2006年05月26日
さて今回は「地球の自転と弾道ミサイル」の本文及びコメント欄と、送られてきたメールから考察して見ました。(単なる、一発ギャグ話です…)


* 条件(大陸間を射程範囲に収める事)
1.東向きに発射しなければならない。
2.目標に向かうには途中で大きな針路の変更が必要。



リューシー 「! ま、まさか。この条件に合致する兵器って・・・」

ヴォルフ 「し、知っているのか、雷電!?」

ソフィア 「いや、男塾ネタはいいから。・・・それはともかくとして、まさかアレか?」

リューシー Fractional Orbital Bombardment System!」

ソフィア 「フン、やはりか」

ヴォルフ 「何か知っているんですか、大尉」

ソフィア 「嘗てソビエト連邦が開発し、装備していた代物だ。ブースター部分はミサイルだが、弾道を描かないので、弾道ミサイルとは異なる。

Fractional Orbital Bombardment System. 略称“FOBS”。

日本語で“部分軌道爆撃システム”と呼ばれるソレは、その名の通り核弾頭を軌道に打ち上げて、軌道上から地上を攻撃する」

ヴォルフ 「き、軌道って・・・衛星軌道上からの攻撃は、宇宙条約に違反するのでは?」

リューシー 「いえ、“部分”とあるように、軌道を周回しきる前に逆噴射を掛け地上へ向かうので、宇宙条約的には何ら問題ありません」

ヴォルフ 「かなり無茶な解釈に聞こえるのだが・・・」

ソフィア 「いや、違反スレスレではあるが国際的に一応、問題は無い。そもそも条約違反を全く気にしない国だってあるからな・・・身近にあるだろ、そういうの」

リューシー 「そして素晴らしい事に、このシステムならば見事に、

1.(東向きに打ち上げる)と2.(大幅な針路変更)の条件をクリアするんですよ」

ソフィア 「まず、地球を周回する衛星軌道上にまで打ち上げる必要があるが、この際に地球の自転を利用して東向きに打ち上げて速度を稼ぐ。宇宙ロケットと全く同様だ。

そして一旦軌道に乗った核弾頭は人工衛星と同じで、地球を周回する間にアポジモーターを使い時間を掛けて針路変更を行えるので、弾道ミサイルでは不可能な水平方向への大幅な針路変更が可能となる。

ソ連はFOBSでこうした機動を行うことで、NORADの防空網が集中している北米大陸の北側以外の方向、つまり側面から侵入して突破を図ろうとした」

リューシー 「更にもし“部分”ではなく地球周回軌道を何回でも回って良いならば、軌道上に人工衛星の如く数をため込んでおいて、何時でも地球上のいかなる地点も攻撃可能となるでしょうね」

ヴォルフ 「・・・しかし、衛星軌道にまで重い核弾頭を打ち上げるには、相当大きなミサイル(ロケットブースター)じゃないと無理。

ましてや核弾頭の軌道投入、軌道上での針路制御、大気圏への再突入タイミング・・・どれを取っても、北朝鮮には手に余る技術の筈」

ソフィア 「それはそうだ、私はあくまで軍事評論家K氏の主張する条件に当て嵌まる兵器を紹介しただけだからな」

リューシー 「つまり・・・氏は“北朝鮮が既に軌道爆撃システムを完成させている!”と言いたかったんですよ!!!」

ヴォルフ 「な、なんだってぇぇぇ〜!!!」

ソフィア 「おいおい、ちょっと待て・・・K氏は、“北朝鮮は技術的に未熟だから東に向けて発射する必要がある”と言っていたんじゃなかったか?

だが逆に、軌道爆撃システムは高度な技術が必要とされる兵器だ。ソ連がアメリカの防空網(北米大陸の北側に集中)を潜り抜ける為に開発したわけで、技術力が低いのに警戒が手薄な側面方向(東、又は西)から攻撃できるなら苦労はしない。

そんな楽な方法があるなら、当時のソ連が気付いていない筈が無いだろうに」

リューシー 「こう考えるべきです・・・K氏は、“技術力が高い”を“技術力が低い”と言い間違えた。つまり、

“北朝鮮の技術力は高く、既に軌道爆撃システムを完成させている”と、氏は言いたかったのですよ!!!」

ヴォルフ 「いや、それは流石に有り得ないから・・・」

ソフィア 「まぁ、マトモな人工衛星を打ち上げた事の無い北朝鮮に、そこまでの技術力があるとは思えないし、今のところ1.(東向きに打ち上げる)と2.(大幅な針路変更)の条件をクリアするのは軌道爆撃システムしか無い事も事実。北朝鮮が持てる代物ではない。

K氏は一体、何のつもりだったのやら・・・。

その軌道爆撃システムにしたところで回避できるのは地上の警戒網だけで、宇宙空間に存在する警戒衛星、つまり赤外線で熱源を探知するDSP衛星やレーダー監視衛星には引っ掛かってしまう。

FOBSは確か一度、核軍縮条約で規制された後、その条約が無効になった現在でも何処の国も配備していない筈だ。配備する労力の割りには成果が見合わない、そんな所だろうな」
posted by JSF at 19:18 | Comment(25) | TrackBack(0) | 補習授業
2005年09月13日
9月11日に行われた総選挙で、郵政造反組の静岡7区・城内氏への刺客として自民党から放たれた落下傘候補の片山さつき元財務省主計官が当選を果たしました。






弓塚さつき 「・・・当選したみたい」

シオン 「まさか比例復活ではなく、小選挙区で当選するとは・・・想定外です」

弓塚さつき 「・・・素直に褒めてくれてもいいんじゃない?」

シオン 「昨年、防衛庁とアレだけ派手にやらかしておいて何を言ってるんです!?」(詳細

弓塚さつき 「はぁ・・・なんだか配役が間違ってない?」

シオン(確かに当人と性格が180度逆ですね)・・・では江田五月の役がいいですか?その場合の役目は“菅源太郎のお守り”になりますが。

盟友である菅直人の息子さんを岡山一区で当選させるべく奮闘するという、育成ゲームです。ちなみに対抗馬は現外務副大臣の逢沢一郎」

弓塚さつき 「いやそれ普通に負けてるし。・・・いいよもぅ、片山さんで」

シオン 「では始めますか。しかしよく勝てたものですね。

対抗馬の城内氏は前回の総選挙でも自民党非公認で出馬し、保守新党の熊谷代表を大差で破りながら当選という保守分裂選挙を勝ち抜いた実績がありますから、今回も優勢と見ていました。

元外務官僚の城内と元財務官僚の片山の元官僚対決。ところが結果は・・・」

弓塚さつき 「小選挙区を僅か748票差で制して勝利・・・だよね?」

シオン 「造反組も大物議員は何とか生き残っていますが、一年生議員の城内氏では圧倒的な小泉郵政旋風に対抗しきれなかった。

接戦となっている事を知った時にさつきを影ながら応援していましたよ、自民東海ブロックで3名しかいない比例一位の貴方は小選挙区で負けても当選確実ですから、どのみち当選してしまうなら造反者を仕留めてくれた方が有り難い」

弓塚さつき 「なによその応援の仕方は〜」

シオン 「心の底から応援できるわけがないでしょう・・・((当人がこんな控えめな性格だったらどれだけよい事か))」
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2005年08月28日
ニヤゾフ親方が、遂にプーチン兄貴を裏切った!?


露主導CIS「崩壊」顕在化 トルクメニスタンが脱退意向表明
[8/28 産経新聞]
旧ソ連圏十二カ国でつくる独立国家共同体(CIS)首脳会議が二十六日、ロシア・タタルスタン共和国の首都カザンで行われたが、その席上、中央アジアのトルクメニスタンがCIS脱退の意向を表明していたことがわかった。同国は、米軍基地の設置交渉を開始したとも伝えられる。ロシア主導のCISの「崩壊」が顕在化し始めた。


しかもアメリカ軍の基地を誘致するって!? じゃ・・・じゃあ国連の永世中立国認定はどうなるのさ?





蒼崎橙子 「あ〜、永世中立国の認定から10年しか持たなかったか。ま、こんなものかな」

黒桐鮮花 「あの国が国連で永世中立国として認められた事自体が、奇跡です」

黒桐幹也 「まだCIS脱退やアメリカ軍駐留が正式に決まった訳じゃないけど・・・コメルサントやタス通信の英字Web版を見て回りましたが、詳しい記事が見付かりませんでした。この件はもうちょっと追ってみたいと思います」

蒼崎橙子 「うん、それにもしかすると国連が永世中立認定の取り消しを忘れて、史上初の『他国の軍隊が駐留する永世中立国』が発生してしまうかもしれないしね」

両儀式 「普通気付くだろ」

蒼崎橙子 「いやいや、例えばギリシアとアルバニアが第二次世界大戦末期(1945年)に宣戦布告し合い、戦争が終わって国交正常化した後も、お互いに終戦協定を結ぶのを42年間も忘れっ放しで、1987年にようやく気付いて終戦したなんて事もある。

だからトルクメニスタンの永世中立国認定取り消しも国連がついウッカリ忘れてしまうかもしれない」

黒桐鮮花 「ウッカリ忘れたところで全世界が気にしていなかったらどうでもいいような気が・・・それはともかく、アメリカ軍の受け入れは大丈夫なんでしょうか?」

蒼崎橙子 「アメリカとしてもトルクメニスタン駐留は是非ともやっておきたい所だろう。ウズベキスタンの代替基地の確保という意味以上に、大きな意味を持つからね。

地図を見れば分かるが、トルクメニスタンはイランと隣接している。アフガニスタンでの対テロ掃討戦という名目で、イランに大きな圧力を加えることが出来る。イランとしてはたまったものじゃないだろう」

黒桐鮮花 「いえ、そうではなくトルクメニスタンの独裁体制による人権侵害問題を無視して、アメリカ軍の駐留はできるのでしょうか」

蒼崎橙子 「偉大なるトルクメンバシ(ニヤゾフ大統領)の統治は、人権侵害というより『お笑いバカ殿様ご乱心』だから世間も・・・」

黒桐鮮花 「笑って許してはくれません!」

蒼崎橙子 「まぁ、その辺は既に手を打ってあるようだよ。最近、ニヤゾフは『トルクメニスタン民主化宣言』を行っている。2009年に大統領選を行う事、野党の存在を認めるなど一応のポーズを見せているから、後は何処までアピールできるかだろう」

黒桐鮮花 「はぁ、前々からそういう予定だったんですね・・・」
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2005年07月04日
大河 「は〜いみんな集まれー、これから読者からのお便りコーナーを始めるよー?」

セイバー 「いきなり何なんですか、このノリは一体」

イリヤ 「ネタが無いから読者からのメールにWeb上で返答してエントリーを埋めよう、という魂胆なんでしょ。

以前にも在日三世さんからのメールや沖縄戦体験談について疑問のメールに答えてエントリーを書いたことがあるから、作者の常套手段ね」

大河 「え〜、ちゃんと掲載許可は得ているからいいじゃない」

セイバー 「まぁ、別に問題無いとは思いますけど・・・それで、お便りの内容はなんですか?」

大河 「え〜と、コレ」[…続きを読む]
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2005年06月18日
おタカさんの対応が立派に見えるこの有様・・・_| ̄|○


「飲酒議員がいる」と民主党抗議=投票拒否し本会議、一時混乱
騒ぎの発端は、自民党議員数人が赤ら顔で議場にいるのを民主党議員が見とがめ、「出ていけ」とやじを飛ばしたこと。社民党の阿部知子政審会長が討論で「酒気帯びの人は即刻退場していただきたい」と声を上げ、騒ぎに拍車を掛けた。

しかし、社民党の土井たか子元衆院議長が「このような形で棄権するのは残念だ」と投票を呼び掛け、議場での混乱はひとまず収まった。ただ、民主党は、自民党の森喜朗前首相、秋葉賢也氏の懲罰動議を提出。これに対して自民党も、民主党の樽床伸二、吉田治、平岡秀夫の3氏の同動議で応酬。与野党の泥仕合となりそうだ。

最初に「泥酔議員」と名指しされた秋葉氏は、何も答えず議場を後にした。


翡翠 「・・・森前首相はともかく、秋葉様は自覚が足らないと思います」

遠野秋葉 「せっかく今度はマトモな役だと思ったら、結局こうなるわけなの?」

琥珀 「四月の補選で当選したばかりの一年生議員がこれではいけませんね〜」



しかも話題の秋葉賢也議員、間の悪い事にブログをお持ちになられていたようで・・・




翡翠 「政治家のブログはコメント欄を閉じておくべきだと思います」

琥珀 「う〜ん、でも山崎拓Blogなんかは普通に運営出来てるし・・・

でも秋葉様の場合は謝った後でコメント欄とTBを停止するより他は無いですね〜」

遠野秋葉 「六月に始めたばかりのブログだというのに・・・もう!」

posted by JSF at 06:01 | Comment(25) | TrackBack(4) | 補習授業
2005年05月16日
ミャンマー:ヤンゴン市内で相次ぎ爆発、死者数十人か [5/7 毎日新聞]


リューシー 「超大国の有名組織が犯行組織の背後に居る!」

ヴォルフ 「・・・で、何処の国のどんな組織なんだ?」

リューシー 「それは皆さんも知っている筈ですよ」


爆破テロは米CIAと示唆、ミャンマー情報相が会見 [5/15 読売新聞]
ミャンマーの首都ヤンゴンで今月7日に起きた同時爆破事件について、軍事政権のチョー・サン情報相は15日、当地で記者会見し、「超大国の有名組織が10万ドルを犯行組織に提供した」と述べた。

「超大国」や「有名組織」の特定について、同情報相は、「あなたがたも知っているはずだ」と答え、「有名組織」が米中央情報局(CIA)であることを強く示唆した。

暗に米国の関与を指摘することには、体制不安定化の要因を国外に求めようとする軍事政権の意図がありそうだ。

ヴォルフ 「それはひょっとしてギャグで言っているのか?」[…続きを読む]
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2005年04月25日
最近、話題性のあるニュースばかりですっかり衆院統一補選の事を忘れていました。結果は・・・

ひらめき衆院統一補選:福岡2区・山崎氏、宮城2区・秋葉氏が当選 [4/24 毎日新聞]

二つとも自民が勝ちました。両選挙とも、民主党議員の不祥事による辞職で行われた選挙ですから民主党にとっては打撃でしょうね。福岡二区で盟友の山崎拓氏が当選した事で小泉首相は勢いが増し、宮城二区では公募で候補を立てるという安倍幹事長代理の方針が成功した事も大きな意味を持ちます。



遠野秋葉 「と、いうわけで宮城二区で当選しました」

琥珀 「あはー、ようやく広島の秋葉市長役以外で良い役が貰えましたねー」[…続きを読む]
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2005年04月21日
黒桐幹也 「所長、ちょっとお話が」

蒼崎橙子 「なんだね、勅使河原君」

黒桐幹也 「・・・勅使河原さんは隊長さんの所の助手ですよ、橙子さん」

蒼崎橙子 「付き合いの悪い奴だな君は。もう少しボケてくれてもいいだろうに。・・・それで、話とはなんだ?」[・・・続きを読む]
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2005年04月03日
世界には永世中立国が四つあります。スイス、オーストリア、リヒテンシュタイン、トルクメニスタン。リヒテンシュタイン公国は実質上スイスの保護下にある国なので、三つであると考えた方が良いかもしれません。

ちなみにスウェーデンは国際社会が認める永世局外中立国ではなく、政策として永世中立を標榜していましたが、2002年に中立政策を放棄しました。


最近のスウェーデン情勢 [日本外務省HP]
2002年2月には与党社民党、野党穏健党、キリスト教民主党、中央党が、テロ対策及び欧州の戦争にスウェーデンが積極的な役割を果たすことを目的とした「新ドクトリン」を採択した。

とるくめにすタンさて問題はトルクメニスタンです。旧トルクメン共和国、以前ソビエト連邦の一部であったこの国は、独立後の1995年に国連総会で永世中立国として承認された最も新しい永世中立国です。ですが日本では話題に上る事が少ない謎の国・・・スイスやコスタリカを見習うべきと唱える人達ですら、この新しい永世中立国に全く注目していません。何故なのか? その答えは同国の体制と指導者ニヤゾフ大統領にありました。[…続きを読む]
posted by JSF at 23:55 | Comment(14) | TrackBack(3) | 補習授業
2005年03月30日
リューシー 「T72神がおっしゃられました。

世界に展開せよ!神の威光は全球に照らされるのです」

ソフィア 「またワケのわからんことを・・・」

リューシー 「ふふふ大尉、これを見て下さい。どうです、T72神教の勢いは世界を席巻しつつあるんです。

近隣諸国だけではありません。最近ではアメリカやヨーロッパ諸国、ロシアにウクライナ、果てはアフリカからなど、確認出来るだけで既に30ヶ国以上から巡礼者が訪れているのですよオブイェークト」

ソフィア 「それって国際的にどうなんだ? なにかマズくないか?」

リューシー 「問題ありません。日本は八百万やおよろずの神が住まう地として世界的に知られていますから、エレクトロスフィアに一柱くらい戦車神が有ったって皆快く認めてくれるはずです」

ソフィア 「バーチャルネット神ねぇ・・・」

リューシー 「クトゥルフが有りならこれも有りですよ。さぁ皆で一緒に神話を紡ぎましょう」

ソフィア 「ラヴクラフトとは全然違うだろ」[…続きを読む?]
posted by JSF at 23:44 | Comment(9) | TrackBack(1) | 補習授業
2005年03月27日
1998年、インドとパキスタンが相次いで核実験を行い核武装の宣言をしました。
国連安保理はこれを非難する決議案を採択、アメリカと日本は直ちに経済制裁を含む厳しい措置をインド、パキスタン両国に講じたのに対し、フランスとロシアは懸念を表明したものの制裁措置を取ることには反対するという足並みの乱れが見られました。アメリカは1990年のパキスタン核開発疑惑の時点で、パキスタンと契約していたF-16戦闘機売却を引渡し途中で中断するなどしていましたが、ロシアとフランスにとってインドとパキスタンは大事な顧客であり、輸出制裁は取りたくなかったからです。


カリー・ド・マルシェ【インド軍装備】
[陸軍]・・・主力戦車はT-72などロシア製。新型国産戦車アージュンは失敗作の為、新たにロシアからT-90を配備開始。
[海軍]・・・潜水艦はドイツ製TYPE209級とロシア製キロ級。駆逐艦やフリゲート艦は自力建造。更に航空母艦(イギリス製)を保有。
[空軍]・・・作戦機はMig-21やSu-30などロシア製戦闘機で大半を占める。これにフランス製ミラージュ2000、英仏共同開発のジャガーが加わる。

ぱきすタン【パキスタン軍装備】
[陸軍]・・・数上の主力戦車は中国製の59式戦車、69式戦車、85式戦車。他にアメリカ製のM48戦車、ウクライナ製のT-80UD戦車を装備。
[海軍]・・・主戦力となる潜水艦はフランス製アゴスタ級。水上戦闘艦はイギリス製のTYPE21級フリゲート。
[空軍]・・・作戦機は中国製:フランス製:アメリカ製が6:3:1の割合。殲撃7、ミラージュV、F-16など。


このようにインド軍の主力装備はロシア製であり、対するパキスタン軍の装備は中国製とフランス製が主力です。ロシアとインドの関係は良好であり、パキスタンはロシアから兵器を買う事ができません。しかし国力的に軍事予算も少なく、欧米の高価な兵器を主力にする事は出来ません。すると必然的に安い中国製の兵器を主力にせざるを得ませんが、基本的に中国製兵器はロシア製兵器の劣化コピーです。数的にインドを上回る事ができないパキスタンが質でも劣っていたら勝ち目はありません。そこでフランス製やアメリカ製の兵器を一部に混ぜています。ところがフランスはインドにも武器を大量に販売しており、フランス製兵器を準主力としてしまうとやはり質の面でも差が出なくなってしまいます。

そこでパキスタンはアメリカ製兵器の導入を始めました。1980年代はソ連のアフガニスタン侵攻が始まり、アメリカは対ソ連ゲリラのムジャヒディンを支援する為にアフガニスタン後背地のパキスタンと接近する必要性がありました。パキスタンはその引き換えに武器購入を要求したのです。インドはソ連と仲が良い以上、インドがアメリカ製兵器を買おうとしたらソ連はあまり良い顔はしません。・・・ならばパキスタンがアメリカ製兵器を採用すれば、インドに対して質の差が維持できます。

しかしその矢先に、ソ連がアフガンから撤退し利用価値が無くなったパキスタンに対して、アメリカは核開発疑惑を理由にパキスタンへ武器を売ってくれなくなったのです。それに対しインドはイスラエル製の兵器を購入し始め、質の面でも向上を図り始めました。ならばパキスタンはフランス製の最新兵器を購入すれば良いのですが、既に述べた様に予算は足りない上に、フランスは平気な顔をしてインドにも武器を売ってしまいます。どうやって安く高性能な武器を手に入れてインドに対抗するのか。相反する条件に悩むパキスタン・・・そんなパキスタンへ武器の商談を持ちかける国がありました。[…続きを読む]
posted by JSF at 19:46 | Comment(44) | TrackBack(2) | 補習授業