25 Су-25 вскоре прибудут в Ирак из России
Уже прибыли системы ТОС-1 "Буратино" #Ирак pic.twitter.com/PsFJ8eYCKv
— Иван Ант (@nopilotfriday) 2014, 7月 29
そして10月1日、イラク軍砲兵部隊のパレードにTOS-1Aが公式に姿を見せたことがアルマダ・プレスによって報じられています。イラク軍砲兵総局はロシアから受領したTOS-1Aは、イスラム国(IS)との戦いで衝撃的なものとなると今後の使用を宣言しました。
المدفعية العراقية تعلن قرب استخدام القاذفة الروسية (TOS-1) وتؤكد: ستكون صادمة لداعش
More TOS-1 MLRS displayed by Iraqi Army...Russia accelerated delivery of weaponry Now it's a "daily show" rate. pic.twitter.com/3P3JGavubN
— Harry Boone (@towersight) 2014, 10月 1
تقرير قناة العراقية عن أحتفال صنف المدفعية بالذكرى ال 93 لتأسيسه
TOS-1AはTOS-1の改良型です。この自走式多連装ロケットは特殊な兵器システムで、通常の多連装ロケットが数十kmの射程を持ち遠距離の敵を攻撃する目的に対し、TOS-1Aは僅か数kmの射程しかなく、ロケットの推進剤を少なくして弾頭重量を大幅に増やしています。TOS-1は射程が短い為に敵に接近する必要がある為、装甲の厚いT-72戦車の車体を使用しています。
ロケットの弾頭はサーモバリック爆薬で、他の種類の弾薬は設定すらされていません。サーモバリック爆薬は燃料気化爆弾に似た性質の爆発物で、燃料気化爆弾が液体燃料を気化させて大爆発を引き起こすのに対し、サーモバリック爆薬は固体燃料を気化させて大爆発を引き起こします。ロシア語で重火炎放射システム(тяжёлая огнемётная система)と名付けられた通り、目標を火炎で包み込み制圧します。
TOS-1はロシアがソ連時代にアフガニスタンに侵攻した際に敵ゲリラ兵を近距離から殲滅する目的で開発され、アフガニスタンで最初に実戦投入されています。正規軍と戦うための兵器ではなく、ゲリラ掃討に特化して設計された兵器です。
・ロシア軍での演習の様子
重火炎放射システム(ТОС; тяжёлая огнемётная система)
ТОС-1 ≪Буратино≫ TOS-1「ブラチーノ」 30連装
ТОС-1А ≪Солнцепёк≫ TOS-1A「ソンツェピョーク」 24連装
・戦闘車両 БМ-1 (Объект 634Б) - 自走ロケット発射機
・弾薬補給車 ТЗМ-Т (Объект 563)
・弾薬 НУРС МО.1.01.04ロケット弾
【追記】Солнцепекは正しくはСолнцепёкで、発音的にカタカナ表記はソーンツェペクではなく「ソンツェピョーク」の方が近いようです。本文を含めて修正しておきます。ロシアの新聞ではあまりеとёの区別がされておらず、国営のRIAノーボスチ通信ですらСолнцепекと報じていたので、こちらで思い込んでいました。
Ирак подтвердил получение российских систем залпового огня - РИА Новости
Иракская армия в скором времени начнет использовать российские тяжелые огнеметные системы залпового огня ТОС-1А "Солнцепек"