km/sec over any part of its flight trajectory; and
(c) the range of the ballistic target-missile does not exceed 3,500 kilometers.
1997年最初の合意では、(a) 迎撃ミサイルの速度は秒速3kmまでとする。(b) 標的の弾道ミサイルは秒速5kmまでのものとする。(c) 標的の弾道ミサイルの射程は3500kmまでのものとする。…といった制限が加えられています。
ABM Treaty: 1997 Second Agreed Statement
a) the velocity of the ballistic target-missile will not exceed 5 km/sec over any part of its flight trajectory; and
b) the range of the ballistic target-missile will not exceed 3,500 kilometers.
1997年二回目の合意では「迎撃ミサイルの速度は秒速3kmまでとする。」という項目が外されました。宇宙空間用の迎撃ミサイルは秒速3kmを超える事を考慮したいと、双方が話し合った結果です。
ABM Treaty: 1997 Agreement on Confidence-Building Measures
1. Systems subject to this Agreement shall be: for the United States of America -- the Theater High-Altitude Area Defense (THAAD) System and the Navy Theater-Wide Theater Ballistic Missile Defense Program, known to the other Parties by the same names; for the Russian Federation -- the S-300V system, known to the United States of America as the SA-12 system; for the Republic of Belarus -- the S-300V system, known to the United States of America as the SA-12 system; for Ukraine -- the S-300V system, known to the United States of America as the SA-12 system; and other systems as agreed upon by the Parties in the future.
この1997年合意で指定されている迎撃ミサイルはアメリカ側がTHAAD、海軍TMD(SM-3のこと)、ロシア側はS-300V(NATO名称; SA-12)です。保有する迎撃ミサイルの性能や数量をお互いに開示する事や、迎撃試験を行う時には事前に通知する事も細かく定められています。対象国はアメリカとロシアだけでなく、ベラルーシ、ウクライナ、カザフスタンも旧ソ連扱いで加わっています。
ABM Treaty: 1997 Joint Statement on Annual Exchange of Information
a. whether or not that Party has plans before April 1999 to test, against a ballistic target-missile, land-based, sea-based or air-based interceptor missiles whose velocity exceeds 3 km/sec over any part of their flight trajectory;
b. whether or not that Party has plans to develop such systems with interceptor missiles whose velocity over any part of their flight trajectory exceeds 5.5 km/sec for land-based and air-based systems or 4.5 km/sec for sea-based systems; and
c. whether or not that Party has plans to test such systems against ballistic target missiles with multiple independently targetable reentry vehicles or against reentry vehicles deployed or planned to be deployed on strategic ballistic missiles.
(a) 秒速3kmを超える迎撃ミサイルを1999年4月以前に試験する計画は有るかどうか。(b) 秒速5.5km以上の陸上発射型および空中発射型の迎撃ミサイル、秒速4.5km以上の海上発射型迎撃ミサイルを開発する計画は有るかどうか。(c) MIRV弾頭および戦略弾道ミサイル用の弾頭を迎撃する試験計画は有るかどうか。…1997年合意では秒速3km以上の速さを持つ迎撃ミサイルに付いて、陸上発射型および空中発射型は秒速5.5km未満、海上発射型は秒速4.5km未満なら許可する方向になっています。戦略弾道ミサイル用の弾頭とMIRV弾頭の迎撃は出来ないように制限をする方向で、当時、このabc3つの問い掛けに付いてアメリカは全て行う予定は無いと回答しており、1997年合意はこれで纏まる予定でした。
しかしアメリカはこれを反故にしました。クリントン大統領は1997年合意を議会に送らず、後任のブッシュ大統領はABM条約から脱退した理由は、TMDの枠を超える本土防衛用大型迎撃ミサイル「GBIインターセプター」が原因でした。GBIは戦略弾道ミサイルを迎撃可能な性能で1997年合意を大きく逸脱する以上、配備を進めるからにはABM条約そのものが邪魔になったのです。原因は「ならず者国家」がIRBMどころか近い将来にICBMを手にする観測が強まり、どうしても必要だと判断された為でした。1998年の北朝鮮によるテポドン1号発射事件が決定打でした。テポドン1号は準IRBM程度の性能でしたが、近い将来にICBMへと発展する事が予想され、ICBMとして実用化される前に迎撃ミサイルを実用化する判断に迫られたのです。
北朝鮮によるテポドン1号発射から14年が経ち、今年12月にテポドン2号改を転用した宇宙ロケットは人工衛星打ち上げに成功しました。核弾頭の運搬手段として実用化の目処が付いたと言えます。まだ核弾頭の小型化や再突入体、地下サイロ建設など、実戦配備までにクリアしなければならない課題はあるものの、戦略弾道ミサイルとして配備される可能性を疑う者はもう居ません。アメリカの予測は間違っていませんでした。しかしGBIの迎撃試験成績は芳しいものではなく、現オバマ大統領によって予算は削減されていました。そして今再びテポドンの脅威が再認識された為、GBI予算拡充を叫ぶ声が強くなっています。
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月30日 08:52:06
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月30日 11:29:25
君のワンパターンな芸風、みんな飽き飽きしてるんだけど・・・
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月30日 11:58:21
>ミサイル防衛のような他国に脅威を与える攻撃兵器
防御兵器を攻撃兵器と言い張るとかツッコミを待ってるとしか思えないし、みんなこの2は相手しない方がいいよ。
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月30日 12:00:18
>日本やアメリカが持つのは認めません。誰が何と言おうがです。
ロシア「俺が認めたんだわ」
ベラルーシ「俺も」
ウクライナ「俺も」
カザフスタン「俺も」
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月30日 12:03:54
MKVの話は以前にこのブログでも採り上げられてたね。
ああいった物を実用化できれば弱小国の核武装は格段に旨みの小さい物になるものの、それで連中が核を諦めるかというと、難しそう。
もちろんそんなことはアメリカがGBIを止める理由にはならないのだろうけど。
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月30日 12:34:57
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月30日 12:46:18
>秒速4.5km以上の海上発射型迎撃ミサイル
後者がSM-3というのは分かるんだが、前者は一体何だ? GBIより遅いがTHAADよりは速い。・・・秒速5.5kmに収まらなかったのがGBIってことなんだろうか?
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月30日 12:50:50
いや、触っちゃ駄目だってのは分かってるんだけどね、なんだろう?
臭いのは分かってるのに靴下の匂いを嗅いじゃうのと同じ心理?
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月30日 13:37:32
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月30日 15:06:35
財政の崖っぷちのアメリカにそんな体力はない
オバマは英断を下したのだ
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月30日 16:42:39
核爆弾を船でこっそり持ち込めば良いだけかと
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月30日 16:56:51
オバマがGBIを削減したのは「SM-3に集中するため」で日本は美味しい展開だったんですけどw
日米共同開発のSM-3ブロック2Aが日米欧豪のミサイル防衛の主力になるんだぜ? 日本も儲かる。
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月30日 17:28:41
下手に作れば、ってGBI自体は配備始まっとりますがな。
ロシアとの軋轢を生んだのはGBI(の派生型)をポーランドに配備しようとした事。結局GBIではなくSM-3の地上型が配備される事になった。
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月30日 18:07:00
>>11
アメリカはがけっぷちだ!
ってその手の人のせりふを聞くと「あなたたちは先を言ってるのですね。」って定型のジョークを思い出してしまう。
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月30日 18:21:43
そういう的外れな書き込みは止めた方がいい。
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月30日 18:47:23
さらにこれからアメに向けて発射されるミサイルまで撃ち落とす任務が加えられるだろう。韓国は抵抗してるらしい。
そりゃそうだ。自国の利益にならない。アメリカ行きのミサイルを撃ち落とす為に自国の予算を浪費するわけにはいかない。
日本は百歩譲って現状はともかくこれ以上のMDの進化、日米統合をやめるべきだ。国益に反している。
日本はミサイル迎撃基地となりかねない。
遠い将来かもしれないがロシア、中国のアメ行きICBMも撃ち落とす役割を日本の税金で買った、日本防衛用のMDが担う日も来るでしょう。
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月30日 18:52:46
カナダやアラスカならともかく、日本ではそもそもコースが外れてて話にならない。
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月30日 19:35:07
地球はメルカトル図法の地図みたままになってるを思ってるでしょ。
正直に言いなさい。
アメリカ行きのミサイルは北極海経由だよ。
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月30日 19:58:53
中国からロシアからアメリカに向かって発射されるミサイルが日本上空を通ると思っている。
これほど間抜けな勘違いをしておいて、国士気取りで長文を投稿するほど愚かな奴もそうそういない。
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月30日 20:28:13
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月30日 20:32:32
今時メルカトル脳wwwwww
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月30日 22:14:40
>まず、普通の国なら予算別枠でやるのに日本は通常兵器を削ってMDを配備した。
>これほど愚かな国は無い。
メルカトル脳のおかげで、こっちの能書きも一気に怪しくなったな…。
そもそも、MDの配備って各国が進めてるけど、メルカトル脳の言うような予算別枠でやってる国って、本当にあるのかね?
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月30日 22:22:11
MDのために調達を諦めた通常兵器って何かあったか?
つーか原潜と空母の為に他の兵器の稼働率がかなり下がったフランス馬鹿にしてるのか?
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月30日 22:42:42
だってお金無いし。
>さらにこれからアメに向けて発射されるミサイルまで撃ち落とす任務が加えられるだろう。韓国は抵抗してるらしい。
そりゃ韓国からでも届かないミサイル打ち落とせっていわれりゃ抵抗もするだろう。
>アメリカ行きのミサイルを撃ち落とす為に自国の予算を浪費するわけにはいかない。
同盟国なんだから、出来るならやると思うよ。
>日本はこれ以上のMDの進化、日米統合をやめるべきだ。国益に反している。
命中率が上がればそれだけ国民を確実に守れるから国益に反してないよ。
>ロシア、中国のアメ行きICBMも撃ち落とす役割を日本の税金で買った、日本防衛用のMDが担う日も来るでしょう。
日本防衛用に、ロシアや中国から撃たれるICBMを撃墜できるようなミサイルを買ったりしないから心配しなくていいよ。
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月30日 22:56:58
核ミサイルや戦略爆撃機を24時間モニタリングしているのは主に北アメリカ航空宇宙防衛司令部(NORAD)の役目。そして、ここはアメリカとカナダが共同で管理している。
ついでに北極圏からやってくるサンタの動向を世界中のよい子たちに伝える役目もある。
メルカトル脳の人は、地球儀でロシアや中国とアメリカの各都市との最短距離を巻き尺で計ってみるといいよ。サンタはともかく、ミサイルは北極海方面を通ってくることが分かるから……。
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月30日 23:18:31
Yahoo! JAPANの地図に距離計測という機能があるからとりあえず北朝鮮とワシントンを結んでみるといいよ。
メルカトル図法上で最短コ−スが表示されるから。
果たしてどんな形を描くかな。
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月30日 23:28:14
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月30日 23:56:13
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月31日 00:18:35
そりゃそうだが、ハワイやグアムを核で焼き払ったら米国民感情は確実に発射国を焼き払う選択をするぞ。
日本がミサイルを叩き落そうが落とすまいが、予告なしにそっち方面に飛ばしただけでどえらいことになる。アメリカは日本と違って容赦ないからな。
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月31日 00:45:12
アメリカはそっちにもちゃんと防空システムを置いているから(海上にイージス艦、地上にパトリオット)、日本の出る幕はないよ。
イージス艦での撃墜なら、迎撃時にハワイやグアムに駐留している必要すらないし、ある程度近くにいればそれでいい(こんなこと言わなくてもわかっているだろうけど)。
仮にやるとしたら在日米軍だろ? あっちの方が保有している艦数多いんだから。
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月31日 00:55:35
Posted by 30 at 2012年12月31日 01:13:42
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月31日 01:36:57
アメリカ向けのミサイルだろうと日本が迎撃できるなら迎撃すればいいじゃない。
撃墜できなかったら大勢の人が死ぬんだよ。
そこわかってる?
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月31日 12:56:55
Posted by 雪男 at 2012年12月31日 13:09:39
>遠い将来かもしれないがロシア、中国のアメ行きICBMも撃ち落とす役割を日本の税金で買った、
>日本防衛用のMDが担う日も来るでしょう。
メルカトル脳wwwww
ロシアや中国からアメリカに向かうミサイルは北極圏を通るのにwwwww
日本からの迎撃は無理wwwww
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月31日 13:31:53
太平洋を横断して奇襲を仕掛けてくる可能性もある
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月31日 15:03:17
>太平洋を横断して奇襲を仕掛けてくる可能性もある
地形を利用して低空飛行で飛ぶのならともかく、
何にもない空を大幅に迂回して弾道ミサイル飛ばすのって
奇襲の意味があるの?
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月31日 16:00:38
ねーよクソボケが。
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月31日 17:27:46
>中露のミサイルが全て北極海経由とは限らない
>太平洋を横断して奇襲を仕掛けてくる可能性もある
物理的に不可能。帰れ。
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月31日 19:03:46
戦術的に意味があるほど進行方向に対する直交方向への加速を行う機構を持つ弾道弾にはありません。
そんな力に対処できる構造を持っていないものさえあります。
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月31日 21:40:54
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月31日 22:16:42
Posted by 名無しОбъект at 2012年12月31日 23:30:06
>アメリカが開発しなければ、ABM条約さえ脱退しなければ、と思うばかりです。
>
>Posted by 名無しОбъект at 2012年12月30日 00:12:48
うーんこの的外れ感。(ABM条約はMD禁止してないし、アメリカと同時期にロシアもMDを開発してる。)
Posted by 名無しОбъект at 2013年01月01日 17:14:03
>中露のミサイルが全て北極海経由とは限らない
>太平洋を横断して奇襲を仕掛けてくる可能性もある
そんな挙動は、禁止された「部分軌道爆撃システム」じゃないと無理www
Posted by 名無しОбъект at 2013年01月02日 23:04:26
2006年にこのサイトでネタになってますな。
Posted by 名無しОбъект at 2013年01月03日 00:19:47
奇襲とは相手の意表を突くものだろう
Posted by 名無しОбъект at 2013年01月03日 12:10:24
ならまずハワイ行きを迎撃しちゃいけないって所の根拠がなければ、普通に日本上空で迎撃されて終わりの気がするのだが
軌道変更する前の迎撃なら日本としてはアレはハワイ行きだったで終わりだし、日本が直接やらんでも在日米軍がおるし、あとオマケに終末段階防護が存在すれば無力だよね
結論として太平洋向けは奇襲にならない
Posted by 名無しОбъект at 2013年01月03日 14:13:17
何が言いたいの?
奇襲って「日本上空を通るように見せかけて、弾道弾の軌道を途中でカーブさせて本土を狙う」とかいうアホの戯言のことwww?
物理的に無理なんですけどね。愚かという以前に「バカ」だな。
野球でいうなら「ファーストで盗塁を防ぐために投げると見せかけた玉がUターンしてバッターの方に飛んでいく」という作戦があると信じて、それを奇襲だと信じている奴と同レベル。
野球のルールや奇襲だのなんだの言う以前に、「物が下に落ちる」ということ自体を理解していない奴だろ。義務教育以前の問題だな。
そいつが「愚かな」? 愚かはお前さんだろwww
Posted by 名無しОбъект at 2013年01月03日 16:32:19
標的と発射地点を直線ルートで結ぶことができるはずだが。
最初からまっすぐ東のほうに撃つだけかと
Posted by 名無しОбъект at 2013年01月03日 17:15:13
意味が判らない。
対照点でもない限り目標に達する弾道軌道は2つしかないよ。
Posted by 名無しОбъект at 2013年01月03日 17:29:33
大圏コース
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%9C%8F%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%82%B9
を読んでくれ。
Posted by 名無しОбъект at 2013年01月03日 18:30:56
どうやら、例えば同緯度の目標狙う場合、大圏コースは皆がそういうからそういうものだとは思っているようだけど、同緯度を飛翔できるように思えるメルカトルの呪縛からは逃れられてないっぽいみたい。
(発射点、目標点が共に赤道の例外を除く)
Posted by 名無しОбъект at 2013年01月03日 18:59:18
まあ実際には何周も回んなきゃ特定のポイントに落とせないですけど
とりあえず皆それぐらい解ってるとおもってるからカーブ弾道だと判断したのをこちらを愚か者だと感じているという事かと
Posted by 名無しОбъект at 2013年01月03日 20:54:32
いや、どちらかというと、同一緯度を維持して飛ぶことが簡単にできると思っているようです。
いわば、同一緯度をなす平面上をノーペナルティで移動できると。
ところが、地球の中心がその平面外にあるから、平面上の移動を維持するには地球の中心方向への引力を相殺し続けないとその平面上の移動を維持できないことに気付いていない。
Posted by 名無しОбъект at 2013年01月03日 21:24:33
あのね、メルカトル図による世界地図では、ある地点からある地点までの距離は正確に表すことはできないの。地図を見れば、地球儀と形が全然違うことが分かるでしょ?
そんなことも知らないの? こっちは小学生の時に社会科で教えてもらったよ。知識レベルが小学生程度とは……。
ちなみにメルカトル図で東に直線距離で航路をとった場合、実際にはこんな経路(遠回り+軌道が無駄にカーブ)になる。
http://fujiyamao.la.coocan.jp/0mer/02.htm
>55
それだとまさに部分軌道爆撃システムになるのでは……。
実際には打ちあげるシステム一式がでかくて複雑になり過ぎるから、核兵器の出力が小さいものしか積めない上に精度が悪く、しかも衛星からの赤外線探査で簡単に探知されるっていう欠点があったよね。
しかも逆噴射が必要になるから、現代なら弾道弾よりもMDによる迎撃も簡単になるかも。
条約で禁止されなくても難点が多すぎてどの道廃止されたってことなんでしょうね。
本当に有用なら条約があろうがなんだろうが、どちらの陣営も開発に血眼になってただろうから。
Posted by 名無しОбъект at 2013年01月03日 22:17:53
>地球は文字通り球なのだから、北じゃなく西東南方向に向けても
>標的と発射地点を直線ルートで結ぶことができるはずだが。
球面上の直線とは、球面上の2点を結ぶ最短経路。
球面上で二点間を直線で結べる経路が無限にあるのは、互いが球の中心に対して対称にある場合のみ。
Posted by 名無しОбъект at 2013年01月03日 23:25:12
メルカトル図法の緯線は東西を表す直線ではないよ。
Posted by 名無しОбъект at 2013年01月04日 09:55:21
>地球は文字通り球なのだから、北じゃなく西東南方向に向けても
>標的と発射地点を直線ルートで結ぶことができるはずだが。
>最初からまっすぐ東のほうに撃つだけかと
>
>Posted by 名無しОбъект at 2013年01月03日 17:15:13
何言ってるのこの子は・・・
Posted by 名無しОбъект at 2013年01月04日 15:28:38
話を整理してみよう。50さんは、たとえば北朝鮮のトンチャンリから同じような緯度にあるアメリカワシントンDCを攻撃するなら東へ弾道ミサイルを撃てば一直線に飛んでワシントンDCに着弾すると考えているということでいいのかな。
メルカトル図法の地図で見る限りそう考えるよね。
でも、地球は丸いから、それを無理やり平面図にしてるメルカトル図法は赤道から北や南に離れるほどゆがみが大きくなっていてね。
だからメルカトル図法の地図にトンチャンリからワシントンに直線引いたものを球面にもどすとぐんにゃりとカ−ブを描く線になるの。
つまり弾道ミサイルはカ−ブを描いて飛ばなければならないわけで、上で皆さんが軌道修正がどうのこうの言ってるのはそれを指摘してるんだよ。
これが理解できたら上で皆さんが教えてくれてることがわかると思うよ。
Posted by 名無しОбъект at 2013年01月04日 16:39:37
Posted by 名無しОбъект at 2013年01月04日 16:43:11
これ使って最短距離調べてみろ。
http://www.eva.hi-ho.ne.jp/tokada/map/distance_calculation.htm
Posted by 名無しОбъект at 2013年01月04日 17:10:12
Posted by 名無しОбъект at 2013年01月04日 23:13:25
http://rusnavy.com/news/navy/index.php?ELEMENT_ID=15445
New Russian destroyers to be laid down in 2016 will be armed with shipborne version of S-500 missile defense system, reports Izvestiya referring to a source in defense industry.
"Missile defense system S-500 will be technically ready not earlier than 2014. Perhaps, its ship-based version would not be completed by 2016. So, the lead ship would be possibly armed with navy-adapted S-400 system which is almost finished. Afterwards, its particular elements will be replaced with the S-500 ones. But the problem is that we need a long-range missile to operate in near space, and it has not been developed either for S-400 or for S-500 so far", the source said.
Reportedly, S-500 airspace defense missile system to be produced in 2015 would be capable to shot down aerial targets flying at the altitude higher than 185 km at the distance over 3,500 km from its launcher.
The latest development of Russian industry is S-400 capable to hit targets at the altitude of 5-185,000 meters. However, to reach this kind of high-altitude targets, the new missile 40N6E is needed. Russia fails to create it throughout several years. The missile of the next generation able to fly even higher is in question as well.
The source of Izvestiya added that the missile defense system would not be combat worthy without the missile and compared that situation with Borei-class submarines. Lead sub SSBN Yury Dolgoruky was put afloat as early as 2008 but still has not been commissioned due to problems with Bulava ballistic missile.
Russian air defense manufacturer Almaz-Antei Concern declined to specify what exactly systems would be developed for the new destroyers saying that "it is prematurely to talk on this matter". Spokesman for Severnaya Verf confirmed that the shipyard would attend the tender for destroyers, even though the project had not been completed so far.
"We're not aware what designers will put in this ship. We will build what they want us to. Currently, the project is at development stage, so it will be possible to say something definite only after the lead ship's project is approved", explained the yard's official.
According to Severnoye Design Bureau, the new destroyers will be equipped with modular and replaceable air defense system. The bureau's representative refused to specify its parameters referring to state secrets.
Resigning the presidential post at United Shipbuilding Corporation on July 1, Roman Trotsenko told reporters that in 2016 Russia would start construction of missile defense destroyers which are to become "Russian missile defense pickets in the World Ocean".
Chief editor of the Motherland's Arsenal magazine Viktor Murakhovsky says that S-400 or S-500 systems based on the new destroyers will cover naval forces beyond Russian territorial waters.
"The US develops the Prompt Global Strike concept providing the ICBM or cruise missile attack upon any point worldwide within several hours, including ship formations. As a matter of fact, we don't have mighty long-range air defense system except S-300F mounted on the only nuclear-powered cruiser", Murakhovsky explained.
In addition, the expert emphasized that in contrast to air defense S-400 system, S-500 was designed as a missile defense weapon; it will also effectively counter hypersonic arms actively developed by the US.
He stressed that naval variant of S-500 would be mounted only on destroyers and larger size ships, corvettes and frigates are not suitable for that system. Russian Navy plans to purchase fifty six S-500 systems by 2020.
Ex-head of Russian Strategic Missile Force HQ Viktor Yesin told Izvestiya that the question was in establishment of an integrated air-and-missile defense system.
Posted by 名無しОбъект at 2013年01月11日 01:54:47
こういう流れが大きいんで、従来と違って「核ミサイルの数量は増えない」
「核ミサイルの新造更新が徐々に行われつつある」という状況と
「大国以外が核を持ち出す」という新たな核競争が始まっているので、
防衛構想を封じている意味合いが殆ど無くなったという感じだろうね。
ただし、ロシアを刺激するつもりはあまりないので、ロシアの主要経路を出来る限り
触れない形での優先配備を目指してはいるので、配慮自体はしていて、一定の理解を
ロシア側に求めてはいる。
Posted by 名無しОбъект at 2013年01月13日 06:49:44
結局、露も同じコンセプトに辿りついたわけだ。
ということは、露は、米の考えをかなり理解していることになるのかな?
あとは、ネゴの技術の問題か?
深読みすると、両国にとっての脅威は何かというところも共有出来ているということか?
Posted by 名無しОбъект at 2013年01月24日 01:49:25
つまり、イランの核開発からイスラム系各組織に核ミサイル技術が行き渡った場合、
脅威にさらされるのは欧米だけではない。
ちょくちょく劇場とか小学校とか吹き飛ばされてるだろう。
中国だって北西方面は色々と問題がある。日本では殆ど触れられる事はないが…
また、北朝鮮がどこまでも馬鹿なので、仮に四面楚歌になった場合、暴発して
あたりかまずぶちかます可能性もありえる。
だからロシアは前々から北朝鮮の実験実施に対してS400による迎撃部隊も置いてる。
そもそも、フェアリング等の精度にも不安があって下手したらどこ飛んでいくかも
わからない代物でもある。
Posted by 名無しОбъект at 2013年01月30日 04:49:22
Posted by 名無しОбъект at 2013年01月30日 10:28:23
それは大規模ミサイル防衛構想にまで拡大される話で現行の小規模MD構想とは次元が異なるよ
最終的にはそちらに向かう話にもなろうけど、現状急務なのは実際に打ち込みかねない彼ら。
Posted by 名無しОбъект at 2013年01月31日 04:58:22
それはそれで話し合いがもたれる事になるだろう。
でも現行のMD計画は大国間の相互破壊を破綻させる感じのものじゃない。
そういう話をロシアと欧米は協議してる。
Posted by 名無しОбъект at 2013年01月31日 05:00:02
Posted by 名無しОбъект at 2013年01月31日 08:21:13