民主党:【参院農水委】農業者戸別所得補償法案めぐり参考人質疑 米長議員 (2007/11/08)
最後に米長議員は財源について「野党では明確に示すのは厳しい立場ではあるが、予算全体の枠組みを考慮する中で、ムダの排除プラス省庁の壁を越え、横断的に視野に入れている」との考えを明示。それに対して国民の理解は得られるだろうかと尋ねると、岸氏は「おっしゃる通り」と肯定。「米の備蓄は国防の問題として防衛省の予算でやったらどうかと考えている」との持論を展開し、財源確保への道筋を示したうえで、「そういうところにこそ政治が動いていくべきだ」と締めくくった。
太字強調部分は参考人として呼ばれた岸康彦氏の発言です。会議録がUPされるまで待って(一週間掛かる)確認して置きました。
参議院 第168回国会 農林水産委員会 第6号
○参考人(岸康彦君) おっしゃるとおりだと思うんです。
私、省庁の壁を越えて考えなきゃいけないと言ったのは、当然予算も含んでおります。
私はかねがね、米の備蓄などというものは防衛省の予算でやったらどうだと、これは国防なんだという考え方を取るべきだということまで、ちょっと極端でありますが言っているんでありますけれども、一農林水産省の予算の枠内でやろうとしたら、それは一兆円、なかなか大変じゃないですか。どうでしょうか、これは。いろんな試算をしておられますけれどもね。私は、そういうところにこそ政治が動いていただかなきゃならぬということを最後に申し上げたかったわけであります。
・・・え〜っと、普通に農林水産省の予算でやれば良いと思うんですが・・・あれですか、「防衛予算を削って米の備蓄に充てろ!」と言いたいのでしょうか? それとも、「防衛予算に米の備蓄費用分を増額→防衛予算増、日本は軍拡をしている!」とやりたいんですか? 岸康彦氏は日本農業研究所研究員という立場上、前者を主張されたいのでしょうか。まるで無関係な部署のものを無理矢理持ってきて担当させて、予算はそっちで出せ? 無茶苦茶です。
それにそんな事を言い出したら、米なんかよりも先に重要な物が幾らでもあるでしょうに。例えば石油の国家備蓄も防衛予算でやらなければならないんですか? 何でもかんでも防衛省の担当になってしまったら、防衛省の権限は肥大化させねばならないですし、予算も廻さなければ何もできなくなります。でも岸氏はそういった影響を何にも考えずに、古い発想で米の備蓄を国防と無理矢理結びつけようとしているようにしか見えません。
第一、米だけ備蓄できても食糧自給全体の問題から考えれば完全に不足ですから、何の意味も無いでしょう。
【関連】食料自給率と自衛戦争
米の備蓄をすることに意味がないというのは如何かと思いますが、まぁ誰も相手にしてないでしょうな。
わざわざネタ師を外から呼んでこなくても、院内にいくらでもいるのに・・・。
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月16日 20:24:57
何も考えておらんのでしょうね
国防なんて高い視点から考えるならそれこそ戦略物質備蓄省とかなんとかの部署を作ろうというくらいのブチ上げ方をしないとダメでしょ、と思いますわ
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月16日 20:38:03
「米の備蓄に意味が無い」ではなく、「米だけ備蓄できても意味が無い」なので、文脈は読み取ろう。
現状でも米は自給自足出来ているのだが、その上で食料自給率40%なので、米の備蓄を防衛省で管理した所で何も変わりはしません。
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月16日 21:11:54
http://www.dpj.or.jp/member/?detail_308=1
岸 康彦
http://www.ruralnet.or.jp/ouen/meibo/189.html
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月16日 21:14:22
それにしても稚拙な手法だ・・・orz
Posted by ( ̄ー ̄)ニヤリッ ◆dTQkcZeb9M at 2007年11月16日 21:32:07
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月16日 21:36:50
(・∀・)人(・∀・)ナカーマ
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月16日 21:47:35
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月16日 22:29:44
思いやり予算の取り返しでも企んだのかと思った。
しかしこの馬鹿っぷりはひどい。
しゃべる前に脳を通せ。
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月16日 22:39:01
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月16日 22:52:40
>戦略物質備蓄省
戦時における軍需省ってのは、まさにそれに近い発想ではないかと
総力戦なんてものをやってた時代限定のものだとは思うが
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月16日 22:56:13
お米を炊くための水も一緒に備蓄しないと!
あとご飯を食べるためのオカズとして、
辛子明太子も戦略備蓄が必要ですね!
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月16日 23:05:57
すいません。私もそう思っていました。
まあ、ここ最近防衛省がらみで、バッシングが増えておりますので、それに便乗した発言だと思われます。(実際、守屋氏の行動は問題ではあるが、これを内閣バッシングに向けるよりも、防衛省を含む全ての官庁の天下りや賄賂などといった問題を、どうやって現状よりマシにするかに議論した方がはるかに健全だろうに)
Posted by 名無しT72神信者 at 2007年11月16日 23:09:02
だいたいが古米という備蓄があるのに
かわいそうな人ですな
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月16日 23:13:03
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月16日 23:17:27
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月16日 23:25:42
Posted by tan at 2007年11月16日 23:26:52
統帥権問題どころの話じゃねぇな、戦前より酷いw
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月16日 23:34:25
だいたい備蓄ってのは単純に予算をあてて貯め込んでいればいいのではなく、経済と気候に神経を尖らせながら多すぎず少なすぎず調整する必要がありまして。
しかも貯めるだけでなく放出も管理せねばならず備蓄だけとっても技術も人材もノウハウもかなりなものが必要でして。
しかも他の食品に対する政策に有機的に連動することが求められるので(以下略
逆で例えるなら農林水産省に航空基地の滑走路の管理をまかせてうまくいくかって問題ですね。
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月16日 23:47:02
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月16日 23:52:06
日本語は難しい。自分もそう思いました
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月17日 00:11:08
要は米以外の穀物や大豆のような加工品に使われる作物は儲からないので作らないだけの話です。本気でこういった作物で利益を上げようとするなら、農地所有の規制を撤廃して通常の企業運営にして大規模化するしかないんですけど、農地解放という革命がうまくいったんだという嘘に惑わされてるんです。
こういう人たちは日本独自の農業があるという幻想に生きてるんでしょう、実際はトヨタがアメリカ式生産方法を洗練して成功したのと同じで特別な方法なんかありませんけどね。
Posted by SLEEP at 2007年11月17日 02:00:33
厚生労働省が担当しなきゃいけないじゃないか
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月17日 02:25:00
日本語が難しいんじゃない。
この発言が斜め上なだけだ。
俺も「べいの備蓄は……」と読んだorz
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月17日 02:48:08
米長の知る日本の農政や食料自給率なんかの情報は、
マジでテレビニュースで言われてるもののみなんじゃないだろうか?
自分では全く一切なーんにも調べたことも、調べるという発想もなく、
どこぞの余所の野党の艦載B-52みたいに、
たまたま知ってることだけ繋げて喋ってるんじゃないだろうか?
この調子だと、小沢も安倍みたいに心身壊して入院するんじゃないだろうか?
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月17日 04:24:46
こういうのを見るにつけ、自存自栄を民主党に期待してはいけないのかと思ってしまいます。もう…
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月17日 06:09:35
と言われたら、この議員はどう反応するんだろ(棒
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月17日 06:24:00
これは防衛予算をあと二兆ほど増やす必要がありますね!
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月17日 06:33:07
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月17日 06:42:20
その程度で体壊すようなら、民主党の党首は勤まりません。
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月17日 06:53:08
隠れ蓑はいくつあってもいい。
・・・あれ?いつから日本は影で世界を牛耳る超国家組織になったんだ?
Posted by ぽてとぱい at 2007年11月17日 07:07:39
めちゃくちゃだ…
農水省は防衛省よりはるかに強力な官庁で予算もいっぱい持ってる。
平成19年度予算でみると、本省予算こそ防衛省のに4兆8千億円に対して2兆7千億円だけれど、防衛省は4割以上が人件費。それに、農水省は、所管の特別会計4兆4千億円を握ってる。
このうち食料安定供給関連は一般会計6千億円、特別会計3兆3千億円と農水省所管の予算の中核を占めていて、防衛省にはこんな巨額の予算を執行する権限も能力も無い。
第一、農政とは無関係の省庁が備蓄管理するって、日本の農政ガタガタにする気か?
政策としての整合性とか行政機構を無視して何処からでも金引っ張ってこれさえすればいいって言う感覚は農政の研究者として失格だろう。
ジャーナリスト系の研究者はどうも地道な分析とか政策としての実現性とかすっ飛ばす人が多くて困る。
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月17日 07:37:11
これが、紐付きか・・・。
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月17日 09:21:08
大量消費できるからねー。ダイオキシンだかO-157だか風評被害で売れない野菜を政府が買い取ったときにも農水省の食堂ではなく自衛隊に来たっていうしねー。
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月17日 09:30:54
民主党の存在そのものが(ry
>29
>いっそのこと自衛隊が米の生産を(ry
それなんて屯田兵?
まぁ、人民解放軍も同じ様な事やってるけど。
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月17日 09:33:02
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月17日 09:45:49
じゃあ俺でもできそうだな。とりあえずメイドロボを国の費用でだな(ry
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月17日 10:36:51
なら米長さんの擁護をしてください。
ぼくにはとてもできない。
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月17日 10:50:21
それなんて人民解放軍?
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月17日 11:11:11
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月17日 11:23:42
戦国時代じゃないんだからw
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月17日 11:27:08
よほどの異常事態でも無ければ、極端な話、日本が大不作でもお金さえ出せば外国から米はなんぼでも買える。政府が買う必要も無い。商社が勝手に買い付けて来る。国が備蓄するのは、それじゃ、米の値段が急騰して国民の生活が不安定になるから。
逆に、国が国民に米配らなければ国が守れないような事態になったら、とても備蓄じゃ足りないよ。
これが国防のためで通るんだったら、石油備蓄も、通商も外交も内政関係の一部を除いて全部防衛省の所管になっちゃうよ。
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月17日 11:44:08
国対国ではなく、組織対組織に戦争形態がかわるから。
Posted by G at 2007年11月17日 11:44:08
>米の備蓄は防衛予算で
はい、皆さんご一緒に。
「ひょっとして、それはギャグで言ってるのか(棒読み)?」
Posted by KY at 2007年11月17日 11:58:24
明治時代にも屯田兵という実例がありますぜ。軍農一体。
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月17日 12:24:50
やれと言うのならまだ話す余地はある
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月17日 12:35:57
いや、アメリカだって純粋なところ経済的には麦大豆の輸出は国家予算上赤字だぞ。大規模化したって最適化はできるがそれでも小規模より収支のバランス崩した破綻は山のようにあるんであって、それを巨額な補助金(日本の奴がちっぽけに見えるほど)で収入を安定させているから何とか成り立っているので、おかげでアメリカ小規模農家は壊滅状態だし、今年のような旱魃だと大規模が今度いくつも首に紐かけたぶら下がり運動しているわけで。
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月17日 12:36:35
Posted by 華比原 at 2007年11月17日 15:10:57
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月17日 15:29:29
という過去を思い出した
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月17日 16:07:41
まあ、最初のときは、「1兆円の算出根拠は無い!財源未定!」って開き直ったから、それに比べればマシかもしらんが…
民主党の戸別所得保障法は、減反はしないけど生産調整はするとか、全農家が対象だけど保証対象は米麦等の一部の作物だけとか楽しい法案なんで、これくらいの斜め上は見逃してあげてください
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月17日 18:34:32
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月17日 20:41:33
防衛省以外の省庁を全部廃止して防衛省OO局にしろと?
どう見てもプロイセンの斜め上です。
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月17日 21:50:08
つまり自衛隊員の給料を農水省でまk
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月18日 04:23:13
というか民主党の農業政策案は日本が資本主義経済によってたつ社会だということを忘れてるとしか思えない……。
一見すると農家を甘やかしてるように見えるけど、長期的に見ると虐め以外の何ものでもないし。民主党の強引すぎる政策が一段落した後、残された農家の惨状をどうやって始末つけるのか、とか。
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月18日 13:56:12
それって、「先軍思想ですか?」って言ってあげればwwwww
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月19日 01:07:27
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月19日 01:55:43
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月19日 12:35:16
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月19日 12:39:58
教育関連予算は一部の将来自衛隊員なる人の為に防衛省予算で。
建築物については有事に自衛隊が防衛拠点として使用するかもしれないので防衛省予算で。
自衛隊の装備品の排出するCO2も削減しなければいけないので環境保護の予算は防衛省予算で。また排出ガス削減のための技術開発も防衛省予算で。
病気で人が休んで生産性が低下すると装備品の生産が出来なくなるかもしれないので、社会保障や医療関係費用は防衛省予算で。
文化財があるとそこは爆撃されないですむかもしれないので文化財保護は防衛省予算で。
外交予算は当然安全保障に直結するので防衛省予算で。
あと何があるだろう。これで国債費を除いた国家予算の半分ぐらいは防衛省予算になりそうだが…。
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月19日 16:16:59
ついでに国産グライダーもぜひ。
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月19日 16:46:53
でも農水省でそれらで輸出規制は効くのだろうか
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月19日 17:48:56
マジレスすると、農水省でも農林水産航空操縦士の育成事業とか産業用無人ヘリコプターの調査とかを農林水産航空協会って公益法人を通じて事業化していた。
でも、この前の公益法人の見直しに引っかかって見事縮小決定orz
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月19日 22:07:05
防衛省の下に農林水産省を庁として組み込んでしまうというのを、この男は考えて…いたらやっぱり斜め上過ぎるか
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月20日 02:40:10
Posted by さざなみ at 2007年11月22日 20:55:08
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月22日 21:37:08
この人は世界の環境直接支払の分野の本も出しておりまして、既存の農業政策から環境政策へ位置づけの変更を主張しています。
つまり、農業政策における農家への直接支払等の支援策は国民(有権者)の賛同が得られないので、新たな環境政策や食料安全保障論として政策の位置づけを行いたいのではないかと思います。
その中で食料安保として備蓄を防衛費でと今回は主張しているのでしょう・・・しかしこれではねえ。
Posted by とある院生 at 2007年11月22日 21:37:41
いわゆる農政研究者ですが、彼らは農業政策を中心に考えますので、どうしても視点が偏ります。無論全員がそうでないのでしょうが、若手の研究者と宴会で飲んでいた時にたまたま防衛関連の話になった時(当時FーX選定がニュースをにぎわせていました)も、「F-Xの予算があったら、中山間直接支払はどれだけ払えるか」と話す人がいました。
防衛政策と農業政策は当然位置づけも異なり、性質も異なるのですが、研究者はどうも自分の政策分野を優先してしまうみたいです。
後、学者(農政策、経済分野)というのは、皆さんも想像できると思うのですが、軍事・安全保障等の知識はまったくありません(ある意味堂々と間違った軍事知識の披露が飲み会の席でされました無論、非常に詳しい人もいるのですが)。
日本の海上護衛・シーレーン防衛の意義を知らないか、過小評価しております。おそらく平均的な軍事知識はせいぜい、大手新聞から少し毛の生えたものだと思います。
Posted by とある院生 at 2007年11月22日 22:03:24
後、岸先生の主張している「環境政策等を通じて農家への直接支払(所得補填・補償)」はEUで実際に行われています。農業大国であるフランスや、食料自給率向上で一部に人気あるイギリス等のEU諸国において共通するのは「直接支払による所得補償」です。実際フランスの穀物農家所得の7割は直接支払による補填であり、その要件の一つとして環境要件(生垣・農場整備、化学農薬・肥料制限等)が入っています。これはEU共通農業政策(CAP)で定められており、EU全体で非常に手厚い保護が行われているのです。
WTOによる農業政策変更が加盟各国に求められる中で、EU等の農業保護国は農業政策を産業保護から環境保護へとシフトしてきました。おそらく岸先生は今の農水省一辺倒の農業政策を他省庁へ移管させることで(場合によっては農水省解体)、農業政策の位置づけの変更を行い国民(有権者)に新しい農業政策(環境・地域政策等への再定義を行った)を主張したいのだと思います。
非常にだらだらと、読みにくい長文すみませんでした。これで終わりです。
参考文献
『グローバリゼーションと世界の農業』著者:中野一新 大月書店
Posted by とある院生 at 2007年11月22日 22:26:43
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月22日 23:54:51
食料自給率と自衛戦争
http://obiekt.seesaa.net/article/19182905.html
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月23日 00:19:35
なるほど、岸先生の意見は先生の従来の主張からそのように解釈できるのですね。
しかし、たとえそうだとしても、この参考人意見にはまったく賛同できません。わが国において、防衛費のこれほどの拡大に国民の同意を得ることが難しいのはこれまでの防衛費をめぐる議論から明らかです。
>農家への直接支払等の支援策は国民(有権者)の賛同が得られない(まあ、当該発言にこうした意図があったというのは推測ではありますが)
ことをもって、より国民の同意がえら得ない政策を示すことは、全く合理的とは思えません。
ましてや、そういったことを考慮せず(もしくは得たりとばかりに)議員の発言に安直に尻馬に載るがごとき発言は、政策研究者としてバランスを欠く軽率な発言ではないかと思うのです。
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月23日 05:02:41
おまえら軍オタが国民を軽々しく名乗らないで下さい。
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月23日 09:23:15
食料安全保障という考えには有事(主に戦争等の)の備蓄を全て前提にしているわけではありません。無論有事に対応した備蓄も大事なことですが、それ以外に近年の中国、インド、アジア諸国の経済成長による食料需要の増大や、今年オーストラリアで発生したような食料供給国の旱魃といった農業特有の天候リスク等に対応する意味も含まれています。
これは、一時的な貿易のストップだけでなく、構造的(天候リスクを構造的といえるか疑問がありますが)で日常的に発生する農業リスクに対応する意味も含まれています。その構造的なリスクに対応するために、耕作放棄地問題等に対応し、日本の食糧自給率の向上を目指すというのも食料安全保障なのです。
農地というのは耕作をやめると使い物にならず、必要時に食料供給ができません。そこで、農地に富(経済的な効果)を産み出す機能だけでなく、社会政策(食料安全保障)としての食料提供機能、環境政策としての環境保全機能等の複合的な機能を評価していこうということです。
その中で、岸先生は食料安全保障を今回中心に据えたのでしょう。
>>72さん
指摘ごもっともです。68で述べたように、農政関係者はおそらく防衛政策の中身(予算も含めて)がわかっていません。兵器の価格、人員の経費も含めてです。おそらく農政よりも多くの予算を持っている防衛費に組み込めば、より多くの予算を要求できると思ってるのかもしれません。
しかし、岸先生がこんなこと主張するのは残念ですし、また驚いています。岸先生なら環境分野の主張だと思ったのですが。個人的にはこれは本気で言ったのではなく、あくまで農政の考え方を抜本的に切り替えることを主張するための吹かしみたいなものと思いたいですが・・。それでも軽率な発言だと思います。
Posted by とある院生 at 2007年11月23日 12:12:08
何この低レベルな煽り
釣られちゃったけどさ
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月23日 14:45:36
天候条件、新興国経済の発展による買い負けなんかを危惧するのは実によくわかります。
しかしまあ、既存の地面に存在する利権を手放したがらない人達がいるので農地改革は進まないでしょう。彼らも国民なのでおろそかに出来ませんし。
どこかの株式会社が海上プラットホームで工業的に生産するとかの方向性じゃないと「近い将来」になんとかしたくても無理ですよ。
3チャン農業が構成員の余命の関係で崩壊するまで待つ余裕があれば、既存の地面でおこなう政策を立てられるでしょうけどね。
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月23日 17:20:58
>既存の地面に存在する利権を手放したがらない人達
呼んだかい?
>海上プラットホームで工業的に生産するとか
未だ土でしか育てられない農作物(穀物の殆ど、根菜類、果樹)が結構あるし、
水耕栽培には廃液の問題もある。そして、一から農地を開拓する場合、元の土質が
悪いと、まともに使えるようになるまで10年は必要なので、既存の農地をどんだ
け大事にできるか?という課題を蔑ろにはできないのさね。
ま、離農した人に対し、耕作放棄した農地を後生大事に囲ってんじゃない!とは思
いますがね。
Posted by 兼業農家 at 2007年11月23日 18:49:25
企業経営体による農業生産ですが、私は限界があると思います。実は、企業的な農業は旧東側諸国で積極的に行われましたが、西側諸国に比べて劣ったのは皆さんの周知の事実だと思います。
この、要因は企業の場合農業で利潤をあげるのが、家族経営に比べて難しい点です。企業の農業利潤は以下の式のようになります
利潤=売上-(地代+農業資材コスト+固定費用+労働コスト)
これに対し、家族経営は
所得=売上-(農業資材コスト+固定費用)
となりまして、家族経営は労働コスト、地代が所得になるため、企業経営よりも強靭で、少ない売上で維持できるとされています。
そのため、現在騒がれている企業の農業参入や法人化した農業経営は今後「単純な農業生産」で生き残るのは難しいと思います。農水省もその辺はわかっておりまして、あくまで企業の農業参入、及び企業経営体による農業は家族経営の補完と位置づけています。
>>76さん、兼業農家さん
農地改革は難しいですね。今後耕作放棄地を持ち続けている農家への罰則規定を作ろうとか、一応様々な政策が考えられています。
私が一番重要だと思うのは、農地に関する税制や転用に対する明確な規範(場合によっては法律)の整備だと思います。転用による濡れ手に粟となる事態や、生産せず、ただ保有しているだけの農地の塩漬けを防ぐ政策が必要だと思います。
Posted by とある院生 at 2007年11月23日 21:06:34
>ま、離農した人に対し、耕作放棄した農地を後生大事に囲ってんじゃない!とは思いますがね
うーん、零細農家の人に大規模化とか農地集約とか言いたいとは思うんだけど、農業してる人は色々なコストを通じて税金納めてるから強くいえない。兼業ならそっちで税金を払ってるだろうし。義務を果たしてるなら文句を言われる筋合いは無いよなあ。
「吾唯足知」とか言われると弱いし、日本は資本主義の民主国家なので財産権の侵害は認められないし、個人の自由だって尊重してあげたい。そのへんを制限すると後で全部自分に跳ね返ってくる。
だから法人でない権利者がみんな死ぬまではどうにもできないだろうな、と思うのです。
どうにかするための強権発動は避けたいし避けるなら権利者は強く出れる。そして農業を継ぐものは少数派なので時間が解決してしまうのでしょう。
寂れた駅前商店街の区画整理が出来ず、やはり後継者不足により時間が解決してしまいそうなのも同じ構図。農業に限った話ではないので気するだけ無駄なのかもね。
Posted by 76 at 2007年11月24日 00:12:54
>零細農家の人に大規模化とか農地集約とか言いたいとは思うんだけど
扱っている作物の種類にもよりますね。
ナスやキュウリのような狭い畑でも収量が多く、それでいて手間のかかる野菜は、
3ちゃん+αでは規模を拡大できませんし、その規模でも売り方次第で儲けが出ます。
大規模化と農地集約の対象となるのは、低コストで大量に必要なもの(かつ生産
の手間が少ないもの)、つまり穀物、大豆等の輸入の割合が圧倒的に多いもので、
日本におけるそれらの生産の現状はご存じの通りです。
>そして農業を継ぐものは少数派なので時間が解決してしまうのでしょう。
親との年齢差もシビアな問題でして。
親が30の時の子供が地元から出てしまうと、「定年後に農家を継ぐ」と言っても、
その時には親は90なわけで。70くらいまでまともに動けると仮定すると、子供
がUターンするまでの20年間はどないすんねん?と(汗
晩婚化の影響で「引退したら営農」は、農業の衰退に歯止めをかける一手にはなり
得ないのではないか?と思っています。
>79 とある院生さま
小生が農学部を出て結構な時間が経っておりますので、現状の農政研究の情報を
聞けて、とても勉強になります。
企業の営農は、仕事の減った土建屋さんが副業で始めるケースもありますね。
そういった業者さんに整地やU字溝埋設を依頼する機会も多々あります(農業
素人の業者に頼むよりも頼みやすい)。彼らは、土木素人では手が出ない分野の
「農業サポーター」兼農家としてニッチを埋めていくのかなと感じています。
Posted by 兼業農家 at 2007年11月24日 10:30:05
鎖国or海上封鎖(される)
「戦後すぐは、3日間何も食べられなかった」
「だから私的自給率は100%でした」
ってNHK解説員が言ってた。
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月24日 12:14:25
>おそらく農政よりも多くの予算を持っている防衛費に組み込めば、
>より多くの予算を要求できると思ってるのかもしれません。
そういう発想がよく分からないんだけど。
防衛省がそんな馬鹿な事を許すとでも思ってるの?
国民の理解だって得られないでしょう。
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月24日 20:43:43
ヴェーアマハトじゃないんですから。
ところでTK-Xって未だに情報が秘匿されてますよね。二年後には正式化されるっていうのに、そこまで隠さなきゃいけないんでしょうか。
Posted by 名無しОбъект at 2007年11月25日 02:52:51