NHKニュース 軍事評論家 江畑謙介さん死去
江畑さん以上に、軍事戦略を総合的に的確に解説できる評論家は、日本には居ませんでした。代わりとなる人なんて居ません。知識だけでなく評論に対する真摯な姿勢は特筆すべきもので、日本で最も尊敬されていた軍事評論家でした。
Amazon.co.jp: 江畑 謙介 - 和書: 本
江畑さんの書かれた著作は初心者が読んでも分かりやすく、どれもお勧めが出来ます・・・ああ。
もう二度と新たな本は出ないし、テレビで解説するその姿も見れないのですね・・・
このカテゴリ「報道」の記事一覧です。(全135件、20件毎表示)
中国が軍事力で米国を圧倒する日 正面装備だけに目を向けると見誤る :JBpress(日本ビジネスプレス)
軍事に詳しくない中国専門の記者はミサイルの射程など攻撃能力の向上ばかり書いている。しかし、日米の軍事専門家は正面装備よりも、中国軍の戦略の変化、戦術の高度化、統合運用、訓練、通信など解放軍部隊の実際の作戦能力に関心があるはずだ。
中国が軍事力で米国を圧倒する日 正面装備だけに目を向けると見誤る :3ページ目
これら膨大な資料を分析した米軍関係者が危惧するのは、次のような中国の「非対称型」戦術能力だと思われる。
1.前方展開基地や空母機動部隊に対する同時多発的ミサイル攻撃
在沖縄米軍基地、特に空軍関係者の悪夢は中国による何十発もの通常弾頭中距離ミサイルによる同時多発型攻撃だ。最近中国製ミサイルの命中精度は飛躍的に向上しており、一発でも滑走路に命中すれば、空軍基地としての機能は一瞬にして麻痺する。
この点は中国沿岸に近づく空母機動部隊についても同様だ。一度に数十発ものミサイルを発射されたら、今のミサイル防衛システムではとても対応できない。弾道ミサイルであろうと、巡航ミサイルであろうと、完全な防御が不可能な点に変わりはないのだ。
例えば180cm80kgの大柄な男性と
150cm40kgの小柄な女性を比較するとき
女性を90cmのシルエットで描くようなもんだね
それじゃ幼児だよ
直観的に不自然ってこともわからないのかPosted by 名無しT72神信者 at 2009年10月07日 07:10:18
寿和丸、「一発大波」で転覆か 千葉沖事故の安全委調査:朝日新聞
08年6月に4人が死亡、13人が行方不明となった千葉県犬吠埼沖での漁船第58寿和丸(135トン)=福島県いわき市=の沈没事故で、運輸安全委員会は31日、調査の経過を公表した。最終報告までには「さらに時間を要する」としているが、調査関係者は、油の流出量が少ないことなどから「突発的な大波で転覆して沈んだ可能性が高い」との見方を示した。
安全委が現場海域を調べたところ、油の流出量は15〜23リットルだった。何らかの原因で船底に穴があいた場合、数トンから数十トンの燃料が漏れるはずで、調査関係者は「船体の破損は考えにくい」としている。
また、同委によると、当初は複数の方向からの波や風がぶつかって大きな波になる「三角波」の影響が指摘されていたが、調査の結果、現場の波の向きと風の方向がほぼ一致しており、一定の周期で突発的に大きな波が発生する「一発大波」が影響した可能性が高いという。
一方、生存者の証言は、「右方向から波を受け、同じ右方向に転覆した」でほぼ一致しているという。このプロセスを解明するために、さらに気象や波の状況などを検証する必要があるとしている。
寿和丸は波が高いため、犬吠埼の東約350キロで操業をやめて漂泊中、転覆して沈没した。乗組員20人のうち、3人は僚船に助けられて無事だった。行方不明の13人は、08年11月に死亡認定された。
ミサイル防衛システムは最後の切り札:ニューズウィーク日本版
Russia's Diplomatic Poker Face
イランのミサイル防衛に手を貸すぞ、という脅しで各国から譲歩を引き出してきたが
[2009年7月22日号掲載]
アメリカとロシアは7月6日、核兵器削減に向けて合意した。しかし公式声明には重要な問題が抜け落ちていた。高度ミサイル防衛システムをロシアがイランに提供する契約についてだ。実際に提供されれば、アメリカやイスラエルがイランの核施設を攻撃することが今よりずっと難しくなる。
契約が成立したのは07年だが、まだ引き渡しは行われていない。ロシアはこのミサイル防衛システムを利用して、さまざまな国から譲歩を引き出そうとしている。
(2009/05/13)ロシア版MD、S300&S400ミサイル・コンプレクスについて
48N6系列は限定的な弾道ミサイル対処能力が与えられています。とはいえPAC2でも改良型のPAC2GEM+で限定的な弾道ミサイル対処能力は与えられており、これを持ってMDと呼ぶ事は通常ありません。
露大統領 空母早期引き渡し指示 対印「遅れたら重大な結果」:フジサンケイ・ビジネスi
ロシアのメドベージェフ大統領は2日、同国の艦艇建造会社セブマッシュに対し、インドに引き渡すことになっているロシア海軍の改キエフ級航空巡洋艦(航空母艦)「アドミラル・ゴルシコフ」の近代化改装を急ぐよう指示した。大統領は「空母を早くインドに届けなければ重大な結果を招く」と述べた。
同艦(インドでの呼称は「ビィクラマディティア」)の引き渡しは大幅に遅れている。改装契約は、ロシアとインドの広範な防衛産業協定の柱だが、良好な印露関係の対立点にもなっている。2004年に締結した契約は改修費が16億ドル(約1500億円)、08年に引き渡しとなっていた。ところが、引き渡し遅延に加え、ロシア側はいまや総工費を28億ドルと見積もっている。
セブマッシュの幹部は2日、通常動力から原子力動力への変更、戦闘機が離着陸できるよう甲板の滑走路を改修するなど、同艦の工事規模が大きくなり、複雑化したことが遅延の理由と説明。引き渡しは2012年末になるとの見通しを示した。
すみません、本人です。
いろいろなご指摘、ありがとうございます。
実は「駄っ作機4巻」の巻末は、2003年10月の
連載100回記念のコラムを、そのまま訂正せずに
収録してしまったものです。
当時はF−2にもいろいろ言われていまして、
あの部分は、そのころの認識を反映したものでした。
巻末特別編の冒頭に、当時の記事であると記載してあるので、その点は時代の「」つきでご理解
いただけるものと、甘く考えておりました。
やはり、その後の改修などで改善されている、と
書き添えるか、改訂しておくべきでした。
(本巻掲載にあたり一部改稿、とあるのは、
コラム冒頭の、そして単行本第4巻の〜、
という部分です)
第5巻が刊行になりますときには、あとがきで
F−2の記述について、読者の方々から
ご指摘を受けたと述べたうえで、然るべく訂正
したいと考えております。
MAMORUの一文は、認識不足を反省して、
F−2の名誉回復を多少は意図しておりました。
別に「防衛省準機関誌」だから、あのように
書いたわけではありません。MAMORUと
駄作機巻末コラムには、執筆時期に大きな差が
あったものとご理解ください。
動画は拝見いたしました。コメカミをグリグリは
自分ですることとさせてください。
「駄作機」は、まあ”居酒屋ネタ”では
ありますが、それでも何とか皆様の考察や議論の
出発点の足がかりにでもなってもらえれば、
という願いが、実は密かにあります。
「岡部はああ書いてるけど、そうでもないぞ」、
「こう見ると、評価は全然違ってくるぞ」と、
談論風発していただければ、駄作よばわりされた
飛行機も浮かばれることと、せめてもの
罪滅ぼしとさせてください。
「蛇の目」では計画機も書いていますが、
あちらは「ヘンな飛行機を考えるもんだね」と
お読みいただきたいと思っておりました。
シリーズ番外編の扱いになっているために
誤解を招いてしまったようですが、
「蛇の目」には”駄作機”以外の飛行機を書く、
としておりまして、トーネードもタイフーンも、
決して駄作機として書いたわけではありません。計画機や設計案はあくまでも案や計画で、
駄作とも何とも評価のしようがありません。
それでも紹介したいと思って、書いております。
出典や資料は、なにしろ元が模型雑誌のコラム
でして、雑誌掲載時には付しておりません。
単行本化するときには、書くべきかもしれませんが、
実は初出から単行本化までにだいたい3年近い
間隔がありまして、どんな資料で書いたか、
リストアップするのがとても面倒なもので…。
だいたいプトナム系とかドカヴィアを中心に、
インターネットではAerofileなどを参考に
しています。
そんなわけで、言い訳ばかりの長文で、
言葉の足りない部分もあると思いますが、今後も
このサイトをはじめ、皆様の鋭い視線が常に
あることを肝に銘じて、精進したいと思います。
Posted by 岡部ださく/岡部いさく at 2009年07月09日 02:00:36
まぁ、21世紀に実戦配備されつつある戦闘機でも、大きなミサイルを4発吊るすと主翼がもたないくせに、原型機の4〜5倍の値段だとかいうヘンなのもあるらしいぞ。いや、どこの国の何ていう支援戦闘機かよく知らないけど。
海賊をよけて通れば自衛隊は必要ない:あつこば(小林アツシ)のブログ
小川和久のアナライザー「過去の教育を活かさない海賊対策」
http://www.choujintairiku.com/ogawak/
http://www.choujintairiku.com/ogawak/ogawak27.html
趣旨としては、
○海賊対策として被害を避けるのであれば1年前でもできたはず
○それは、民間だってできないわけじゃない。
○海上保安庁のヘリで情報収集をして、怪しい船を見つけたら、海賊達が持っている肩撃ち式ロケットRPG-7の射程外を通るように連絡すればよい。
というものでした。
変な理屈:徒然な日々に
何時ものようにネットを見てて見かけた変な理屈について今回は。
『小川和久のアナライザー』というHPの『過去の教育を活かさない海賊対策』という動画なんですが、その主張の要点を纏めると…
1)ソマリア沖への海自派遣は議論不足。
2)海保を派遣してヘリによる哨戒を行い、危ない船を見つけたら民間船舶にそこを避けるように言えば良い。
3)インド洋派遣のように海自の補給艦を護衛艦付きで出せば補給の問題も無い。
4)何故ならRPG-7の射程は920m程であり、7.62mmの軽機関銃は600m程に過ぎないから範囲に入らなければよい。
5)装甲板が無い海保の警備船や海自の護衛艦が撃たれたらなんて言うのは軍事マニアの弁である。
6)緊急避難や正当防衛で民間船舶が武器を使っても良い。
7)海保は世界で2番目で、装備の新しさはアメリカ以上だし、特殊部隊も持っているのに海保を出さないのはおかしい。
とまぁ、こういう無茶苦茶なものなんですね。
一応この人陸自出身で、陸海空自衛隊に関する本も出しているはずなんですがねぇ?
「日本の戦争力」 著;小川和久、出版社;アスコム
「米軍の新構想では、そのように、撃ち返す手段にパトリオットを使うわけです。パトリオットはマッハ5で飛んでいき、ピンポイントで発射地点を直撃します。これによって、戦術核を使わなくても、せいぜい数千門が1発目しか撃てずに終わってしまいます。ですからソウルは火の海になりません。」
兵頭二十八の放送形式:書評余禄・他 2006年01月21日
この前、小川和久氏著(聞き手・坂本衛氏)『日本の戦争力』(アスコム2005-12刊)を、読みました。
特記すべき目新しい主張は発見できませんでしたけれども、これまでの小川氏の活動の総解説のようになっており、編集者の手間のかかった概括的でハンディな資料集とお見受けしました。
〜中略〜
本書268頁〜270頁に、次のような記述が見られます。
「そこでアメリカは、小型戦術核ではなく地対地のパトリオット・ミサイルを使うシステムの導入を図っています。湾岸戦争で活躍したパトリオットは飛んでくる航空機やミサイルを撃つ『地対空』ミサイルですが、これを地上から敵の地上部隊を撃つ『地対地』ミサイルに転用するものです。すでにシステムの開発は終わっており、近々配備が始まる予定です。《改行》敵の大砲や多連装ロケットが初弾を発射すると、その瞬間にレーダー(対砲レーダー)でキャッチして発射地点に撃ち返すというのは、どこの陸軍でもやっていることです。」「米軍の新構想では、そのように、撃ち返す手段にパトリオットを使うわけです。パトリオットはマッハ5で飛んでいき、ピンポイントで発射地点を直撃します。これによって、戦術核を使わなくても、せいぜい数千門が1発目しか撃てずに終わってしまいます。ですからソウルは火の海になりません。」「やや問題なのは、北朝鮮の240ミリ多連装ロケットでしょうか。」「これは鎌首をもたげて一連の発射(20発)が終わるまでに44秒かかり、……《中略》……約4分で次の発射準備が整うわけですが、この4分間以内にパトリオットが命中するというのがアメリカの構想です。」
このようなシステムが本当にあるのかどうか、兵器オタクではないわたくしはとても気になりましたのでグーグルで調べたところ、一件だけ、次のようなテキストがヒットしました。ある企業広報誌の2004年1月号の対談記事です。
「小川 だから『ソウルは火の海だ!』という話になると、みんな『うわあ!』と思う。けれども、攻撃の兆しが出たらアメリカは、今までなら核攻撃をする。北朝鮮に伝え、中国の了解も得ている。中国に近いところでは核兵器は使わない。しかし核兵器を振りかざすのはイメージがよくないから、今は通常兵器による抑止システムで、来年から配備する予定のパトリオットという地対空ミサイルの地対地型が出来た。北朝鮮には長距離火砲や多連装ロケットがたくさんある。その一発目を発射する。すると、発射した瞬間に対砲レーダーがピンポイントで発射地点を割り出すわけです。その場所にパトリオットが全部ピンポイントで飛んで行く。北朝鮮は一発目は発射することができる。ただそれを発射した直後に、もう次は撃てなくなる。」
このパトリオットの地対地型については英文での検索も試みてみましたが、どうもよく分かりませんでしたので、知人の軍事マニアのT君に手紙で尋ねてみました。彼はたちまち次のような情報を教えてくれました。
──冷戦末期の1988年の春頃、米陸軍の軍団レベルのSSM案として、パトリオットを改良する「T16」という地対地ミサイル案が、「ランスII/T22」(MGM-52「ランス」の改良案)とともに、存在した。後者は射程250kmで、高度な自律慣性誘導装置によりランスの6倍の精度を持たせる。前者もそれと同等の性能を目指したと思われる。この二つの案がその後どうなったかは不詳。確かなのは、2003年10月1日に、ソウル近郊ソンナム空軍基地とソウル市内で行なわれた韓国軍創設55周年記念軍事パレードにおいて、韓国陸軍の装備として米国製のMGM-140「ATACMS」が初公開された。これは射程が150〜300km(弾種による)あり、DMZから平壌の敵司令部まで到達可能で、米陸軍では、射程130km、CEP150mのLanceの後継SSMと位置づけている。自走発射機はMLRSをそっくり流用して2発連装で搭載する。韓国がいつからこれを持っていたかについては、『軍事研究』1998年2月号に、韓国は99年8月までにATACMSを111発購入する予定だと報ずる記事がある。さらに2000年7月に講談社から出た『最新朝鮮半島軍事情報の全貌』には、確かにそれらしい白黒写真がある、と。また03年のパレードには電子光学センサー搭載の国境警戒用無人偵察機も参加しており、これとATACMSがリンク運用される可能性もあるだろう──。
いやはや、マニアは凄いものですね。わたくしのおつむりでは到底これらを記憶しておくことはできないのであります。しかし、要するに、塹壕陣地から発砲を始めた敵砲兵を即時に制圧できるような非核兵器はアメリカの最新技術力をもってしても実現し得ないのである、という、かねてから抱いておりました「相場値」は、これで再確認できたような気がいたします。
第162回国会 外交防衛委員会 第5号 平成十七年三月三十一日(木曜日)
○参考人(小川和久君)「第二点、これは航空自衛隊が導入を進めてまいりましたF2型の対地支援戦闘機、これが石破防衛庁長官の時代にもうこれ今後の調達はしないということが決まったわけであります。これは、まず大変な欠陥機であります。これはもうパイロットだれに聞いても、本音を言う人は、こんなもの欠陥機で困るよと。」
今さらだけど、「内張り装甲」の定義 - 下総ミリタリースクエア
内張り装甲
内張り装甲とは、装甲裏面に内張りしたアラミド繊維(ケブラーなど)とプラスチックの複合材などである。装甲裏面からの剥離物を受け止める耐弾性向上効果(スポールライナー)のほかに、図1.5.2-12に示すように破片の飛散角度を小さくするといった残存性向上効果(スプラッシュライナー)が存在する。
― 弾道学研究会編「火器弾薬技術ハンドブック(改訂版)」財団法人防衛技術協会刊 ―
69 名前:TFR ◆IBMOSAtBIg 投稿日:2009/02/22(日) 12:17:34 ID:??? >64 > そして最後の止めを刺された清谷。もう完全に終わったな・・・ ッ'"'"~゛"/^l'ツ"'フ ヾ ヾ. それはキヨタニさんに対する過大評価だと思うもさ。 ミ ´ ∀ `ミ 彼に羞恥心や自制というものがあると考えるのは 彡 _ ミ おかしなこともさ。 (~.,,._,,.,.,,_,,,.,.,,.,.,,,.,.~)⌒/⌒(^) ⌒ ⌒ > >― 弾道学研究会編「火器弾薬技術ハンドブック(改訂版)」財団法人防衛技術協会刊 ― 「兵器技術のガラパゴス日本における定義など意味を成さない」くらいの事は言うと思うもさよ。 |
コンバットマガジン2009年8月号p119 レア・ミリタリー・テクノロジー 第19回「装甲車の防御力の強化」 清谷信一
スポール・ライナーと装甲
また技本はこの「内面取付型付加装甲」をスポール・ライナーと称している。先に述べたようにスポール・ライナーと装甲は用途が異なる。実際に増加装甲やスポール・ライナーを製造、あるいは使用している外国の装甲や装甲車両のメーカーはそのように認識している。本号で筆者はトルコの見本市IFEFのリポート(P.68〜)を掲載しているが、その会場でいくつかのメーカーの人間に「内面取付型付加装甲」の写真を見せた。ダイ二ーマの製造元であるDSMダイニーマ社のテクニカル・アプリケーション・マネージャーのウィリアム・ルーバース氏は「これはスポール・ライナーではない」と明言した。他の関係者も同様の意見だった。また筆者が10年ほど前、かつて軽装甲機動車の開発にかかわった陸幕広報室の二佐から「軽装甲機動車の開発時にスポール・ライナーを付加しようという案があったが、コストが高くなるから止めた」という話を聞いた。彼はスポール・ライナーの装着は弾丸などの貫通を防ぐ目的ではないと明言していた。陸自と技本と認識が異なるらしい。
別に国際機関が用語の定義をしているわけでもないので、何をどう定義しようがそれは自由だが、国際的な常識とあまりに異なる定義をしていると、外国との無用なパーセプション・ギャップを招くだけである。技本は海外の研究者や、メーカーともっと積極的に交流を持ったほうがいいのではないだろうか。
[PDF] Ballistic Protection Against Armour Piercing Projectiles Using Titanium Base Armour
The target configurations consist of a very hard outer layer, a Ti-6Al-4V base armour and sometimes a polyethylene composite spall-liner.
81: 今話題のアメリカ下院での軍事予算ですが、
下院の決議案にこんな文言があるそうです。
http://aviation-space-business.blogspot.com/2009/06/f-22_27.html
*ミサイル防衛庁に対し、合衆国のミサイル防衛をNATO加盟国とその他欧州各国に限定する
知らなかったんですが、大問題じゃないですか?
日本向けのノドンすらアメリカ軍は絶対防衛するなよと言ってるわけですよね?
以前横須賀の配備されてるイージス艦は、中距離弾道ミサイルしか撃ち落とせないんだから、
日本向けに決まってると書かれていましたが、
アメリカは日本を攻撃するミサイルなんて撃ち落とす気は無いんじゃないですか?
86: >84
原文は >81 と逆の意味だよ
87: 81の元の文章はこれ。
Restrictions on the Missile Defense Agency limiting U.S. engagements with NATO and European allies regarding missile defense.
81が紹介している日本のサイトは翻訳ミスしてるね。
×ミサイル防衛庁に対し、合衆国のミサイル防衛をNATO加盟国とその他欧州各国に限定する
↓
○ミサイル防衛庁に対し、NATO加盟国とその他欧州各国が合衆国と約束しているミサイル防衛を制限する規制
これGBIの東欧配備計画を一時、制限する(ロシアとの交渉中はストップさせる)という意味でしかない。
韓国だって同じだ。首都ソウルは、北朝鮮の短距離弾道ミサイル(スカッド)や地対地ロケットの射程内にあり、かねてより強烈な軍事的脅威にさらされている。なのに、なぜ敵基地攻撃論は高まらないのか・・・。
一見すると、敵基地攻撃論を本当に必要としているのは、アメリカや韓国のはずなのに。
この疑問への回答はこうだ。米韓軍は北朝鮮のミサイル基地を攻撃したくとも、出来ないのである。それは北朝鮮の銃口が両国の頭に突き付けられているからだ。
〜中略〜
もし地下の北朝鮮軍陣地からBC兵器が発射されれば、ソウル市街、在韓米軍、軍事境界線に近い韓国軍部隊は壊滅的な打撃を受ける。これが米韓両軍の頭に突きつけられた北朝鮮の銃口なのである。
〜中略〜
米韓軍の持ち駒すべて使っても、巧妙に作られた北朝鮮の地下陣地を瞬時に破壊する事は不可能だ。
だから米韓軍による敵基地(先制)攻撃論は沸き起こらない。そんな中で日本だけが敵基地攻撃論を活発化すれば、北朝鮮が持つBC兵器の威力を宣伝しているようなものである。米韓は即座に日本に対して「敵基地への先制攻撃は止めてくれ」と言い出すだろう。
そんな朝鮮半島事情を知ってか知らずか、先制攻撃を唱える自民党・国防族を米韓軍は苦々しく思っているに違いない。
韓国の国防計画、「先制打撃」を初明示 北朝鮮核・ミサイルを想定:日経新聞 6月26日
韓国国防省は26日、2020年まで軍の近代化を推進する「09―20国防改革基本計画」を発表した。北朝鮮による核・ミサイル攻撃という有事を想定し「先制打撃」の概念を初めて明示し、北朝鮮全域のミサイル基地を打撃できる能力の確保などを盛り込んだ。聯合ニュースによると関連事業費は599兆3000億ウォン(約44兆5000億円)を見込む。
現計画は盧武鉉(ノ・ムヒョン)前政権時の05年に策定したが、最近の核実験や弾道ミサイル発射など「脅威への対応能力を再評価し必要な戦力を確保」(李相憙=イ・サンヒ=国防相)するため大幅に修正した。核・ミサイルによる攻撃を受ける前に「できるだけ敵地域で攻撃を遮断、除去」する先制攻撃能力の増強を目指す。
国防部「北核・ミサイル発射直前に打撃」:中央日報
国防部は有事時、北朝鮮が核や弾道ミサイルなどの大量破壊兵器を発射する際、その前に打撃できる能力を備えられるよう能力を高める計画を発表した。
国防部は26日に発表した「国防改革2020調整案」で「核、弾道ミサイルなど北朝鮮の非対称的脅威を敵(北朝鮮)地域で最大限遮断・除去するために精密な打撃・迎撃能力を拡充する計画だ」と明らかにした。
調整案は2005年に作られた「国防改革2020」を最近、北朝鮮の核・ミサイル脅威の高潮と経済状況などにより新たに構成した。国防改革予算は2005年に立案された621兆3000億ウォンから22兆ウォン減った599兆3000億ウォンに調整された。
調整案によると北朝鮮が核または弾道ミサイルで韓国を攻撃する兆しが見えれば▽多目的実用衛星、偵察機、無人偵察機、弾道弾早期警報レーダーなどで監視偵察▽F−15Kと合同遠距離攻撃弾などで(先に)精密打撃▽それでも韓国に飛んできた北朝鮮のミサイルは海上迎撃誘導弾と地上パトリオットミサイルで迎撃する−−という概念を盛り込んだ。またミサイルが韓国地域に落ちた場合に備え、個人及び部隊別に防護体系を強化するなど、4段階で対応する。防護体系には核爆発時に出る強い電磁気波(EMP)に対する対備策も含まれている。
こうした対応に向け、国防部は現在、北朝鮮の平壌(ピョンヤン)−元山(ウォンサン)以南までである韓国軍の精密打撃能力を2020年まで北朝鮮全地域に拡大する計画だ。海上迎撃誘導弾では米国が開発中のSM−6または海上用PAC−3の導入を検討中だ。
北朝鮮特殊戦部隊に対しては無人地上監視体系(UGS)と多機能観測鏡などで探知した後、遠隔運営統制弾と昼夜間の照準鏡が結合された武器で浸透を阻止することにした。北朝鮮の西海(ソヘ、黄海)側侵犯に備えて2018年までペンリョン島など西海5度に配置した4000人を削減することにした基調を修正し、2020年まで3200人のみ減らすことにした。
国際平和維持活動のために3000人規模の海外派兵常備部隊も置くことにした。海外派兵常備部隊はそれぞれ1000人で、常備部隊と交代用である予備部隊、別途指定部隊で構成されている。
調整案には再び急増するサイバー脅威に備え、情報保護司令部も来年初めに創設することにしたほか、各指揮官と将兵たちの安保意識向上を担当する精神全力開発院が早ければ来月、国防大学に新設される。
世界で2例目の潜水艦攻撃ロケット魚雷…性能は世界一:中央日報
水上艦から発射され動力飛行し、水中の敵潜水艦を攻撃する新型のアスロック(ASROC:Anti−Submarine Rocket、艦載用対潜兵器の一つ)「ホンサンオ(紅鮫)」が22日、国内で開発された。
国防科学研究所(ADD)が開発したホンサンオは、垂直発射型(VLS)の対潜ロケットとしては米国に続き、世界でも2例目となるが、性能は世界最高だ。
RPK-9 Medvedka SS-N-29 - GlobalSecurity.org
The system can be modified and suited for installation on customer's operational ships to provide inclined or vertical launch on request.
[地平線] 武器開発能力 | 韓国日報
しかし自尊心に水を差す報道もたびたび聞こえる。国産対空ミサイル「天馬」は納入前から全面改良中で、携帯対空ミサイル「神弓」は夜間作戦が不可能であり、国産対空砲「飛虎」の命中率は旧型エリコン砲にも大きく及ばない、などの指摘が国会で提起された。
昨年には、10年以上かけて開発された長魚雷「白鮫」と短魚雷「青鮫」に、実戦配備後に深刻な欠陥が発見され、海軍が開発企業に損害賠償を要求したこともあった。これらはいずれも、開発成功発表当時には例外無しに「世界最高性能」と広報された兵器だ。
表紙 | 書籍の紹介 |
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図説 世界の「最悪」航空機大全 ジム・ウィンチェスター著 松崎豊一監訳 ISBN4-562-04236-4 A5判 2520円 2009/2/20刊 原書房 |
核通過優先で領海制限 津軽、宗谷など5海峡:中国新聞
政府が宗谷、津軽など五つの重要海峡の領海幅を3カイリ(約5・6キロ)にとどめ、法的に可能な12カイリ(約22キロ)を採用してこなかったのは、米軍の核搭載艦船による核持ち込みを政治問題化させないための措置だったことが21日、分かった。政府判断の根底には、1960年の日米安全保障条約改定時に交わされた核持ち込みの密約があった。複数の元外務事務次官が共同通信に証言した。
〜中略〜
米政府は冷戦後、日本にも寄港した空母などから戦術核を撤去したが、「核の傘」の屋台骨である戦略原潜は今も核弾道ミサイルを搭載し、日本近海を航行しているとみられる。(共同通信編集委員 太田昌克)
インタビューズ (2009年04月12日)
あの「飛翔体」騒動は一体何だったのか
軍事ジャーナリスト、田岡俊次氏・神浦元彰氏インタビュー
神浦元彰氏(48分)
※33分18秒〜33分55秒
「例えば、北朝鮮がですね、核兵器の小型化。要するに、弾道ミサイル、ノドンに載せられるようなですね、1トン以下の大きさにする、小型化するというのは、恐らくしないと思います。その必要は無いんですよ。で、また、1トン以内のですね、小型化に成功した場合はですね、必ずですね、核実験によって検証しないといけないんです。本当に小型化が成功したかどうかって・・・これやってないんですよ。やろうともしていないんです。ね、ですから、北朝鮮が、小型化の、その〜弾頭を、開発したとか、配備したとか、っていうのは、100%嘘です。有り得ないです。」
※36分43秒〜37分03秒
「最初の話題に戻りますけど、あの〜、核兵器の、小型化というのは、北朝鮮は、その努力もしていないし、技術力も無いと。それから、それに小型化に必要な核実験もしていないと。という事が言えるので、恐らく・・いえ絶対に、ノドンにですね、積む事など不可能、到底不可能です。」
実験成功時には核兵器の小型化も可能…南北の均衡崩れる恐れも:中央日報
北朝鮮の2回目の核実験で、韓半島における南北間の戦略バランスが崩れる可能性が指摘されている。一般的に2回目の核実験に成功すれば核兵器を本格生産できる技術的な基盤を持てるとみるためだ。2回目の核実験は核兵器小型化と質的な改善のためのテストだ。それで垂直的核拡散という。これに対し初めて核兵器に接する1回目の核実験は水平的核拡散という。
最近のケースを見ると、インドは1974年に1回目の核実験に続き、98年に2回目の核実験を実施した後、核兵器を小型化した。パキスタンも80年代半ばに核物質を抜いた核爆発装置の爆発実験を20回にわたり実施した。これを基に98年に本当の核実験を行った。パキスタンはこの際に核兵器を小型化した。2006年に続き2年ぶりに2回目の核実験を行った北朝鮮も同じプロセスを経るものとみられる。今回獲得した核データは核兵器の安定性と兵器としての信頼性を確保するのに重要な資料となる。
北朝鮮が25日に実施した核実験に成功したならば、今後弾道ミサイルに搭載できる重さ1トン以下の核弾頭を生産できるようになる見通しだ。北朝鮮はプルトニウム40キログラムを保有しており、小型化により10基以上の核弾頭を生産できるものと推定されている。北朝鮮が10基以上の核兵器を持つ中小型核保有国に変身する可能性が大きいということだ。中小核保有国は攻撃を受けた後に核で報復できる能力を持つ。
北朝鮮:核小型化に成功、「ノドン」搭載…国際調査機関:毎日新聞 2009年4月1日
【ジュネーブ澤田克己】安全保障問題を専門とする国際シンクタンク「国際危機グループ」(本部・ブリュッセル)は31日、北朝鮮が核爆弾の小型化に成功し、日本を射程に入れる中距離弾道ミサイル「ノドン」(射程約1300キロ)用の核弾頭を配備した、との報告書を公表した。関係国政府の内部メモに基づく情報という。事実ならば日本にとって重大な脅威となる。
報告書はまた、ノドンの実戦配備数を最大320基と見積もった。韓国政府は北朝鮮が保有する核兵器数を6〜8個と推定しているが、うち何個が弾頭化されたかは不明だ。
北核実験・識者談話:時事通信
◇日本への脅威増大
軍事評論家で拓殖大客員教授の江畑謙介さんの話 北朝鮮がこの時期に核実験を強行したのは、4月5日の長距離弾道ミサイル発射を非難した国連安全保障理事会の議長声明に対する、反発の意思表示と思われる。より強硬な態度を示して瀬戸際外交をさらに強めても、もはや失うものはないという判断だろう。2006年の最初の地下核実験は失敗だったという説が強いが、今回は発生した地震の規模が前回より大きく、成功した可能性がある。北朝鮮が弾道ミサイルに搭載できる核弾頭を持った恐れが強まり、日本にとっての脅威は大きく増大したといえるのではないか。
◇核実験偽装の可能性も
軍事評論家の神浦元彰さんの話 本当に核実験かどうかは、米軍などによる大気測定の結果が出るまで約1週間かかるため、まだ分からない。核実験に必要な、放射能が地上に漏れないよう「ふた」をする工事や、測定用ケーブルの敷設をした形跡が確認されていない。地下の廃坑に大量の火薬を仕掛け、核実験を偽装した可能性も否定できない。核実験だったにせよ偽装にせよ、北朝鮮の行動は最近、説明がつかない。金正日総書記の判断力に問題が生じ、党と軍部が協調できなくなっている状況も考えられる。
○岸井成格『特にあのー、P-3Cの所で、ちょっと気になるんですが、あれは、実際の任務って何があの飛行機の目的かと言うと、対潜哨戒機なんですよ。潜水艦の情報を得るっていうのが、あの飛行機の目的なんですよ、元々。いわゆる警戒でね、上空を飛ぶというのは全然違うんですよ、役割が。少なくともそういうものを派遣するってことは、次のステップを考えてるって事ですよね?』
○関口宏『何だろ、目加田さん』
○目加田説子 『なんか不気味ぃ、ですよねぇ・・・(以下略』
「ポストPAC3」急務:産経新聞 2009年5月5日
PAC3のライセンス生産は日米合意に至るまで曲折があった。日本側は生産設備を整え、自前で修理できる利点からライセンス生産を要求。防衛産業の技術基盤向上に寄与するとの判断も働いていた。最先端の技術譲渡に難色を示していた米側も容認姿勢に転じ、ミサイル防衛(MD)が日米同盟の深化の象徴であることを裏づけた。
ただ、「PAC3の次を検討することも急務」(防衛省幹部)。米国は約20年後を目標に、PAC3の後継となる中距離拡大防空システム(MEADS)をドイツやイタリアと共同開発しており、これが自衛隊の装備として適しているか疑問視されるからだ。
MEADSでは、地上部隊を防護するため、発射機などを縦横無尽に移動させる機動性に重きが置かれている。イラク戦争のような地上戦に生かすための能力向上とみられ、PAC3で政経中枢の拠点防護を想定した自衛隊の運用構想には、現時点でそれほどの機動性は求められていない。
ライセンス生産では、PAC3を含め装備品に占める国産化比率が低下傾向にある。防衛費も7年連続の減少で、防衛産業は苦境に陥っており、防衛生産基盤の維持は深刻な課題だ。PAC3の後継には、「陸上自衛隊の新中距離地対空誘導弾(新中SAM)のような純国産装備品の改良を図るべきだ」(自衛隊幹部)との指摘もある。
北朝鮮の衛星軌道投入、露軍高官も「失敗」:読売新聞
ロシア軍参謀本部の高官は6日、北朝鮮が地球を周回する軌道への「人工衛星」の投入に失敗したと述べた。
インターファクス通信が伝えた。
ロシア軍は北朝鮮の弾道ミサイル発射を監視していたが、この高官は「宇宙空間を監視する我々のシステムは北朝鮮の衛星を記録していない。軌道上に衛星はない」と説明した。