2005年08月28日
ニヤゾフ親方が、遂にプーチン兄貴を裏切った!?


露主導CIS「崩壊」顕在化 トルクメニスタンが脱退意向表明
[8/28 産経新聞]
旧ソ連圏十二カ国でつくる独立国家共同体(CIS)首脳会議が二十六日、ロシア・タタルスタン共和国の首都カザンで行われたが、その席上、中央アジアのトルクメニスタンがCIS脱退の意向を表明していたことがわかった。同国は、米軍基地の設置交渉を開始したとも伝えられる。ロシア主導のCISの「崩壊」が顕在化し始めた。


しかもアメリカ軍の基地を誘致するって!? じゃ・・・じゃあ国連の永世中立国認定はどうなるのさ?





蒼崎橙子 「あ〜、永世中立国の認定から10年しか持たなかったか。ま、こんなものかな」

黒桐鮮花 「あの国が国連で永世中立国として認められた事自体が、奇跡です」

黒桐幹也 「まだCIS脱退やアメリカ軍駐留が正式に決まった訳じゃないけど・・・コメルサントやタス通信の英字Web版を見て回りましたが、詳しい記事が見付かりませんでした。この件はもうちょっと追ってみたいと思います」

蒼崎橙子 「うん、それにもしかすると国連が永世中立認定の取り消しを忘れて、史上初の『他国の軍隊が駐留する永世中立国』が発生してしまうかもしれないしね」

両儀式 「普通気付くだろ」

蒼崎橙子 「いやいや、例えばギリシアとアルバニアが第二次世界大戦末期(1945年)に宣戦布告し合い、戦争が終わって国交正常化した後も、お互いに終戦協定を結ぶのを42年間も忘れっ放しで、1987年にようやく気付いて終戦したなんて事もある。

だからトルクメニスタンの永世中立国認定取り消しも国連がついウッカリ忘れてしまうかもしれない」

黒桐鮮花 「ウッカリ忘れたところで全世界が気にしていなかったらどうでもいいような気が・・・それはともかく、アメリカ軍の受け入れは大丈夫なんでしょうか?」

蒼崎橙子 「アメリカとしてもトルクメニスタン駐留は是非ともやっておきたい所だろう。ウズベキスタンの代替基地の確保という意味以上に、大きな意味を持つからね。

地図を見れば分かるが、トルクメニスタンはイランと隣接している。アフガニスタンでの対テロ掃討戦という名目で、イランに大きな圧力を加えることが出来る。イランとしてはたまったものじゃないだろう」

黒桐鮮花 「いえ、そうではなくトルクメニスタンの独裁体制による人権侵害問題を無視して、アメリカ軍の駐留はできるのでしょうか」

蒼崎橙子 「偉大なるトルクメンバシ(ニヤゾフ大統領)の統治は、人権侵害というより『お笑いバカ殿様ご乱心』だから世間も・・・」

黒桐鮮花 「笑って許してはくれません!」

蒼崎橙子 「まぁ、その辺は既に手を打ってあるようだよ。最近、ニヤゾフは『トルクメニスタン民主化宣言』を行っている。2009年に大統領選を行う事、野党の存在を認めるなど一応のポーズを見せているから、後は何処までアピールできるかだろう」

黒桐鮮花 「はぁ、前々からそういう予定だったんですね・・・」
10時10分 | 固定リンク | Comment (12) | 政治 |

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  1. CIAの陰謀に違いありません♪

    Posted by ぽてとぱい at 2005年08月28日 16:46:36
  2.  別に米軍は民主的な国じゃなくても平気で駐留してると思いますけど……。
     サウジにも基地があったし。

    Posted by 小熊善之 at 2005年08月28日 18:57:01
  3. とるくめにすタン、意外にしたたか・・・

    Posted by 名無しОбъект at 2005年08月28日 19:08:48
  4. なんてことを!
    米軍なんか駐留させたら、左巻きの人たちがコスタリカの次にトルクメ二スタン(永世中立国)をネタにできないじゃないですか!謝罪とry

    Posted by kkk at 2005年08月28日 19:54:49
  5. >別に米軍は民主的な国じゃなくても平気で駐留してると思いますけど……。

    民主的かどうかじゃなくて、人権侵害がひどいかどうか。それが理由でウズベクから出て行く(追い出される)わけだから。トルクメニスタンはぶっ飛び具合では地域最強だし。

    >CIAの陰謀に違いありません♪

    実際、動いている。

    Posted by 名無しОбъект at 2005年08月28日 21:18:47
  6. 他人事ながら合衆国の納税者がかわいそうです。

    あそこに基地を置いても維持が大変そうだし、いくらユーラシアン・バルカンだからといっても、直接手を出すのはご法度なような気が...


    Posted by T34/85萌え at 2005年08月28日 22:47:38
  7. >米軍なんか駐留させたら、左巻きの人たちがコスタリカの次にトルクメ二スタン(永世中立国)をネタにできないじゃないですか!

    その時は“米帝の永世中立国への侵略”という形に調理して
    最後まで美味しくいただくのでは無いかと

    Posted by 名無しОбъект at 2005年08月29日 00:19:02
  8. ■Lip-synching legally banned in Turkmenistan
    http://funreports.com/fun/23-08-2005/1260-0
    The President of Turkmenistan, Saparmurat Niyazov, prohibited Turkmen artists to use pre-recorded audio tracks for their own performances.

    さすがは偉大なるトルクメンバシ!
    おれたちにできない事を平然とやってのけるッ
    そこにシビれる!あこがれるゥ!

    Posted by 名無しОбъект at 2005年08月29日 10:39:24
  9. >The President of Turkmenistan, Saparmurat Niyazov, prohibited Turkmen artists to use pre-recorded audio tracks for their own performances.

    ええと、これは録音素材を使っちゃいけないということですか?

    だとすると、すべて生ですか。

    媒体がないってワケじゃないですよね、プロレス好きなのかな...

    Posted by T34/85萌え at 2005年08月30日 06:31:27
  10. artists は歌手の事を指してる。要するに「口パク禁止」

    Posted by 名無しОбъект at 2005年08月30日 18:41:01
  11. >artists は歌手の事を指してる。要するに「口パク禁止」

    ありがとうございます。自分の読解力のなさが恥ずかしいです。あはは。

    でも、「口パク禁止」なんかしたら、日本の芸能界もかなりやばいでしょうね。

    Posted by T34/85萌え at 2005年08月30日 21:58:56
  12. トルクメニスタンは永世中立国宣言をする前に
    CISに客員参加として入ってたから、組織の
    出入りや誘致の仕方についての認識が
    甘かったんだろうかな?

    まぁ、アメリカは元々隠れユダヤの財界人で
    あるロックフェラー一族が支配している
    傀儡国家だから、口八丁で丸め込まれたか
    裏で何らかの取引を行った可能性も高いね。

    けど、今はアメリカも凋落国家と成り果ててる。
    キルギスが米軍基地の閉鎖を行ったのを機に
    撤退させる方針を固めれば良いけど。


    Posted by 名無しОбъект at 2009年11月30日 15:26:01
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