2007年07月10日
注:2008年10月14日追記。丸ごと訂正します。「P-3Cモスボールの件についてお詫びと訂正」


昨日のエントリーで海自固定翼哨戒機変遷乃図を紹介しましたが、そう言えば山田朗教授が海上自衛隊のP-3Cについて語った件をきちんとエントリー形式で紹介していなかったなぁ、と思い付き、一年ぶりにきちんと紹介する事にしました。山田先生シリーズを始める前にmixiでも言及していたし、その後にコメント欄で同じ事が指摘され、軍板FAQにも収録されているので、今更な感がありますが。


護憲派のための軍事講座─自衛隊が《自衛軍》になるとどうなる?─ 講師/明治大学教授 山田朗
で、自衛隊の軍事力の特徴とは何なのかというと、私は「二重に歪んだ戦力」と言っています。なぜ二重に歪んでいるかというと、まず米ソ冷戦時代に、警察予備隊から保安隊、自衛隊となったわけですが、このときに基盤が歪んでいるんです。つまり対ソ戦、ソ連に備えるということで、まず非常に歪んだ軍事力になりました。どのように歪んでいるかというと、対潜水艦戦能力の過剰です。ソ連の潜水艦を追跡して撃沈するための能力が異常に肥大したんです。

P3C対潜哨戒機──これはロッキード事件のもとになった飛行機ですが、これはよく飛んでいます。厚木に結構いますし、米軍のものもあります。日本はこれを約100機持っているんです。これはソ連の潜水艦を追跡して攻撃するための決め手となる飛行機なので、こんなにたくさん持っているんですが、世界でP3Cを100機も持っている国は、アメリカを除いて他にはありません。アメリカの同盟国では日本が一番持っているんです。持っているですが、今や使うところが無いんです。ロシアの潜水艦も、どこの潜水艦もそんなにたくさん活動していませんので、こんなにたくさん持っていてどうするのか。

しかもこれは、たくさんあるなら一旦どこかにしまっておけばいいんじゃないかと思いますが、そういうわけには行かないんです。兵器というのは、常にメンテナンスをしていないと、使えなくなっちゃうんです。先ほど船のことを言いましたが、飛行機もそうなんです。10年ぶりに使う飛行機なんか、危なくて使えないわけです(笑い)。ですから、少なくても毎日点検して、飛ばさないと駄目なんです。こんなにたくさん持っていてどうするの、という状態になっています。これは冷戦時代の遺物なんです。


山田朗教授は、海上自衛隊のP-3C哨戒機が冷戦後に、実働数は100機ではなく80機に減少している事を知らなかった。そして使っていない20機はモスボール保存されており、10年間メンテナンスしていなくても即座に現役復帰できることを、知らなかった。

そう、山田先生の提案している「たくさんあるなら一旦どこかにしまっておけばいい」を、自衛隊は既に実行しているんです。毎日メンテナンスしなくてもいい保存方法はあるんです。それは特別な技術ではありません。開口部をビニールで塞いだり、可動部をグリスアップしたり、乾燥した空気を送り込んだりといった作業です。

この「映画人九条の会」で山田朗教授が講演したテーマ「護憲派のための軍事講座」は、山田教授が当時執筆したばかりの本、『護憲派のための軍事入門』[花伝社]の内容がベースとなっています。つまりこの講演を見れば著書の内容も概ね把握できるわけですが・・・その内容は、あまりにも間違いが多く、全てにツッコミを入れることは大変な労力を要する作業で、早々に諦めました。その中でも一つだけ挙げるとすれば、最もアイタタタな間違いが上記のモスボール保存の件です。(笑い、とかが入っているのが特にマズイ)要するに山田先生は現代の軍事力について素人同然だったのでした。単に素人なだけなら別にいいのですが、講演会を開いて他人に軍事講座を開くなどという行為は、する資格など無い筈です。(お金を取っているわけですからね。あと本も)

・・・しかし、この山田先生と、某作家や、某元防衛審議官といった面々と比べて、一体何が違うのか、と思う事があります。あんまり変わらないんじゃないかなぁ、と言うのは言い過ぎでしょうか。
2006年12月10日
マガジン九条で山田朗教授の回答が来ました。『教えて!山田先生 -短期集中軍事講座-番外編』では早速、主な回答内容をチェックして見ましょう。


◆兵器の改修期間と航続距離について
A:兵器の改修に時間がかかるのは当然のことですが、一般に新機種の導入(選定)あるいは機種の開発そのものよりはずっと短期間でできるわけで、別にあっという間に新しい兵器を搭載できるということではありません。
 また、航続距離と実際に戦闘行動の際の航続距離とは当然のことながら大きく異なります。どのような作戦飛行をするかで航続距離は大きく変わってきます。上記の発言は、単純にF15戦闘機の計算上の航続能力を示したもので、給油なしに2往復の作戦行動ができるとしたものではありません。

>別にあっという間に新しい兵器を搭載できるということではありません。

では「手っ取り早く」「ミサイルを積むだけで」「やろうと思えば半年以内に敵基地攻撃用の装備を応急的に完了させることができるでしょう」などと書かないで下さい。また、全く新しいFCS(射撃装置)のインテグレーション(統合)を一から行う事は非常に手間が掛かることです。ぶっちゃけF-15Eストライクイーグル(F-15戦闘爆撃機型)を買った方が時間的には早いです。ちなみに現在アメリカ軍ではF-15CにもJDAM(GPS誘導弾)を運用できるように改修する計画がありますが、まだ決まってもいない事なので、今すぐに航空自衛隊がこの改修計画に相乗りする事は無理です。

>上記の発言は、単純にF15戦闘機の計算上の航続能力を示したもので、給油なしに2往復の作戦行動ができるとしたものではありません。

そのような素人を騙すような行為は慎んでください。説明の趣旨(北朝鮮空爆)からしても、作戦行動が可能かどうかではないと示す意味がないでしょう。


◆ミサイルへの改良・改修について
A:宇宙ロケットが改良によって大陸間弾道ミサイルになってしまうというのは、すでに多くの指摘があるところです。軍事技術の微細なところに気を取られていると危険な流れを見落としてしまいますので要注意です。


H2Aのような、燃料に液体水素、酸化剤に液体酸素を使う宇宙ロケットは軍事用には不向きです。燃料の取り扱いが面倒で、発射準備から打ち上げまでに多大な時間が必要なので先制攻撃用にも報復攻撃用にも使い物になりません。日本に宇宙ロケットを弾道ミサイルに転用する計画はありません。ですが対艦ミサイルを対地用に改造する計画は確かにあります。しかし山田先生御自身は「対艦ミサイルも使い方や改良の仕方によっては地上攻撃用に使えます。」と仰られているにも関らず「どのような使い方をするのか」「どんな改良の仕方なのか」といった点について丸で理解されていない御様子なので、その点に付いて御自分で調べられてはどうかと思います。

そもそも対艦ミサイルの対地化が主題なのにそれに答えず、オマケ的に聞かれた宇宙ロケットのミサイル転用の方に答えるのは本題から必死に逃げまわっているとしか・・・


◆「航続距離の制約」という表現について
支援戦闘機(戦闘爆撃機)についても、いわゆる「攻撃的兵器」と「防御的兵器」の境界線にあるものではないかとの指摘がなされており、上記の解釈にもとづく配慮が必要な兵器とみなされています。


航空自衛隊の機体で開発当初から航続距離に制限のかかった機体は、輸送機のC-1の方です。F-2支援戦闘機で制限されていたのは搭載兵器です。対地攻撃用の誘導弾をこれまで装備してきませんでした。(最近、GPS誘導弾JDAMの導入を開始)

ところでF-1は諸外国の同クラスの機体と比べても航続距離は普通だし、F-2はF-16と航続距離は同じだというツッコミに対する返答は無いんですか?


◆飛行機を載せた空母や飛行機を四六時中待機させておくことについて
A:自国付近で航空機を四六時中空中待機させることはできるでしょうが、いつ発射するかもわからないミサイルに対処するために、相手国に近いところに常時、攻撃用の航空機を空中待機させておくことは、外交上もきわめて危険なことで現実的な選択肢ではないでしょう。


いえ、砲艦外交はアメリカに限らずあらゆる国が行っていることであり、別に珍しい事ではありません。領土・領海・領空を侵犯しない限りは外交上の問題になりにくいです。

またミサイル対処用で空中待機させる攻撃兵器となるとAL-1A空中レーザー砲のことだと思いますが、別にこれは地上を掃射する兵器ではなく弾道ミサイル迎撃用であり、相手が弾道ミサイルを撃たない限りは出番の無い兵器です。これが周辺をウロチョロしている事に文句を付けた場合「お前はこれから弾道ミサイルを撃つ気なのか」と逆に突っ込まれ薮蛇状態になるでしょう。

外交上、ド壷に嵌るのはアメリカではなくむしろ相手の方だという罠


◆レーザー光線に関する質問
A:この点は私が技術的な進歩を十分に考慮していなかったといえますので、「必ずしも飛行機が向かっている方向でなくてもレーザーは発射できる」と訂正します。


そもそもAL-1Aに限らずレーザー砲で固定装備というものは今までありませんので、技術的な進歩も何もありません。レーザー砲は機関砲のような長く重い銃身ではないので、激しい機動でも砲軸振れが少ない為。


◆射程と射高に関する質問
A:ご指摘の通りで、500kmというのは射程距離で、射高とは異なります。この場合、500km(以上)という数字が現実に意味をもつのは、高さではなく、SM3ミサイルを搭載するイージス艦がどれだけの範囲を1隻でカバーできるかということです。SM3の射程距離が500kmと仮定すると概ね迎撃範囲が1000kmにも及ぶということです。



米軍発表の「500km“以上”」とは、実際には1000km近い射程を示す事は理解していますか?(イージス艦のレーダーや移動式Xバンドレーダーの性能表示も同じ) この場合イージス艦を基点とする迎撃範囲は半径1000km、つまり直径で2000kmです。


◆PAC3の命中率について
A:アメリカ発表の撃墜率をそのまま信じるのは危険です。検証可能な信頼のおけるデータがなく、成功・失敗の母数も限られている以上、命中するかしないかは両者のデータが存在する以上、とりあえず50%程度と仮定しかありません。第4回のコラムでの命中率についても同じ理由です。


アメリカの発表を鵜呑みにするなというのはまぁ良いとして、命中率50%という仮定が何処から出てきたのか分かりません。丁半博打と勘違いして無いですか?

>当たるか当たらないかで五十%。

じゃあ今日買ってきた年末ジャンボ、当たるか当たらないかなので当選確率50%なんですね!

・・・んなわきゃ〜ない。しかし山田センセはそれと同じ事を主張している。

正気とは思えないよ、ママン・・・。
Posted by 名無しT72神信者 at 2006年12月10日 20:36



◆イラク戦争で弾道ミサイルは発射されたのかどうかにについて
A:イラク戦争ではやはりスカッド級のミサイルは使用されていないのではないでしょうか。ご指摘のミサイルはスカッド級よりも短射程のものだと思われます。


防衛白書について
>既に03(平成15)年のイラク戦争でも実戦投入され、飛来する地対地ミサイルを撃破し、成果をあげています

と書かれている箇所に山田先生が

>そもそもこの間のイラク戦争でイラク側がミサイルをそんなに発射したのか、という疑問があります。(略)スカッドミサイルが使われたという報道を私は聞いたいことがありません。

とツッコミを入れているので

>イラク戦争ではアバビル、アル・サムードという弾道弾が使用されています。

とツッコミ返すと

>イラク戦争ではやはりスカッド級のミサイルは使用されていないのではないでしょうか。ご指摘のミサイルはスカッド級よりも短射程のものだと思われます。

えーっと…論点は迎撃実績でしょ? 意図的にミサイルの種類の話にすり替えてるのか、書いた内容を忘れてるのか…その場凌ぎの反論ならやめた方がマシですよセンセイ。
Posted by 名無しT72神信者 at 2006年12月12日 21:26



◆迎撃ミサイルと住民の安全について

核弾頭が破壊された場合、その衝撃で核爆発が起こることはないと思われますが、核弾頭に詰められた高濃度のプルトニウムなどが飛散したり、ある程度まとまったものが地上に落下することは考えられることだと想定しておいた方がよいでしょう。


迎撃したら核爆発が起こる、なんて回答をしなかった事は安心しました。しかし核物質が単に落ちてくる場合と核爆発が起きた場合のどちらがマシなのか、また核物質(核弾頭の場合は数kg〜数十kg)が核爆発せずにばら撒かれた場合の汚染はどのレベルなのかという考察も欲しい所です。



北朝鮮の核兵器について、このコーナーで取り上げることを予告しておりましたが、未だ情報が錯綜している状態です。
いずれ機会を見て行いたいと思いますが、現段階での拙速な対応は避けたいと思いますので、ご理解ください。


山田朗先生を時間を掛けて改修作業するよりも、新しい先生を投入した方が早い気もしますが・・・


*12/12、コメント欄の内容を記事に反映させました。黄色字が追加部分です。
2006年10月11日
北朝鮮が核実験を行ったと表明したので、もしかしたらと思いましたが・・・連載延長が決まったそうです。


『教えて!山田先生 -短期集中軍事講座-第5回』
軍事講座は全5回の予定でしたが、連載を延長し、
次回は北朝鮮の核をめぐる疑問や問題について、聞いていきます。
また、このコラムへのご指摘、および質問についても、
先生からの回答を掲載する予定です。お楽しみに!


質問にきちんと回答してくれるそうです。これは意外でした、やはり性格は真面目な方なんですね。せっかくのよい機会ですから、色々と質問メールを出してみたいと思います。

・・・とはいえ、突っ込み所が多すぎて何処から質問したらよいか分からない・・・第4回と第5回のMD特集も、目を疑うような記述が満載ですし・・・とりあえず、ここのコメント欄に「教えて!山田先生」の連載でおかしな点をひたすら書き込んでみる事にします。(あまりにも長くなりそうなので本文に書くと読み辛くなりそうなので)

2006年10月08日
前回、「山田朗教授は軍事学講座を開くべきではない」と指摘してから約一ヶ月。ついに連載コラム第4回で訂正記事が入りました。コラムの最後の方に載っています。しかし残念な事に、その訂正記事もかなり間違いだらけで・・・訂正記事に更に訂正を入れなきゃならないかもしれません。

ではザッと指摘してみます。


『教えて!山田先生 -短期集中軍事講座-第4回』
(訂正)

 第3回目の講座で私は、日本の航空自衛隊のF−2支援戦闘機(戦闘爆撃機)は、アメリカのF−16をベースに開発されたものだが、9条のしばりもあって航続距離が2000キロの抑えられている、と説明しましたが、これは、F−2支援戦闘機ではなく、その前に開発されたF−1支援戦闘機の間違いでした。

 2000年度から配備されているF−2支援戦闘機は、4000キロの航続距離を有しており、F−1の段階の航続距離の制約を大きく突破しています。F−1支援戦闘機は現在でも配備されていますが、次第に退役中です。日本の戦闘爆撃機は、憲法の制約上、大きな航続距離を持ち得ない、という原則が守られていると思いこんでおりましたが、実態は、さらに憂慮すべき方向に進んでいたということです。

 なお、航続距離と「戦闘行動半径」の関係についてのご質問もありましたが、一般に、軍用機の「戦闘行動半径」とは、その飛行機の最大航続距離の3分の1程度と説明されています(ただし、「戦闘行動半径」とはあくまでも目安であり、どのような戦闘をおこなうかで、実際の行動半径はかなりかわってきます)。

>第3回目の講座で私は

いえ、第1回目の講座の筈です。・・・お願い先生、訂正を入れる時くらい読み返してください。

>これは、F−2支援戦闘機ではなく、その前に開発されたF−1支援戦闘機の間違いでした。

F-1支援戦闘機の最大航続距離は約2600kmです。2000kmではないですよ。ちなみにF-1以前に航空自衛隊が支援戦闘機として使っていたのはF-86Fセイバーですが、航続距離は約1900kmです・・・ってまさか、山田先生。

貴方もしかしてF86FとF-2を勘違いしていたんですか? 幾らなんでも古過ぎです。

>2000年度から配備されているF−2支援戦闘機は、4000キロの航続距離を有しており、F−1の段階の航続距離の制約を大きく突破しています。

そもそも「F−1の段階の航続距離の制約」なんてものは存在しません。普通に設計して、普通にあれだけの航続距離になっただけです。特に短いわけじゃないですよ。F-1導入が決定する前の選考時に対抗馬となった、アメリカ製のF-5戦闘機と殆ど同じ航続距離です。勿論、アメリカには9条の縛りなど無いわけで・・・。

>F−1支援戦闘機は現在でも配備されていますが、次第に退役中です。

いいえ、今年3月9日にF-1支援戦闘機は全機退役しました。

>日本の戦闘爆撃機は、憲法の制約上、大きな航続距離を持ち得ない、という原則が守られていると思いこんでおりましたが、

というより、そもそも原則の存在自体が山田先生の思い込みなのでは?

>実態は、さらに憂慮すべき方向に進んでいたということです。

ところで、F-2開発をF-16ベースにするという決定は、20年位前の話ですよね・・・

>一般に、軍用機の「戦闘行動半径」とは、その飛行機の最大航続距離の3分の1程度と説明されています

すると山田先生。貴方の連載第1回目の記述と整合性が取れなくなるわけですが・・・(F-15に爆装させて北朝鮮まで2往復させるとか)

【追記】
それに、F-2の最大航続距離は4000kmですが対艦ミサイル4発搭載した状態での戦闘行動半径は830km、つまり5分の1程度です。


うーん、先生やっぱりまずいですよ・・・根本的に専門外の分野なんですから、手を出すのは止めた方が・・・せっかく戦間期の研究で名声を得ていたのに、こんなつまらないことで評価を下げてしまっては勿体無いです。
2006年09月11日
日本近代史、特に軍事史を専門とする明治大学の山田朗教授は、昨年あたりから護憲派運動にも積極的に携わるようになりました。憲法9条を守りたいと思っているのに、いざ戦争問題や軍事問題の論争になった時に「どうも自信がない」と思っている人の為に、昨年10月に『護憲派のための軍事入門』(花伝社)を出版したのです。

ところが問題がありました。現代の戦争については、山田先生の専門分野では無かったのです。


 映画人九条の会 講演録
 マガジン9条 山田朗さんに聞いた(その1)
 マガジン9条 山田朗さんに聞いた(その2)


いけません。内容は、何処を読んでもツッコミ所満載です。これでは護憲派の皆さんに誤った知識を植え付けてしまう・・・それにしても、分野がちょっとでも違うとここまで学者さんは駄目になってしまうのか・・・。

そんな山田朗先生ですが、マガジン9条の企画で北朝鮮のミサイル発射問題について新たに連載を始めていました。(全5回予定。現在2回目)


 『教えて!山田先生 -短期集中軍事講座-第1回』


さて、早速読み進めて見ます。





あ、結構マトモになってる。山田先生、ずいぶんと勉強したんだろうなぁ。
細かい点で間違いもあるけど、大筋では良い感じだ、凄く進化してる。





と、思った私が馬鹿でした。


『教えて!山田先生 -短期集中軍事講座-第1回』
しかし、このF2にも現状では「専守防衛の縛り」がきいています。F2はアメリカのF16(航続距離4,000km)を改良した戦闘機ですが、航続距離をF16の約半分(2,000km)にしています。つまり、F2は少しの改良で対地攻撃ができるので、航続距離を短くすることで、それをできないようにしているのです。


そんなの初耳だよ、ティーチャー。

勿論、「航続距離をF16の約半分(2,000km)にしています。」なんて事実は存在しません。山田先生、一体どんな資料を読んだのですか・・・護憲派の皆にこんな嘘を教えてしまったら、護憲派にとって凄く損です。F-2の航続距離はF-16に劣るなんて事はありません。これは明確な間違いです。間違いを全くしない人間などこの世には居ませんが、これは信じられないミスです。少なくとも、素人相手に軍事学講座を開く人間が行って良いレベルでは、ありません。

・・・この部分が書かれた周辺の内容も間違いが多いですが、突っ込みを入れる気力が涌きません。連載第1回目からこれでは、先が思いやられます。これって、編集部に教えて上げるべきなのでしょうか・・・・。信じられない事に今現在、検索で「F-16 航続距離」「F-2 航続距離」と入れてみると、「教えて!山田先生」がトップに来るんですよ。あまりにも拙い状況です。