週刊オブイェクト

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イスラエル軍は白燐弾を言い訳目的で使っている???
(JSF at 01/30 22:51)
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既に何度か書いている事ですが、イスラエル国防軍(IDF)の使用していたM825A1白燐弾は発煙弾(煙幕弾)として設計されており、通常榴弾や専用設計の焼夷弾と比べて殺傷力が大きく劣ります。(「有効範囲と散布密度」及び「焼夷能力と貫通力」)この事実も十分に広まってきたと思うのですが、それを受けて逆に「白燐弾は殺傷力が低いからこそ使っているのだ、榴弾は威力が高すぎるから使えないのだ」という意見が出ています。


白燐弾使用の何が問題か - 児童小銃 2009-01-17それに対して週刊オブイェクトでは次のように反論している。対人殺傷を目的とした場合、白燐弾は効率が悪すぎる、殺傷目的なら普通の榴弾を使うはずだ、と。

だがこれは理屈がおかしいのではないか。いくら効率が良くても、いや効率が良いからこそ、民間人が多い人口密集地に榴弾を打ち込んだら大問題になる。白燐弾は煙幕弾だと言い訳できるのでそういう場所でも使える便利な兵器、ということなのではないか?

イスラエル軍は民間人の犠牲者が出ること自体は恐れていないようだが、言い訳できない形で民間人を殺傷することは避けていて、砲撃や爆撃は軍事目標に限定しているはずだ。しかしそれだと武装勢力がややこしい場所に紛れ込んだ場合は攻めあぐねてしまう。

そこでそのような場所では言い訳できる兵器として白燐弾を使っている、という可能性はないか? 効率が悪いので武装勢力を殺傷することは難しいだろうが、民間人の犠牲者を出すことで戦略爆撃的な効果を期待できるのではないか?

だとするなら、ガザ攻撃を認めない立場からは、言い訳できる兵器の言い訳を容認するわけにはいかない。攻撃ではないと称して攻撃できる抜け道は塞いでおかなくてはならない。そういう意味では白燐弾使用を非難するのは意味のあることなのではないかと思った。
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